そうです、何の方法のについての話かというと、『理性を正しく導き、学問において真理を探究するための方法の、序説』でありますな。
デカルトの例の有名なテーゼ
「われ思う、ゆえにわれあり」が出てくるのがこれですな。
I think therefore I am
でも、その有名な一説が出てきてすぐ、
つまり我が考えることができるのは神が存在することを証明するのである
みたいな展開になって、
えっ!? ちょっとまって! てなったりする。
学生のころ読んだ時にはずいぶん楽しく読ませていただきましたが、
今となってはやはり中世の神学思想が思想のベースにある(?)(脱却しようとしたのか?)のだから
現代の科学の常識からすると「ちょっとまって!」ってなるようような証明も多々。
しかしともかく、
僕としては学生の頃に読んでおきたい本の一つには推したい著作ではある。