4日目 高天原山荘(2120m)~温泉沢~温泉沢ノ頭(2870m)~赤牛岳(2864m)~ 読売新道~
奥黒部ヒュッテ(1500m)泊 今回一番のロングコースです。歩行11~12時間の予定
昨日入った高天原温泉の側を通り抜け温泉沢を遡る。飛び石で渡渉を繰り返しながら進む。ガイドさん
誰かが落っこちるのを期待しておもしろがっていたけど、それどころじゃないよ~と思いながら渡る~
水の多い所など渡る様子を撮る余裕なし・・・
沢が済んでいよいよ登山道分岐点(2350m)から500mの急登に取り付く。樹林帯~ハイマツの
急登を重いリュックを背負っての登山、これほど辛かったこと今迄になかった。もうこの年齢になると
荷物を軽くしないと歩けないと実感した!!
山並みに朝日が当たってきて良い天気で嬉しい~
やっと稜線に出る~
温泉沢ノ頭
遥か槍ヶ岳・穂高連峰が見えてきて感激~
北アルプスの山々が360度の眺望で見渡せる稜線を赤牛岳に向かう~
赤牛岳山頂到着 ~万歳~10:35着 赤牛岳は飛騨山脈中部にある北アルプス最奥の山で
赤茶けた山肌と牛が寝そべっているような穏やかな山容が山名の由来とか・・・
四周を北アルプスの山々に囲まれた絶好の展望台・・・ 水晶岳・真砂岳・鷲羽岳・薬師岳~
槍ヶ岳・穂高連峰・剣岳・立山連峰・黒部湖~白馬岳といっぱいあの山この山と見たが写真を
見てどれがどの山とはっきり言えないもどかしさ・・・ただただ快晴この景色に感激するのみ~
いよいよ読売新道へ、東沢出合への高低差1400m下る~
読売新道の登山道は過酷だつた。疲れすぎて写真を撮る余裕など全くなくて8/8から0/8の道標が
目安なのだが3ヶ所しか撮っていなかった(ー_ー)!! 木の根と大岩が入り組んだジャングル道
滑りやすい土や苔岩、梯子やロープが続き、行けども行けども着かない道を自分の足のみ信じて
歩いたような気がする。若い登山者達はスイスイ歩いていたけど~
読売新道は1901年富山県高岡市に読売新聞社北陸支部ができたのを記念して開拓された
登山道で登山部が地元ガイド等の協力を得て5年後に開通したとか・・・
宿泊した奥黒部ヒュッテの人の話によると読売が全然整備してくれないので荒れ放題!!
遭難やけが人も結構あるので、ヒュッテの人がいつも駆けつけて処理するとかで大変らしい~
大変な読売新道だったが花や実や苔などに癒されたんですよ~ 続きます!!