土用です。夏の土用。
土用とは立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前日までの18日間で、年4回あります。それぞれの前日のことを節分というので、節分も年4回あります。
今は誰も知っている土用、夏の土用。2020年7月19日(日)から8月6日(木)までです。土に還していく期間、これを抜ければ立秋が始まります。
昨年の今頃はあたしは夏の土用が終わるのをひたすら待っていました。毎日祈るようにして過ごしていた。心臓病で今年3月13日に亡くなった愛猫太陽が、入退院を繰り返していた。肺水腫を繰り返し、家で数日過ごすとまた入院で数日という状態だった。
土用抜けらればなんとかなるんじゃないかとおもっていて、実際そのとおりになった。獣医師さんが薬を工夫してくれたのも大きいけれど、それも含めてエネルギーであって、探そうとしてくれたことも含めて土用を抜けたという意味なのだ。
それから太陽と一緒に8か月間かけがえのない時間を過ごすことができました。太陽君、ありがとうね。しあわせだったよ。
季節と身体は大きく関係しているとおもっています。あたしたちは生まれ、育ち、老い、そして死んでまいります。
老いや死は万人に訪れるものであると同時に、健康や老化には差が出てくる。それは生まれながらの体力だったり、食事や人の縁だったり、日々の過ごし方、そして肉体をとりまくエネルギーで変わってくると考えています。
あたしたちはこの大地で生かさせてもらっているので、自然や季節に合わせた生活をすることとても大切だとおもっている。内臓や細胞は季節の変化をしっかりと感じているよね。
地球上にはさまざまな気候の土地があり、日本で暮らすあたしたちは古来から伝わっている節目である二十四節気や土用の影響、強く受けているとおもっている。
身体や心には恒常性(ホメオタシス)と呼ばれる維持する力があり、そんなに急には変わらない。何かがあっても持ちこたえる。
その恒常性(ホメオタシス)の変化させていきやすいペースの季節の移り変わりのスピードは関係しているから、だからこそ季節にあった生活って重要だなーと。
エネルギー調整についても、季節の力を借りて、その変化に沿う形でやると、その方の生活のなかに取り入れていただきやすい。
土用のときは創造するというよりは創造する前の段階、破壊。よい腐葉土をつくっていくときだから、あまり物事を始めるのに向いていない。あたしは何かを始めようとおもっていても、待てるときはだいたい土用後まで待つ。
もっともそれとは別に「新月」から始まる創始の流れがあったり、古今東西は無数の流れが存在する。だから必ずしもそうじゃないときもある。好きな流れに乗ればOK。
だから流れに乗りやすいように、エネルギーの状態がよく保たれている方はおのずから流れに乗っている。
夏の土用に食べ過ぎると、消化器に熱を逃がせず脾臓に熱がこもってしまうとのこと。胃炎・口内炎の原因になるそう。
「土用の時期に一番エネルギーをほしがるのは脾臓。地中のミネラルを多く含む食べ物は、脾臓を活性化してくれる」(寺門琢己「かわいい暮らしのからだ暦」ポプラ社 93ページ)だそうです。
この本は絵もかわいくて、簡単に日常に取り入れられることが載っているから、試してみたくてここのところ眺めています。レシピも気になっているのだけどなかなかそこまで手が回らず。
ひとまず暑い夏を元気に過ごすための基本ケアとして、朝夜2回の腰湯が勧められていて、試してみたらかなり気に入りました。
エネルギー調整でも脾臓や消化器を重点的にケアしたり、熱を抜いたり、冷えを意識していこう。
土用にあやかって自身の心の澱や記憶を浄化させていくことも心がけよう。これはいつもだけど、でもやっぱりこれこそ季節のパワーにあやかってちょっとずつな面が多々あるとおもっている。
この人生において素晴らしい土用となりますよう。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。
◆エネルギーサロン・タンタン
~身体の健康と無意識のパワーへ Have a Beautiful Day~