◆そよ風の彩(いろどり)・来生たかお様フアンの掲示板◆

✤そよ風のような心地よさと、こもれびのようなあたたかさ、
寛ぎを感じられる憩いの場所にできたら嬉しいです✤

恋人岬と遺言状

2008年05月28日 | 日常、お花と風景
今年に入り、まるで念仏を唱えるかのように「たまには帰ってきなさい」と
実家の両親から、電話が入っていました。
何でまた、そんなに!?私も何かと忙しいのよ・・・と
言っては受話器を静かにおくという日々が続いていました。
それを、職場の友達に話したら・・・
「そういう時は、きっと何かが有るのよ、行ってあげなさい」
そう言われてみれば、そうだわ、こんなにうるさく^^;逢いたいというのは
やっぱり何か訳があるのかな・・・。
言われてみれば、そうね・・両親は、四捨五入すればもう80。

という事で急遽、実家へ帰ってきました。
私が育った地はこんな景色、海沿いの小さな町なんです。
右側の写真を見てもらうと分かると思いますが、この小さな島?みたいな所へも
水面に浮く道?づたいに歩いて行けるんですよ。
ちょっといい雰囲気でしょう。
右手を御覧下さい、海の中に一際鮮やかに映える赤い橋が
かの有名な?「米山大橋」で御座います(越後交通のバスガイド風に(笑)



しばし、波も穏かな朝の海の風景を楽しみつつ、自然の中に咲くこの紫色の花
なんの花なんでしょうね?しっかり見逃さずカメラにおさめて来ました。



そして、折角ですから「恋人岬」へ、ここは佐渡島に住む「お弁」という船宿の娘が
あの有名な?「たらい舟」を漕いで、海の向こうに見える常夜灯を頼りに
柏崎に住む船大工「藤吉」の元へと逢いに来、
短い逢瀬を楽しんで、再びたらい舟に乗って小木へ帰った。

こんな日々を何日も重ねるが、やがて藤吉はあまりにも激しいお弁の深情が恐ろしく
なり、ある夜お弁が海上を途中まで来た時刻を見はからって、
常夜灯の灯を吹き消してしまった。
さてその後「お弁」はどうなってしまったでしょう。

ですけどねェ、お弁の深愛が恐ろしくなり、って、
結局 男って飽きるんじゃないのかしら?

飽きたなんていえないもんだから、思ってくれるのは嬉しいけど「ちょっと重荷に・・」
とかいうのよね。これって男のエゴよね!

女は心から愛して・・精一杯つくして、切ない思いに苦しむなんて
あーアホくさい
という事で、結果、お弁は水死体にという悲恋物語なんですが、

写真のジジババは、そんなの関係ねぇ、と、はしゃいでいました^^;
ババはこのベンチでズボンが汚れるのが嫌だと言い張り、ちゃっかりジジの
膝を座布団にしていました



ここは「鬼穴」です。水面が澄んでいてとっても綺麗でした。
夏場なら泳げます!そして毎度のごとく「鯛の浜焼き」500円なり!を
食べて来ました。やっぱり焼きたては美味しいですね~。


それで、この度、両親がこの私に会いたかったのは「遺言状」の確認でしたが、
こんなに元気そうに見える両親でも、やはり今日・明日・・・
何が起るかわからない、そんな歳なんですね・・・。

5:31:140:76 5:30:171:69 5:29:220:78 5:28:189:79
コメント (28)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする