チェロという同じ趣味で知り合った仲間4人のグループチャットで、時々お喋りすることがあります。
夕食の支度中とか、TVで映画を見ている最中だったりしたときは、チラ見するだけで、会話に参加しないこともあります。
この仲間4人で、現在、あるプロジェクトが進行中です。
アメリカに住む共通の友人Tの誕生日に、ハッピーバースデーの曲をリモート演奏でプレゼントするという計画です。
パソコンやスマホを駆使するのですが、4人とも得意とはいえないので、なかなか大変です。
まず私がチェロ4重奏用に編曲し、アプリを使って楽譜を作成し、オンラインで共有。
このあとは、それぞれが演奏動画を撮って、アプリで合奏編集して仕上げます。
それぞれが別々に演奏した動画を合体させるので、決められた速さで、メトロノームに合わせてきっちり弾かなければいけません。
メトロノームのカチカチ音は入れたくないので、オンラインやメトロノームアプリを使ってイヤホンで聞きながら弾きます。
昨晩、仲間のひとりBさんが「パソコンでメトロノームの音が聞けな~い!」と、チャットで助けを求めてきました。
Bさんの言っていること(チャットの文章)がわかりづらく、チャットのやりとりもまどろっこしくてイライラ。
いくつか質問しながら、状況把握をしました。
・メトロノーム自体は正しく動作しているのか?→Yes
・イヤホンでなければ、音は聞こえるのか?→Yes
・イヤホンはBluetoothか、それとも有線か?→BT
・Bluethoothはきちんとつながっているのか?→スマホではつながった
・BTイヤホンをつないだら、PC本体からの音は消えるか?→Yes
ということで、イヤホンかPCのスピーカーの音量調節の問題ではないかと推測。
まさにトラブルシューティング。
ところがパソコンを買い替えたばかりというAさんは、「PCのスピーカーって何?どこいじるの?ちんぷんかんぷーん!」と少々パニック気味。
「とりあえず今夜は寝て、明日またトライする」ということで、この日のチャットはお開きになりました。
パソコンのメトロノームの代替案としては、電子メトロノームの音を消して、明かりの点滅を見ながら弾く方法があります。
翌朝、私はPCのスピーカー調節の場所がわかるように写真をとって、Aさんに送りました。
取扱説明書などにたいてい書いてあるトラブルシューティングですが、この問題解決形式は、日常生活やビジネスなどでも基本的な考え方として応用できるものだと思いました。
さて、その後気になって、さきほど状況を聞いてみたら、まだ解決していませんでした。
結局、近くのパソコンショップのお兄さんを頼ってもらうことになりそうです。
アナログ世代にとっては苦難の多い時代です。