TCロサリー(現在、アーリング株)

フォルクスワーゲンの整備、その他の情報を書いていきます。

うずまき~G60~!

2013年07月11日 20時44分56秒 | コラード
さて、引き続いちゃって~書いていきますかね・・・眠いけど・・・もう少し頑張って書いていきます

悪評高き噂のコラードG60と言われる
「スーパーチャージャー」
ぶっ壊れやすく、そしてアホのように部品が高い「恐ろしい奴です



すぐ切れてくれるコグベルトと


全てを今回オーバーホール
スーパーワイドベルトにして耐久性保ちつつ68パイの小径プーリーぶっこんでいきたいと思います

まず、
タイベルと同様、カム側をクランク側を合わせてアイマークを打ち
上下のスプロケットを抜き「キー溝のキー」を抜きます
コイツが抜けないと何にも先には進まないので「脱着は必須」です
全てのタイミングをはかったら
ネジを緩め割ります


工具を使い、プラハンで殴ればすぐ割れます(マジで割ったらダメね外すって意味ね

外壁部2個で

内壁部1つを

挟みこんで空気を圧縮し圧送しています!
↑の内壁部が外壁部を沿うように動きます!!ぐるぐると

内外壁3つで構成されていて
作業も3セクションで分けていきますりょうすけ流にやっちゃいます

偏心カムとか、ベアリングとかで構成されていて
全てをバラバラにし、ベアリング全交換と「アペックスシールの交換がメインです


左の小っちゃい穴にはベアリングが2コ入ってますパイロットベアリングが
小っちゃい穴側が、カム
大きい穴が、クランク側と簡単に解釈してください
内部は2軸シャフト構成になってます!

この「スーパーチャージャーOH」を進めていく中で
どうしても「特殊工具が必要になってきます
ベアリングが「埋め込み式」タイプになっているのが1コあるので

スライディングハンマー持ってないとまず作業は出来ません
しかもフィン部分も近いため、、、つぶしたり曲がったりしたら・・・使い物にならなくなるので
慎重に作業しないといけない「外すときの」山場ですね

全ベアリング脱着・全ベアリングシール脱着


取り外し作業が終わったら間髪いれずに

アウトレットポート研磨!!!
バリも酷いし純正は出口も狭い為、効率UPのため研磨も必須項目
小径プーリーを取り付けるならなおさら必要!

この太さを・・・


ここまで攻めて削ります

(↑の画像は仕上げ段階でないので汚いです

取り付ける為の工程を終え・・・
新品に組んでいく作業へ~





新品ベアリング打ちかえ作業中~
フィンが曲がりそうで嗚咽吐きながらの工程





↑先程スライディングハンマーで引き抜いた場所

最後に、アペックスシール新品交換!!

何気にこのたわいもないただの革紐らしきパーツが重要だったりする
ローターリーエンジンと同じく、コイツで隣の隔壁に圧縮を漏れさせないようにしているのと同時に
摺動する部分なので、摩擦熱過大になり焼き付きを防止してます!革紐でってか合皮かな?素材はわからん!

全部組み上げ~そして塗装し~

こんな感じ


スーパーワイド取付け・小径プ―リー取付け



ワイドようにブラケット加工!




スーチャーのベルト風で少しでも熱逃がしたいのでここまで削り込みます!

あとは組み上げて終了~という過程です








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2 コメント

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最高のフィニッシュ (まきせ)
2013-07-11 23:25:52
綺麗だね~~

やっぱ、ヤッツケ満載のウチの子とは明らかに美しさに差があるね

ま、それをお願いしているから仕方ないけどね

アチ~から倒れないように気をつけて
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お疲れ様です〓 (ハラダ)
2013-07-12 00:46:28

いろいろとありがとう
最後のエンジンルームの写真には感動すら覚えました(涙)
明日、というか今日電話します。
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