プレイしていたのは主に先月の話ですけど、バンダイナムコのニンテンドーDS用アクションゲーム、「オール仮面ライダー ライダージェネレーション」をプレイしました。
正義の戦いを続ける仮面ライダーオーズの前に、
とつぜん、時の列車デンライナーが出現。
その中からあらわれたのは、
仮面ライダーWと仮面ライダー電王。
ナゾの時間犯罪者のたくらみで、過去の
組織の怪人たちが時空のはざまに
集結しているというのだ。
Wと電王は彼らをたおすため、デンライナーで
それぞれの時代のライダーを集めていた。
おそいかかる歴代の怪人たち。
続々と集結する仮面ライダー。
はたして、ナゾの時間犯罪者の目的とは。
仮面ライダーたちの時空を超えた戦いが始まる。
「オール仮面ライダー ライダージェネレーション」取扱説明書より
本作は、仮面ライダー1号から、発売当時の最新作である仮面ライダーオーズまで、総勢28名の仮面ライダーが登場する、ベルトスクロールのアクションゲームです。テレビシリーズではない真、ZO、J も登場しますし、Black とRX は別キャラクターとして両方登場します。基本主役ライダーのみで、主役以外で登場するのはライダーマンと仮面ライダーバースのみですが、バリエーションとしては充分な人数ではないかと思います。
ゲーム開始時に使用できるのはオーズと電王の2人だけ。しかし、ゲームを進めていけばどんどん他のライダーも使えるようになってきます。ライダーたちの中から、自分が操作するライダーと、コンピュータが操作する相棒ライダーの2人を選択し、コンビを組んで進んでいくことになります。
ちなみに、登場ライダーは28名と書きましたが、公式サイトなどで公開されているパスワードを入力すれば、29人目の仮面ライダーフォーゼを使用することも出来ます。
ゲームは全部で5つのワールドで構成されており、各ワールドは、アイテムを購入できるショップステージを除き、5つのステージで構成されています。条件をクリアすると出現する隠しステージもあります。また、パスワードを入力することで、各ワールドごとに2ステージずつ追加されます。詳しくは攻略サイトをご参照ください。
各ステージにはそれぞれ、初級、中級、上級と、3種類の難易度が設定されています。とりあえず初級だけでもクリアすれば先に進むことができるので、ゲームがあまり得意でなくても、最後まで進めるかと思います。
また、ステージごとに、「仮面ライダー○○をプレイヤーにしてクリアする」とか、「必殺技で○○体以上倒してクリアする」とか、「ライフチャージ(回復アイテム)を1個までしか使用しない」とか、固有のミッションが設定されています。ミッションを達成すると、新しいライダーを使えるようになったり、コインを入手できたり、新しい面が追加されたり、いろいろとボーナスが得られます。
各ステージの最終面には、ボスとして過去のライダーの敵幹部が登場。そういったステージでは、ミッションの内容も「仮面ライダー○○(ボスに対応するライダー)の超必殺技でボスを倒す」とかになります。
各ライダーはそれぞれ攻撃力と防御力のステータスを持っています。敵を倒すと経験値が入り、一定量たまるとレベルアップ。HPが全快し、攻撃力と防御力もアップします。また、レベルアップすることで、新しい技を覚えたりもします。
レベルアップする以外でも、仮面ライダー電王に登場するナオミが各ワールドにあるショップステージにいますので、ナオミからアイテムを購入すれば、攻撃力や防御力を恒久的にアップすることもできます。登場するライダーの人数が多いので、全員を鍛えていくのは大変ですが、お気に入りのライダーを集中的に鍛えていけば、攻略も容易になるかと思います。
ナオミからは、他にも回復アイテムと、各ライダー固有の強化アイテムを購入することができます。
このゲームの最大の魅力は、多くのライダーを自キャラとして使用できることでしょうか。クリアするだけだったら別に誰でもいいですし、正直、アクションだけ見ればそんなに変わらないような気もするのですが、キャラゲーとしてはキャラクターに対する思い入れはとても重要なファクターかと思います。
