オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その1 富士登山から戻ったら 29-06-04

2007-08-15 09:39:57 | 第1-10回
            ・・・その1・・・富士登山から戻ったら

始めまして。
今回、ニュージーランド、オークランド市から「出たっきり邦人」を配信する
ことになったTamakiです。
夫の転職に伴い、一家でオークランドに住み始めて11年がたちました。
11年を振り返りながら、仕事でかかわったマオリ社会、子育て、生活全版に
わたっての思い出を語ります。時には、リアルタイムのオークランドのイベン
トをレポートしていきます。

さて第一回目はどうして、私達がオークランドにやってきたかお話します。
それは1992年の夏休み。これが日本での最後の思い出にと、私達は富士
登山にでかけました。その時はすでにアメリカへの移住を決めていたのです。
2泊の旅行から帰り、郵便受けを覗くと、オークランドの大学からの手紙。
夫をLecturerとして採用するから、来年2月の引っ越してくるようにとの
お達し。最初に願書をだしてから丸3年がたってました。
だめなものと思って、義兄を頼ってサンフランシスコへ行く事にしていたの
です。旅行中、この事ばかり話してたし、急には頭が切り替えられない
私達夫婦。
当時10歳の娘、8歳の息子は、「羊のたくさんいる国にいくんだね」という
程度の理解しかありませんでした。

ビルマ人の夫には、日本は好きな国だけど、生活するには難しい所でした。
子供たちを英語圏育てたいという思いと、定住の地を探すべく、夫はアメリ
カ、オーストラリア、シンガポール、ニュージーランドと仕事探しをしてま
した。仕事さえあれば、私達はどこでもよかったのです。
(ニュージーランドファンの皆様ごめんなさい)

急遽それまで勤めていた花屋をやめ、とりあえず引越しに向けて、準備開始。
やった事がある人なら、ご存知ででしょうが、国際引越しはなかなか面倒。
すべて箱詰めにし、税関申告のための内容物のリスト作り。出発前の京都の
狭いアパートはコンテナ一個分にダンボールの山積みで、足の踏み場もない
ほど。

翌年2月4日。雪の名古屋空港から、大学指定のニュージーランド航空で、
私達はオークランドに向けて出発しました。
オークランド空港には、大学の先生が迎えにきてくれてました。
空港から町へ行くモートウェイから見えた、吸い込まれるような青い空。
今での印象に残ってます。都会だけかもしれないけれど、晴れてても日本の空
は曇ってますよね。
今でも海外旅行から帰ってくるたびに、この空が又私を迎えてくれると感じ
ます。

次回は、私の就職活動をお送りします。
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