雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 先週末は八王子城に行くつもりでいろいろと計画していたのですが、土曜日まで雨。日曜日は降らないことは分かっていたのですが、八王子城は山城なので、ちょっとルートのコンディションに不安が残ります。
 そこで、こんなときのために用意していたサブプランとして、東京のど真ん中にあっていつでも行ける、江戸城へ行ってきました。



 江戸城は言わずと知れた徳川家の本拠地で、江戸幕府の政治の中枢でした。幕末の戊辰戦争の際には無血開城することで戦火を免れ、現在は皇居となっています。日本100名城のひとつにも数えられています。



 まずは北の丸公園の田安門からスタート。ここは名前の通り、元々江戸城の北の丸であり、そこが丸々公園になっています。
 田安門の枡形虎口を抜けると目の前に現れるのが、大きなタマネギこと日本武道館です。



 今イベントスケジュールを確認してみたのですが、あまり予定も入っていないようで、今日もそれほど人がバタバタしている感じではありませんでしたね。



 その先にある北の丸休憩所で100名城のスタンプが押せるはずだったのですが、この施設は10時オープン。まだ少し時間が早かったので、開いていませんでした。
 ただ、江戸城はかなりでかいのでスタンプを押せる場所は北の丸休憩所を含め3か所あります。先に進んで、別な場所で押すことにしましょう。





 日本武道館から南の方へ移動していきます。この辺りは緑に囲まれた散策路が広がり、のんびり散歩するにはうってつけですね。まあ、城感はあんまりないんですけど。



 そのまま北の丸公園の南端まで行くと、東京国立近代美術館工芸館があったのですが……。



 どうやら金沢に移転してしまったようです。
 前に1回だけ来たことがあるんですけど、工芸品とか民芸品とかって、個人的には芸術作品とちょっと見方が違って、あまり興味を惹かれないんですよね。



 建物の前には、北白川宮能久親王の銅像があります。



 北の丸公園の中央にある池を、南から望みます。



 東の方へ行くと、科学技術館があります。いわゆる科学博物館なのですが、サイエンスというよりも、エンジニアリング寄りの展示が中心となっています。
 興味はあったのですが、ここはまだ訪れたことがないんですよね。今は新型コロナの関係で週末中心の会館で、ネット予約も必要となっています。縁があれば、一回は行っておきたいところです。



 少し北に行ったところに、吉田茂の銅像もあります。



 清水門から、一旦北の丸公園の外に出ます。
 清水門へと下る石段はかなり段差が大きく、ちょっと歩きにくいですね。



 外から見た清水門。ここも枡形虎口になっています。



 お濠越しの大きなタマネギ。
 お濠には蓮の葉がたくさん浮いています。



 外側をぐるっと回って、北の丸公園の南側へ。
 ここには国立近代美術館の本館があります。



 その先には国立公文書館が。
 ここにも来たことないなぁ。



 歩道橋を渡ると、皇居東御苑へ行くことができます。



 北の丸公園から、皇居東御苑へと向かいます。

 

 東御苑の北西端、北桔橋門から入っていきます。
 東御苑は江戸城の本丸と二の丸にあたります。三の丸もあるんですけど、三の丸はほとんどのエリアが立ち入り禁止となっています。
 北の丸公園はフリーパスだったんですけど、こちらは皇居に隣接しているからか、入場の際に荷物チェックがありました。



 北桔橋門は本丸の裏側から入るような感じになるので、入るとすぐ目の前に天守台が現れます。ここに江戸城の天守があったんですね。
 もっとも、江戸城の天守は1657年の明暦の大火で焼失した後、江戸城に天守は不要ということになり、それ以降、天守が建てられないままとなっています。



 正面に回り込むと天守台に登れるようになっています。



 上はベンチがあるだけで何もありません。石垣だけなのでそれほど高くもなく、周りのビルの方が高いので、見晴しがそれほど良いわけでもありません。



 天守台に登る途中から、東御苑を見渡します。



 この辺りには大奥があったようです。ここで女たちのどろどろの暗闘があったんですね。今は何もない広場となり、家族連れがのんびりと過ごす場になっています。

 ここから東御苑の西側を、南へ向かって進んでいきます。



 謎の石室。
 用途には諸説あり、火事などが起こった際に、大奥の調度などを避難させた場所だと考えられているようです。



 西側の土手を登っていくと、富士見多聞があります。





 多聞から、富士山はさすがに見えませんが、西側にある皇居の方がちらっと見えます。まあ、目の前に見える建物は倉庫のようですが。





 さらに南へ行くと、忠臣蔵でおなじみの松の廊下跡がありました。



 建物は残っていないのでなかなかイメージするのが難しいですけどね。さすがに、今ある道が松の廊下ってこともないでしょうけど。





 本丸の南西の端に、富士見櫓があります。
 小さく見えるかもしれませんが、天守の焼失後は、この富士見櫓が天守の代わりとして利用されたようですね。
 また、現存する三重櫓は、ここを含めて全国でも12基しか無いので、意外と貴重な櫓だったりします。

 本丸の南端にある中雀門から二の丸へ下りられるのですが、そこはスルーして、本丸を再び北上。



 本丸休憩所の増設棟で、江戸城天守閣の復元模型の展示をしていました。





 天守台の横まで戻ってきます。
 ここには香淳皇后の還暦記念に建てられた、桃華楽堂があります。何とも言えない、不思議なデザインの建物です。





 汐見坂から二の丸へ下りていきます。江戸時代はこの辺りまで海があったんですね。



 目の前に現れたのは、都道府県の木。各都道府県を代表する木が植えられているエリアです。
 各県1つというわけでもなく、鹿児島とかは3本くらい植えられていましたね。県ごとに木の被りもあって、くすのきは何本かあったりもしました。



