つぶつぶタンタンに愛猫太陽のことを綴るのを楽しみにしています。覚えていることを綴っておきたい。あたしの物語という言葉に甘え、勝手なことを書かせていただいています。
この場を使わせていただけること、感謝申し上げます。
今日は春にしては冷え込んでいる。冬物のコートとショールで、この文章を書くために駅向こうのカフェにやってきた。太陽のことを書く時間は大切にしたい。こうやって意識しないと書けなくなってきているのが切ない。
なんというか、すっと呼吸を合わせて時間を作ってからじゃないと、言葉が出てこなくなった。常態の自分とは違う、太陽と一緒に生きていたころの自分になる。もれなく書きたいという気持ちがあって、書くこと、書いてないこと、分類するのが億劫なのもあるだろうね。重複してもなんでも書くようにさせていただこう。
太陽のことを思い出してふと切なくなるのは、犬をみたときだと気づいた。猫じゃなくて犬。散歩中の犬、スーパーの外でリードにつながれた状態で飼い主が戻ってくるのを待っている犬。あなたの散歩がよほど大切だったんだろうね。
新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した方に濃厚接触していたことが判明した場合に自動通知してくれるアプリが開発中とのこと。太陽が生きているころだったら使わないほうを選んだかもなとおもった。だって真夜中に歩いている経路が怪しすぎる。お屋敷街ではないので、夜中に在宅中の方がなぜかあたしと濃厚接触しているということも起こりかねない。もっとも使う使わないの選択権があるのは濃厚接触された側で、してしまったほうは自動的に通知されてしまうのかしら。気になるところです。
太陽が血栓症になって、外に出るときは原則誰かと一緒になったときは、ひとりでどこか行かないかとドキドキだった。やっぱり夜になっていなくなられる探せないから、明るいうちに散歩するというルールがあった。
薄明まで待って散歩に出かけたことがあった、満月が綺麗だった気がする。わ、月が綺麗だったの、太陽がうちに来たばかりの慣れてもらうための散歩だった。本当に散歩と縁が深かったねえ。
薄明に出かけるパターンけっこうあったなあ。夏は朝の8時はもう暑くて大変だからそれもあって早く行っていたよね。あと私が起きた状態でいれば、太陽が待ちきれないと言い出すから行った時もあったし。早起きが苦手だから24時間営業のファミレスでいろいろやって、日が明けかかる頃に帰ってきてそのまま散歩して、それから眠ったりもしていた。
日中に外出していたときは、できるだけ明るいうちに帰ってきて散歩に行った。太陽、玄関で待ちきれず騒いでいたね。冬は昼間に散歩に行ってから出かけたりしたけど、夏はそうはいかない。自分も暑いし、太陽に肉球も大変。そもそも暑さは心臓への負担が大きい気がする。あたしが太陽と散歩に行くからという理由で、間に合うように、最寄り駅まで車で迎えに来てもらったこともあったな。
いざ散歩をすると、太陽さん、歩きまわるかとおもいきや、ただじっとしていることもあったね。心臓がバクバク行っていたし、体調がよくなかったのだろうね。うん、そういえばそのとき、体がピクピクと揺れていることもあったね。
眠っているときに、やっぱり体がよく呼吸で動くというか、鼓動が早いというかだった。いつの間にか、それはおさまったね。なんだったのかしら。症状がおさまったからといって状況が好転しているとは限らず、プロセスだったのかもしれないけど、そういえばあの状態っておさまったんだと今気づけてうれしかった。
あたしと散歩するときはまだ原則リードなしだったから、でもリードなしでたいていの場合、1時間、2時間一緒にいられるなんて奇跡だよね。本当に頭がいいというか偉い。
あちらこちら一緒に歩いたね。わらの中で眠ったりもして、それはノミが心配だからやめてもらったりしたこともあった。
本人、ひとりで外出してはいけないと知っているから、目の届くところにいれば戻ってきてくれるという安心感があって、ある程度は自由にさせていた。お向かいさんの植木用の大きなバケツに入った水を、前足をバケツに載せて、2本足でよく飲んでいたね。日当たりがよいおたくだと庭におじゃまして、そのままくつろいでしまうこともあって、長いときはさすがに呼んだ。偉いのはそれをわかって、すぐに歩いてきてくれることもあったこと。まあ、待たせられることもございましたが。
うっかりブロック塀に上って人に家に入ってしまったとき、先回りして、やってくるだろうなというところで呼ぶとやってきた。本当はそのまま外出してしまいたかったのだろうけど、いうことを聞くことになっているから、一人で出かけるときはたいてい偶然を装ったね。本当は計算だったんだろうけど、そういうところは賢いというか、世渡りしてきたんだね。
先回りされて待ち伏せされると、「あーあ」と思っていたのかもね。
太陽が、偶然を装っていなくなる場所はだいたい決まっていたから、そのときは体を押さえるようにした。
※この太陽の話は、毎回2000字くらいと決めている。だから一度投稿しよう。
太陽ありがとうね、楽しかったよ。あなたが死んでしまったなんてまだ自分の中で受け入れられない。あたしはしあわせだったよ。覚えていられることもしあわせ。
◆臼村さおり twitter @saori_u
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