特に、敵全体に問答無用大ダメージを与える超必殺技。派手なアニメつきで炸裂するので、いつもは地味なライダーマンでも、ロープアーム、ドリルアーム、パワーアームを駆使して怪人を倒す勇姿を拝むことができます。しかも、1号と2号、V3とライダーマン、オーズとバースなど、特定のキャラと組んだときには、特殊な超必殺技が発動したりします。
攻略のことを考えるなら、特定のライダーだけを鍛えて使い続けたほうが有利だと思うのですが、私はなるべくいろんなライダーを使いたかったので、みんな平均的に鍛えていました。それでも低難易度なら何とか進んでいくことができます。
遊んでいて面白かったのは、平成ライダーに多い、モードチェンジできるヤツですかね。特にWやオーズなんかは性能も結構変化しますので、ちょこちょこと切り替えて遊んでいました。
各ライダーの特色をつかんで使い分けられれば良かったんでしょうけど、なかなかそこまではやり込めませんでしたね。
ゲームとしては、ちょっと単調ですかね。本当ならわらわらと寄ってくる敵をばったばったとなぎ倒したいところなのですが、攻撃後の隙が割と大きくて、敵の人数が多いときはなかなか厳しいんですよね。なので、攻撃と同時に左右に移動するため敵に囲まれにくいジャンプ攻撃を打ちまくるという戦い方になってしまいます。ある程度的の数が減ってきたら、いろんな技も出せるんですけど、それでも一番無難なのがジャンプ攻撃であることに変わりはありません。
比較するのはちょっと申し訳ないんですけど、「ジャンプキックしていれば大体OK」というゲームバランスが、「クレスト オブ ウルフ」を思い出させました。いや、さすがにゲームとしては、「ライダージェネレーション」の方がずっと楽しめますけどね。
難易度が高くなってくると、敵から喰らうダメージも大きくなるので、なおさらジャンプ攻撃に頼る割合が高くなってしまいます。敵のHPも高くなるので、延々とジャンプ攻撃を打ちまくることになります。そのこともあって、難易度が低いうちはいろんなアクションを駆使できるのですが、難易度が上がるとミスできない亜行を延々と繰り返すことになってしまいます。好きなライダーのアクションを堪能するためには、そこそこの難易度でプレイしているほうが向いているかもしれません。
ちなみに、私の好きなライダーは、昭和ならアマゾン、平成なら響鬼ということになるんですけど、二人ともジャンプ攻撃が猛烈に使いにくいのが残念でした。多くのライダーのジャンプ攻撃は、ジャンプして技を出すと斜め下方向に飛んでいくので敵を狙いやすいですし、攻撃後に移動した反対側からの敵に襲われにくくなります。しかしアマゾンは真下、響鬼は若干左右に移動する程度なため、まず敵に命中させにくいですし、技を出した後に他の敵から攻撃されやすくなってしまいます。おかげでこの二人は、あまり使うことはありませんでした。
とりあえず、ワールド1~4までは、初級から上級までのすべての難易度をクリア。最終ワールドも幾つかのステージは上級までクリアしましたが、幾つかのステージは初級まで。ラスボスも初級でクリアしたらエンディングが始まっちゃったので、他の難易度ではクリアしていません。
初級でクリアしたら、上級のさらに上の難易度である、キケンという難易度が登場しました。ちょっとためしてみましたけど、最初の方のステージでも、結構キツイですね。強化した使いやすいライダーならまあ進められますけど(私はオーズ&バースのコンビが一番使いやすい気がします)、既に述べたように、難易度の上昇は必ずしも面白さにつながるわけではありません。
ちなみに調べてみたら、難易度キケンをクリアすると、さらに難易度クライマックスが追加されるのだとか。キケンくらいまではクリアできるかもしれないとは思いましたけど、さすがにクライマックスまではやってられないなぁ。


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