つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

もくもくアート会をゆったり運転に戻す

2019-06-07 23:00:27 | もくもくアート会

もくもくアート会は、忙しい社会人のためのアトリエで、2年間くらい新宿でやっている。

3月から頻度頻度が高かった。時間を捻出できなくなったから、今月から以前の平常運転に戻す―。
一番多いときだと、平日夜3回、休日の昼・夜で月5コマやっていた。いい経験だったけど、少なくとも今はずっとこのペースはしんどい。

夜の2回開催にする。結果的にひとまずもとに戻すけれどやってみてよかったとおもっている。やってみなかったら、たぶんぐずぐず考えていた。


かつてモーニングで読んだ、三田紀房さんの漫画の一説が印象に残っている。

大砲の打ち方の話。大砲が標的よりも遠い距離に落ちたらどうするか?

正解は、今度はうんと近い距離(あえて標的より近い距離)に大砲を打つんだそう。そうやって距離感を測りながら、標的の位置を定める。
いきなり的を狙うのではなく、ぶれることによって詰めていく感じ。


そのストーリーを読んだ当時は、グリーンプラザ新宿で占いをしていた。男性客が多かったこともあり、この話を何度かしたなあ。
男性向けの比喩を探るために、青年向けのコミック漫画誌はほぼ全部読んでいて、モーニングもそのひとつだった。


もくもくアート会のことを考えているとき、ふとこの比喩を思い出した。いっぱいやる実験がしたかった部分もあるんだろうね。(逆にいうといつでももとに戻せばいいと思っていたからできたのもある)。もちろんそのままいい感じの波に乗れればよかったのだけれど、まあ時の運かな。


今は位置情報を把握する技術の進歩が目覚ましくて、大砲の話は、ちょっと前の時代だからこそな気も少しする。

よく考えたら、潜水艦を舞台にした福井晴敏さんがの小説「亡国のイージス」(2002年)でさえ、ミサイルは標的を確実にとらえていた。
福井晴敏著「亡国のイージス上・下」(講談社文庫)の 読書感想 再読したら楽しめた


でも、調べてみたら、最後はやはり地上戦が決め手になることもあるらしく、そこでは今でも大砲が活躍するみたい。鈍重だけど戦争の最終決着をつける兵器らしい。
大砲(コトバンク)


だからやっぱりこれでよかったのかもなー。
大砲とミサイルのバランスを上手にとっていきたい。もちろんあたしがやりたいのは戦争じゃない(あくまでも比喩)。

なんだか婚活の話みたいだね。まずは自分のスペックをあげる。あるいはよい紹介所に登録したり、適切な人を紹介してもらう。ここまでは性能&データ重視のミサイル。
けれども最終的に結婚の決め手になるのは、人間同士の大砲によるどんくさいコミュニケーション。

婚活に限らず、人間関係で、大砲戦術のように大胆に行動できたら気持ちよさそうだね。実際はビクビクして、ちょこちょこ動きがちだけど・・・。


もくもくアート会には、ゲームを作られているカナダ人の男性と、西洋美術史の研究をしている日本人の女性が来てくれた。あたし自身は作品画像の整理をしていた。

一番最初に想定した世界観では、主にイラストや絵画など描く方が集まる場だった。だからこうやって、ご一緒くださる方の影響で場の在り方が変容していっているのがうれしい。

あたし自身は、画像の整理やアート周りの雑用に充てられたのもありがたかったな。

よい週末をお過ごしくださいー

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

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