goo blog サービス終了のお知らせ 

雑居空間

趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ

スペランカー

2023年08月30日 23時33分02秒 | MSX
 1965年の8月30日に同志社大学の遠征隊がアマゾン川の源流からの川下りを成功させ、1970年の8月30日には植村直己が北アメリカの最高峰であるマッキンリー山に単独登頂。さらに1989年の8月30日には堀江謙一がヨットでの太平洋単独横断に成功します。そんな偉業が重なったことにより、8月30日は冒険家の日として制定されました。
 そこで、MSXのアクションゲーム「スペランカー」(アイレム)をプレイしました。





<物語>

 まばゆいばかりの財宝が眠っているという洞窟が発見された。しかし宝物にたどつりつくまでには(原文ママ)、深い迷路、無気味な幽霊、コウモリ、毒ガス、熱い蒸気、そして冷たく暗い死の滝など数えきれない危険がいっぱいだ。しかも迷路にはそれぞれ鍵がかかっていて、ピタリと合う鍵を探して進まなくてはならない。決死の洞窟探検旅行の果てには膨大な財宝があふれる伝説のピラミッドが…。さあ、スリルとアクションいっぱいの洞窟探検旅行のはじまりだ! 心の準備はOKかい?

「スペランカー」取扱説明書より






 財宝を手に入れるため、地下洞窟へと潜っていくというのが本作のストーリー。迫りくるコウモリや幽霊をかいくぐり、数々の罠をやり過ごしながら、洞窟の奥へと進んでいきます。



 基本的な操作方法は、左右移動とジャンプ。そして蔦やはしご、エレベーターなどを使っての上下移動です。



 少しタイミングがずれて落ちてしまうと、これくらいの高さでも死んでしまいます。



 出現する敵は2種類。特によく出てくるのはこの幽霊ですね。一定周期で画面外からやってきて、主人公に向かってきます。こいつが出現するとBGMが変わり、接近を知らせてくれます。



 マニュアルにも詳しく書いてありませんでしたが、トリガー2を押すと一定時間撃ちっぱなしになる銃で倒すことができます。この銃、弾丸やレーザーみたいなものは出ませんが、とりあえず近くにいる幽霊をやっつけてくれます。ラインを合わせる必要もなく、上や下にいる幽霊にも効果があります。ただ、射程距離はあまり広くなく、遠くにいるときに撃っても効果はありません。
 また、蔦やはしご、エレベーターに乗っているときは撃つことができないので、幽霊が出現したら、とりあえず地面の上に移動しなくてはなりません。画面の端っこで蔦につかまって上下移動中に幽霊に襲われ、対処できずにやられちゃったこともありました。



 もう一つはコウモリ。こいつは特定の場所に漂っていて、上からフンを落としてきます。このフンに当たっても死にます。
 対コウモリ用の武器として、上を押しながらトリガー2を押すと上に向かってフラッシュを発射できます。それがコウモリに当たると花火みたいになって落ちてくるのですが、その花火に当たっても死にます。そして花火が地面に落ちたら、コウモリもすぐに復活します。無理に倒すより、フンをかいくぐって進んだ方が手っ取り早いです。



 また、大きな岩は、下を押しながらトリガー2で設置できる爆弾で破壊します。
 ただし、爆弾が爆発する際に近くにいると主人公も死んでしまうので、ある程度距離を置かなくてはなりません。





 洞窟を進むには、あちこちに置いてある鍵を入手しなくてはなりません。鍵は青と赤の2種類があり、それぞれ対応した色の扉を開けることができます。



 これは青い扉。
 2種類あるとはいえ、別に迷路というほど複雑でもないし、結局はすべての鍵を集めなくてはならないので、それほど迷うことも無いと思います。



 この謎の像みたいなものが、ステージの区切り。



 すべての扉を開いて謎の像までたどり着くと、赤いエレベーターが現れ、次のステージへと進むことができます。

 あと、適当な画像を撮っていませんでしたが、画面上部にあるMINとMAXはエネルギーゲージ。時間で移動していく△マークがMIN まで到達すると死亡します。
 洞窟中にあるエネルギーを取るとMAXまで回復します。エネルギーはそこそこ落ちているので普通にプレイしていればエネルギー切れにはならないと思いますが、事実上の時間制限みたいな役割となっています。





 ステージは全部で4つ。奥へ進むにつれて、難易度はだんだん高くなっていきます。



 スペランカーといえば、「死にやすいゲーム」ということで有名です。自分の身長と同じくらいの高さから落ちただけでも死亡するなど、なかなかシビアなバランスです。
 その死にやすさはネタ的に取り上げられ、一時はクソゲーの代名詞みたいに言われた時期もありました。それでも今では再評価が進み、「難しいけど、それはそれとしてバランスが取れている」という風に評価も変わってきました。



 まあ、死にやすいのは確かなんですけど、プレイしていて理不尽な感じはあまりないんですよね。死ぬときって基本的に自分の操作ミスなので、「失敗したな」ということが納得しやすくなっています。実際、ゲームに慣れてくるとあんまり死ななくなりますし。
 あと、MSX版はファミコン版よりも動きが遅いので、比較的プレイしやすくなっているということもあるかもしれません。



 そんなわけで、ある程度思い通りに操作できるようになると、結構楽しくなってきます。たくさんある蔦をホイホイ飛び移っていったりね。

 結局、「死にやすい」ということはこのゲームの本質ではないんですよね。重要なのは、「どこまで行ったら死ぬのか」を見極めることです。穴のキワとか、蔦の端とか、どこまでならOKかを見極められれば、スイスイとプレイすることができるようになります。





 そんなこんなで、宝の眠るピラミッドまで到達。莫大な財宝を入手したのでありました。
 これだけの量の財宝を、どうやって持ち帰るのかは謎ですが。



 すぐに2周目がスタート。
 2周目は難易度が上がるようなのですが、集中力が切れたのか、序盤早々に死んでしまいました。

 慣れればあまり死ななくなるとは言え、ちょっとしたミスで死んじゃうので集中力が必要なのもまた事実です。マニアはここから何周もするようですが、へっぽこゲーマーの私は1周できればとりあえず満足です。
 実はスペランカー自体は前々からちょこちょこプレイしていて、1周だけなら以前にも達成したことはあるんですよね。あんまりがっつりプレイする気はないけど、でもたまにちょっとプレイしたくなる。そんな不思議な魅力のあるゲームでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