江戸時代の吉原でトップの花魁「春風」さん、のユーレイに取りつかれてしまった冴えない女子大生「多摩子」。
花魁というのは美貌・床技だけでなく、和歌も書道も教養も、そして人を見る洞察も、いずれも高い。
その知略を借りて大学の同級生たちの悩みを聞くうちにやがて事件や恋愛成就を手伝い解決していく多摩子。
ただひたすら書道に取り組み所だけに青春をかけてきた多摩子だった。なぜならそれが書が上達するためであると信じて。
しかし、春風さんを通じていろいろな人と出会い、かかわることでやがて多摩湖の書に変化が表れていく。。