 こんな南国植物もあります。



 新潟の木は、県の木にも指定されている「ゆきつばき」です。



 北西にある平川門。竹橋方面へ出ることができます。
 再入場が面倒くさいので門はくぐらず、内側から眺めただけです。





 二の丸には、雑木林が造成されています。失われていく雑木林を再現したいという、昭和天皇の発案だそうです。
 東御苑は北の丸公園と比べるとだいぶ城感が残っているのですが、この雑木林は北の丸公園と同じように、雰囲気の良い散歩道になっています。



 林を抜けた先に、中之門があります。ここを登っていくと、さっきスルーした、本丸南端の中雀門に出ます。



 中之門の前にあるのは百人番所。甲賀組、伊賀組、根来組、二十五騎組という4組の鉄砲百人組が、昼夜交代で勤務していたとか。



 そのそばにあるのが同心番所。ここでは同心と呼ばれる役割の人が、登城してくる人物の監視に当たっていたそうです。



 そのまま東へ進み、大手門から皇居東御苑を出ます。この大手門が、江戸城に登城する際のメインルートになっていたようです。



 そこから東京駅方面に移動したところにある和田倉噴水公園内にある、和田倉無料休憩所に、100名城のスタンプがあります。





 なんかおしゃれな雰囲気で、「本当にここ?」って感じだったのですが、ここも立派な遺構の一部。



 公園の端には和田倉門の跡が残っています。



 100名城のスタンプはこれが1つ目。単純に行ったことがある城なら他にもあるんですけどね。まあ、ぼちぼち行きましょう。



 続いて、東御苑の南側にある、皇居外苑。





 ここはかなりだだっ広いのですが、敷地内の見所はそれほどなく、外から眺める門や櫓などがメインとなります。



 ここは桔梗門。大手門の南側にあり、三の丸へと続いています。
 現在は皇宮警察や元枢密院庁舎などがあり、一般の人は入ることができません。



 ずーっと南に移動して、楠木正成像です。
 ちょっと逆光気味なのが残念。



 二重橋。
 と言っても、この写真だと少しわかりにくいですけど、この奥にもう一つ橋が架かっていて、そちらが二重橋となっています。昔は木橋で、補強のために橋の下にもう一つ橋が架けられていたため、二重橋と呼ばれたようです。
 100名城スタンプの図柄になっているのがこの場所です。欄干の上の飾電塔の形が特徴的ですね。





 江戸城の南側にあるのが、桜田門外の変でおなじみ、桜田門です。
 ここで歴史的な事件が起こったのかと思うと、感慨深いですね。



 西の丸から吹上御殿までは入ることができないので、ここからお濠沿いに西側を回ってきます。



 江戸城の南西に広がる桜田濠です。



 南西の端まで行くと、国会議事堂が見えます。



 さらに西側に回り込むと、桜田濠の終わりが見えてきます。



 皇居の西側にあるのは半蔵門。服部半蔵にちなんで付けられたとも言われていますが、祭の山車が大きすぎて枡形門をくぐることができず、半分しか入らなかったから、という説もあるそうです。
 皇室の出入りに使われるもんなので、当然入ることはできませんし、厳重に警備されています。



 現在も地名として残っています。





 半蔵門を過ぎたところから、濠沿いに細長い千鳥ヶ淵公園が伸びています。



 千鳥ヶ淵公園からもお濠が良く見えます。



 千鳥ヶ淵公園は桜の名所。春なら見事な景色になるんでしょうね。
 まあ、そうなると人が多すぎて歩きにくいでしょうけど。



 千鳥ヶ淵公園が終わった後は、千鳥ヶ淵さんぽみちを通って北の丸公園まで戻ります。



 千鳥ヶ淵さんぽみちは、お濠沿いの土手の上を歩くコースです。アップダウンはないけれど、ちょっとした山道っぽさがありますね。



 千鳥ヶ淵越しに、首都高が見えます。



 さんぽみちの終わりには、元近代美術館工芸館。これでぐるりと、江戸城を1周して戻ってきました。



 でかい。とにかくでかい。
 北の丸公園から始まって、ぐるっと1周するのに、だいたい3時間くらいかかりましたかね。山に比べれば筋肉の疲労は大したことありませんけど、街歩きだと関節にきますね。あと、かかとに大きななマメができて、最後の方はあまりサクサク歩くことができませんでした。
 皇居や宮内庁などがあって見られない部分も多いのですが、それでも徳川家の威光を充分に感じ取ることができました。

 今まで、北の丸公園と皇居外苑には行ったことがあったのですが、皇居東御苑は初めて入りました。正直、江戸城ってほぼ観光地化されていて、城跡としてはそれほど面白くないと思っていました。だから、美術館のある場所(北の丸公園)とか、通り道(外苑)くらいにしか思っていなかったんですよね。
 でも、東御苑は本丸、二の丸、三の丸と平城ながら(平山城と分類されることもあるようですが)なかなかの立体感。門や櫓なども結構残っており、思っていたよりもずっと見ごたえがありました。
 江戸時代以降は、実際の用途はほぼ行政府で、戦の舞台となることはありませんでしたが、大砲などの新型兵器でも持ってこない限りは、これだけの巨大構造物を攻めることなんて考える気も起きませんね。

 今週末の天気もちょっと微妙というか、雨が降るような、降らないような、という感じなんですよね。一応土日は大丈夫だと思うのですが……。
 最近は全然山歩きができていないので、今週末こそは八王子城と、その周辺の山々を巡ってきたいと思います。



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