先日、「くわばらくわばら」という言葉が自然と口から出てきて、あらっ?と思いました。
おまじないのようですが、改めて考えてみたら、どんな意味なのか、興味がわきました。
調べてみましたら、「くわばらくわばら」とは、雷がピカッとした時に「落ちませんように」と願う時に唱えることばで、由来にはいくつかの説があるようです。
私の故郷は養蚕が盛んで桑畑が多く、雷が多いことでも有名な土地なので、子供の頃にインプットされたのかもしれません。
このところ、他人から突然攻撃されるということがちょっと続いていました。
私にとっては、まさに青天の霹靂(へきれき)。
そんな突然の落雷のような攻撃から、自分をどうにか守りたいという気持ちが、おまじないを唱えさせたのでしょう。
古から伝わる言葉には、不思議な力が備わっているのだなあと思いました。
とはいえ、複雑な現代社会では、おまじないだけでは解決しないことが多いです。
他人から理不尽と思われるような攻撃をしかけられたら、まずは毅然とした態度で臨みますが、状況によっては、早めに撤退します。
他人を容易に攻撃してくる人は、心が健康でない可能性が高いと思われます。
あるいは、そもそもの考え方や生き方の次元が違ったりする場合もあるでしょう。
ですから、単に正面きって戦うだけでは、おそらく解決しません。
かえってこちらの心が疲弊してしまうだけです。
「触らぬ神に祟りなし」がいい場合もあります。