猫たちの思い出をつづります。記憶は薄れていくものだから、忘れないように、思い出すたびに綴っていこうと思っています。
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ひとつ前の投稿にも書きました通り、昨日、ヤモリの赤ちゃんを見かけた。太陽は窓の外側にはりついてるヤモリを窓の内側から叩くのが好きだった。ガス台の上の窓。猫は背が低く視界が低いのに、よくそんなところでヤモリが動いているのを気づくよね。
ガスコンロが熱かったり、お湯があったりと危険なことが多いからガス台の上に乗るのは禁止にしていた。怖いのよね。
それでも見つけるとすごいスピードでとんでいった。一度火がついているときに乗ってしまったことがあって、やけどはおそらくまぬがれたものの、ヒゲがチリチリにこげてしまいました。ヒゲは半年くらい元通りになりませんでした。これで懲りるかとおもいきや、そうでもなかったのよね。
きっと猫だけで留守番しているときも、よくガス台に乗っていたのだろうな。ヤモリは我が家では「太陽君のおともだち」と呼ばれていました。ヤモリにしたらともだちじゃないけど。今年はヤモリをめがける太陽がいない。淋しいのだ。
太陽がヤモリ目的で、ガス台の上に乗っている写真がある。おそらく昨年撮影したのだろうな。病み上がりで痩せている。撮影している暇があったら、太陽を降ろすべきところなんだけど、なんというかガス台にひょいと上れるまでに快復していたことがうれしかったんだろうね。もう生きていてくれるだけで、元気にしてくれているだけでうれしくてだったんだとおもう。冷静に考えれば、本当は太陽の安全のためにもまずは降ろすところ。
昨日は庭でドクダミを除去したり、垣根の剪定をしたりしていた。
猫由芽がよく庭の手入れに付き合ってくれたなとおもう。由芽ちゃんは外が好きな猫で、寒くないときはだいたい外にいて、食事のとき以外は家にいなかった。冬は猫が変わったように在宅モードになるから、由芽が家にいるようになると、冬になったんだなとおもった。
庭で何かしていると、わざと目の前を通った。すり寄ってくるとかではなく、届かない距離。すごい勢いでダーーーット走って、追いかけてきてと誘発した。そばにいても、近づいていくと、わざと逃げたりした。アテンションを欲しがり、一緒に遊びたがった。またあの猫のすごいところは、逃げるときにおしっこをかけながら逃げるんだよね。からかっているんだとおもう。片足をあげておしっこをかける。そういえば太陽君はあまり片足をあげている印象がないな。
太陽がうちに来た2014年は、家の前にあった畑に一斉に家が建てられた年だった。道が1本増えた。太陽君とよくそのあたりを散歩していて、土台だけ家を太陽と一緒に眺めながら、その新しくできた道を抜けた。建築中になって、そのときはリードをつけないようになっていたから、建設用の階段を太陽が上っていってしまったことがあって、焦った。呼んだら戻ってきたけれど、よく階段見つけるよね。
だから原則ひとりで出歩いていいことになったあとも、散歩を楽しんだ。あたしが帰宅すると散歩に行くのかと楽しみにしていたし、2年前に発症したあとも、最初の1年くらいはあたしと一緒のときはリードなしだったもんね。
由芽ちゃんは2016年9月に亡くなってしまったから、太陽が血栓症を発症したのを知らない。だけどもし太陽と再び散歩するようになったころにまだ由芽が生きていたら、絶対散歩中の太陽をからかったとおもう。わざと目の前を走り回ったり。そうだったらどんな展開だったのだろう。
由芽が亡くなった後は、庭にいるのがつまらなくなったなあとおもったものだった。なんというか応援団なのだ。今年は早く取り掛かっているけれど、だいたいもっと暑い季節になってから動き出すことが多かったから、苦しいことが多く、応援団が必要。
今朝の埼玉は雨でした。雨になると猫は外出を躊躇うことが多かった。外に出ても、濡れないところにいたり、あまりに大雨だと出ようとして、やっぱりやめた、とプランを変更したり。猫が雨に濡れて帰ってきたとき用にタオルが準備してあって、雨で濡れた背中や体を拭いてあげていた。ほかの猫の臭いが混ざると嫌かなと、タオルにマジックで名前を書いて、各自専用のタオルにしていました。もうすぐ梅雨が来るけれど、今年はそのタオルの必要がなくなってしまったなあ。
由芽は濡れないところを探すのが上手だったけれど、蓮ちゃんはほぼびしょ濡れで帰ってきた。わざわざ濡れる場所にいるのではという勢いで気遣いゼロだったのでしょうね。足が汚れているときは洗った。足洗いの確率は、由芽より蓮のほうが高かった。
太陽君が来てからは、蓮はびしょ濡れで帰ってくることも減ったし、足がありえないほどの泥ということもずいぶん減った。
◆臼村さおり twitter @saori_u
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