☆山桜があり、紅葉の向こうに三角寺本堂が。。

11月20日、雨のち曇り時々晴れ間あり。
ふったりやんだりのややこしい雨の日曜日。
どんよりとした空に、ああぁ～冬はもうそこ？。

秋景色のお四国さん巡りをして、もう2週間が過ぎた。
記憶が薄れるのは、どんどん早くなっている。
お昼におうどんを食べて四国路を想い出している。




第65番札所 由霊山 慈尊院 三角寺


紅葉の向こうに三角寺本堂



西条から松山自動車道に乗り、三島川之江IC で降りて、
国道192号線を走り、山道へ入っていく。
伊予最後の札所になる三角寺へ。


三角寺山門への石段

見上げるほどの急な石段が。
石段の前で、「よし！」とひとまず自分自身に気合を入れた。
着実に一歩、一段、一歩、一段、
登りきるころには、たいてい「よいしょ！」の声が口から出ている。(^-^;




山門（鐘門・仁王門）

仁王門に鐘が吊られていた。
鐘を打つお遍路の方が。。。
おぉ～。
鐘楼仁王門だ。




色々な花が植えられた境内。
山桜が境内に。
そのなかで、花をつけている桜は、
四季桜のようで。。


三角池

「四国遍路」の説明に、
三角の池。弘法大師は、
この寺で21日間の秘法を修めたとされ、
その時の三角形の護摩壇の跡が三角の池になったとい
われている。
と、あった。
寺名もこの護摩壇が三角形であったことに由来していると書かれていた。

そうなんだと、三角池を覗き込んだ。
なにか池に居るのかと。。


三角池のほとり


大師堂


延命地蔵菩薩　山桜の向こうに大師堂


本堂（合掌）

お経を唱えられる方が次々と並んでおられる。
長い間、唱えてられるお遍路さんもおられた。



本堂屋根

見上げれば、趣ある重層の宝形造りの屋根。



「是でこそ登りかひあり山桜」（一茶）

手水舎の横にあった小林一茶の句碑の前で、
あの長く続く山道坂を登ってこられ
お参りを終えられたのだろう？
歩き遍路の方が腰を下ろしてられた。
目の前に大師堂、広場には山桜紅葉が。。。

伊予國「菩提の道場」26か寺の最後の札所・第65番札所三角寺。

各々のかたちでお遍路されている方々に、
ましてや外国のお遍路さんの方とも出会った、
桜やモミジの紅葉に囲まれた
山間にある秋景色の三角寺で、是でこそ登りかひあり。
と。。
先だっての11月3~4日のお四国さん巡りを終えた。



ご詠歌：
おそろしや　三つの角にも　いるならば　
　　心をまろく　慈悲を念ぜよ