その7 忘年会シーズン
これでも夏なのと思うくらい、雨嵐の肌寒い日が続いてます。
気候異常でも、お隣のボフツカワ(Pohutukawa,ニュージーランドクリスマスツ
リー)は満開で、クリスマスが近い事を私達に教えてくれます。
常緑に緑に真っ赤な花が咲くボフツカワは11月末から咲き始め、オークラン
ドの夏の象徴です。
12月に入ると一年の終わりという感じで、忘年会シーズンです。
ニュージーランドは小学校から大学まで2月頃が新学期で12月が一年の終了
なので、12月はなおさらこれからの長い夏休みに向けて、一年のまとめって
いう行事が多いのです。
仕事関係、プライベートのクリスマスパーティー、忘年会も11月の末くらい
から始まります。
私達の某公館のフォーマルなおよばれを皮切りに、すでに三つのパーティーに
参加しました。
まず毎年夫婦でお招き頂いている、某公館のパーティー。
フォーマルなので、主人はスーツ、私は主人の国のビルマの民族衣装を着る。
今年は、着物姿の方も多い。一年ぶりに再会する人もいるし、250人の招待
客で知ってる人も多く、挨拶してまわるだけでもたいへん。
家族の近況や、クリスマス休暇の予定など聞きあう。
私がいつも関心するのは、キーウィー人がよく名前を覚えていること。
私は顔見知りなのに、名前が思い出せない人がいてひやひやした。
この手のパーティーは立食で、ワイングラス片手に、おしゃべりの間にちょっ
とフィンガーフードをつまむって感じである。
ガーデンパーティーで体は冷え切り、家に帰って暖かいコーヒーに一息ついた。
二つ目はその翌々日のお茶会。
お花で先生でもある友人宅のお茶会によばれる。
オークランドから数人乗り合わせて、車で45分海のみえる友人宅へ。
今日は、わたしも張り切って浴衣を着る。待ち合わせの場所に出かけると、
友人達は小紋や色無地で、私もちゃんとした着物にすればよかったとちょっぴ
り反省。
お茶室は本格的なもので、ここは本当にオークランド、日本にいるんではと錯覚しそうになる。
玄関には、グリーンのお化けアンスとポインセチヤの生け花が生けられていた。
茶室の外には芝生が広がり、松の枝ごしに海が見渡せる。ちょうどその日はヨ
ットがでていて、時々海上で白い帆がちらちら揺れる。
床の間にはちいさな木製のクリスマスツリーが飾られていた。
Y子さんが日本から取り寄せた塩漬けのさくらの葉で作った桜餅と、一保堂の
お抹茶との取り合わせがすばらしく、ため息がでる。
さくら餅のお重がはいったお重をあけると、さくらの葉の匂いがお茶室いっぱ
いに広がり、一同感激する。
日本にいても、着物を着てお茶会にでることはめったとなかったのに、誘って
くれる友人に感謝。
10年も外地に住むと、日本の文化に触れるたびに、私の昔の記憶が呼び戻さ
れ、懐かしい思いがする。
帰路は、もっぱらクリスマス、御節料理の話で盛り上がった。どこそこの日本
食料品店で黒豆が手にいるとか。
我が家もお雑煮くらいは作ろうと思った。
三回目はコーラスグループのクリスマスパーティー。
日本風の洋食レストランでのフルコース。コーンクリームスープ、和牛の
ステーキに季節のグリーンアスパラ添え、デザートは季節のフルーツ盛り合
わせとシュークリーム。あっさりした甘みのシェリーで始めて、ニュージーラ
ンド産のシャルドネ(白ワイン)、ピノノア(赤ワイン)を楽しむ。
食事の後は、一曲ずつ好きな歌を歌う。
70年代のフォークソング、「風」、「小さな木の実」で盛り上がる。でも、
驚いたことに、20台のメンバーの中にはこれらの曲を知らない人もいて、
ショック。年代の差を感じる。私はここ数年の日本の流行歌を知らないし、
おあいこである。
12月は行事をこなしながら、一年を振り返りながら過ぎていく。
去年のそうだったし、また来年もこうして年が過ぎていくのだろうな。
私達はだんだん年をとっていくし、このままのんびりとニュージーランド
にいてもいいかなと思う。
6月から「出たっきり邦人」のライターに加えて頂き、半年たちました。
今年はあっという間にメルマガの締め切りがやってきて、毎回書くのがや
っとでした。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
皆様、楽しいクリスマス、よいお正月をお迎え下さい。
これでも夏なのと思うくらい、雨嵐の肌寒い日が続いてます。
気候異常でも、お隣のボフツカワ(Pohutukawa,ニュージーランドクリスマスツ
リー)は満開で、クリスマスが近い事を私達に教えてくれます。
常緑に緑に真っ赤な花が咲くボフツカワは11月末から咲き始め、オークラン
ドの夏の象徴です。
12月に入ると一年の終わりという感じで、忘年会シーズンです。
ニュージーランドは小学校から大学まで2月頃が新学期で12月が一年の終了
なので、12月はなおさらこれからの長い夏休みに向けて、一年のまとめって
いう行事が多いのです。
仕事関係、プライベートのクリスマスパーティー、忘年会も11月の末くらい
から始まります。
私達の某公館のフォーマルなおよばれを皮切りに、すでに三つのパーティーに
参加しました。
まず毎年夫婦でお招き頂いている、某公館のパーティー。
フォーマルなので、主人はスーツ、私は主人の国のビルマの民族衣装を着る。
今年は、着物姿の方も多い。一年ぶりに再会する人もいるし、250人の招待
客で知ってる人も多く、挨拶してまわるだけでもたいへん。
家族の近況や、クリスマス休暇の予定など聞きあう。
私がいつも関心するのは、キーウィー人がよく名前を覚えていること。
私は顔見知りなのに、名前が思い出せない人がいてひやひやした。
この手のパーティーは立食で、ワイングラス片手に、おしゃべりの間にちょっ
とフィンガーフードをつまむって感じである。
ガーデンパーティーで体は冷え切り、家に帰って暖かいコーヒーに一息ついた。
二つ目はその翌々日のお茶会。
お花で先生でもある友人宅のお茶会によばれる。
オークランドから数人乗り合わせて、車で45分海のみえる友人宅へ。
今日は、わたしも張り切って浴衣を着る。待ち合わせの場所に出かけると、
友人達は小紋や色無地で、私もちゃんとした着物にすればよかったとちょっぴ
り反省。
お茶室は本格的なもので、ここは本当にオークランド、日本にいるんではと錯覚しそうになる。
玄関には、グリーンのお化けアンスとポインセチヤの生け花が生けられていた。
茶室の外には芝生が広がり、松の枝ごしに海が見渡せる。ちょうどその日はヨ
ットがでていて、時々海上で白い帆がちらちら揺れる。
床の間にはちいさな木製のクリスマスツリーが飾られていた。
Y子さんが日本から取り寄せた塩漬けのさくらの葉で作った桜餅と、一保堂の
お抹茶との取り合わせがすばらしく、ため息がでる。
さくら餅のお重がはいったお重をあけると、さくらの葉の匂いがお茶室いっぱ
いに広がり、一同感激する。
日本にいても、着物を着てお茶会にでることはめったとなかったのに、誘って
くれる友人に感謝。
10年も外地に住むと、日本の文化に触れるたびに、私の昔の記憶が呼び戻さ
れ、懐かしい思いがする。
帰路は、もっぱらクリスマス、御節料理の話で盛り上がった。どこそこの日本
食料品店で黒豆が手にいるとか。
我が家もお雑煮くらいは作ろうと思った。
三回目はコーラスグループのクリスマスパーティー。
日本風の洋食レストランでのフルコース。コーンクリームスープ、和牛の
ステーキに季節のグリーンアスパラ添え、デザートは季節のフルーツ盛り合
わせとシュークリーム。あっさりした甘みのシェリーで始めて、ニュージーラ
ンド産のシャルドネ(白ワイン)、ピノノア(赤ワイン)を楽しむ。
食事の後は、一曲ずつ好きな歌を歌う。
70年代のフォークソング、「風」、「小さな木の実」で盛り上がる。でも、
驚いたことに、20台のメンバーの中にはこれらの曲を知らない人もいて、
ショック。年代の差を感じる。私はここ数年の日本の流行歌を知らないし、
おあいこである。
12月は行事をこなしながら、一年を振り返りながら過ぎていく。
去年のそうだったし、また来年もこうして年が過ぎていくのだろうな。
私達はだんだん年をとっていくし、このままのんびりとニュージーランド
にいてもいいかなと思う。
6月から「出たっきり邦人」のライターに加えて頂き、半年たちました。
今年はあっという間にメルマガの締め切りがやってきて、毎回書くのがや
っとでした。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
皆様、楽しいクリスマス、よいお正月をお迎え下さい。
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