第35番札所 醫王山 鏡池院 清瀧寺
高速高知道土佐インターを下り、
四国八十八ヵ所の中でも、車での道は、相当険しいと書かれていた。
その通りで、
清瀧寺の標識を確認し、進んだ道は道幅が狭く難所続きだった。
一度だけ、急こう配上り坂、その上ほぼ直角に曲がる道で、
大型乗用車と行き違うことがあった。
車の窓を開け、左側を確認しながらヒヤリ感を味わった。(^-^;
大師堂と本堂(合掌)
りっぱな大師堂と本堂が、境内駐車場の真ん前に堂々と建つ。
若い頃に、善光寺さんへお参りした折に、
真っ暗な中、そろりそろりと「戒壇巡り」をさせてもらったことがあった。
大師堂と本堂の正面で大きな薬師如来立像が、迫ってくるように立つ。
その台座の中にあるという108段の階段の「戒壇めぐり」。
厄除けのご利益があるといわれている。
ええ、台座の中に!!
この迫る薬師如来立像の台座の中に「戒壇めぐり」がある。
108階段は、狭いらしい。
今回のお参りで、是非入室したいと思っていた。
が。。。
「感染予防のため入室不可」
薬師如来立像台座入り口に貼り紙があった。
やはり、四国八十八カ所巡りにもコロナ感染者状況の影響はある。
そう、納得すれば、
今日は日曜日であるにも関わらず、
お参りされている人々に出会うことも少ない。
ご夫婦と思われる歩き遍路の方と出会っただけ。
山を登ってこられたと思うと、頭が下がる。
納経所からは、土佐市中を見渡すことができた。
今、この風景の市内から車で登ってきたのだが。。。
さきほどのご夫婦は歩いて登ってこられたのだ。
ご夫婦はお参りをされて、ベンチで腰をおろすことなく、
次の第36番札所 独鈷山 伊舎那院 青龍寺へと
山を下りて行かれた。
本堂の横山斜面を流れていた。
清瀧寺の清瀧?なのだろうか。
【御詠歌】
澄む水を汲むは心の清瀧寺
波の花散る岩の羽衣
第36番札所 独鈷山 伊舎那院 青龍寺
青龍寺:本堂
土佐市の宇佐漁港と横浪半島を結ぶ長さ645mの宇佐大橋を渡って
青龍寺へ。
赤く見える宇佐大橋
美しい眺めの宇佐大橋。
昭和48年に架かったそうだ。
大きな川のように思えた浦ノ内湾の海の風景に、
海はいいなぁ~と
遠くの海に、近くの海岸へと見とれている間に。。。
思いのほか早く青龍寺駐車場に到着した。
来る道沿いにも駐車場にも芙蓉の花がいっぱい咲いていた。
駐車場から大きな建物が見えて、
あれ、青龍寺は平地にあったかな?
と、
確か長い石段の写真を見た覚えがあったのだが。。。
青龍寺登り口に看板が。
やはり、青龍寺は石段を登ったところのようだ。
仁王門への石段、そして仁王門の向こうに、また長い石段が見えた。(^-^;
おお、おお、すごい石段。(^-^;
長い長い石段の途中には、美しい三重塔。
そして、こちらにも清い水の流れる滝。
澄んだ空気、美しい風景の中で合掌。
四国八十八カ所巡りをさせていただいて、
石段を登れることが、私の足腰強度を確認できている。
今回もゆっくりとではあるが、石段を登ることが出来た。
術後もなんとか平穏に暮らせていることを有難い事と心得ている。
こうしてお参りの機会をもらうと、改めて感謝すること多しだ。
【御詠歌】
わずかなる泉にすめる青龍は
仏法守護の誓いとぞきく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます