昨日、退任される柳下監督の総括会見が
ありましたね。
2015年は波瀾万丈なシーズンでした。
僕も後援会に入ったこともあって、
時間が空いた時は試合を見に行ってました。
もちろんスカパーでも、ナビスコや天皇杯を含めてです。
成績だけ見ると、よく残留出来たと思います。
年間勝ち点は、最低だった2011年の39を5も下回る
34でした(奇跡の残留した2012年すら40だった)。
ただ、内容的にはそこまで悲観はしていなかったんですよね。
酷い試合も結構あったんですが、
下の3チームとのチーム状態、サッカーの内容に
差があると試合を見ていて思ったので。
もちろん、直接対決だったらどうなるか分かりませんが、
34試合通じての結果なので。
ただ、やっぱり失点が多くて、
順位相当の内容だったという気もします。
前半戦は特に、マンマークへの固執があって
カバーリングの意識徹底が出来ず失点した部分も多かったですし、
多く生まれた信じられないようなミスというのも
そういう責任感から生じているのではないかと感じます。
試合を見ていると、内容的、雰囲気的な底というのは
5月の仙台戦と甲府戦あたりだったと思います。
特に仙台戦は、レオが離脱して勝たないとという
サポーターを含めたスタジアムの雰囲気の中で
完敗を喫して、これはいかんなとは感じました。
2週間の中断や、後半のステージからは、
守備のカバーリングや選手のある程度の固定もあり、
降格した3チームよりは上に行けました。
特に、FWで指宿と山崎が中心になったことと、
4バックに戻したことは大きかったと思います。
あと、加藤が入ったことですね
(実際、第2ステージ後半彼が調子を落としたり離脱してから
チームもあまり良くなかった)。
後半戦は、特に指宿にとりあえず当てるとか、
山崎に預けてドリブルをとか、
結果的にかもですが、FWを活かすことが出来て
良かったと思います。
前半戦は本当に枠にシュートが飛ばなくて、ポストとか。
それも、FWが戦術の犠牲になってしまっていると感じることが
結構あったので、やはり点を取る人と、ボールを出せる人が
いてこそ、と加藤が入った時に感じました。
本当は最初から使って欲しいとずっと思っていたので。
新潟の走力を活かす戦い方として、
マンマークをベースにアグレッシブな守備と
ポゼッションを加えたこのスタイルは結構好きなんですけど、
やっはりその中でもボール扱いの上手い選手、
パスを出せる選手が必要なのは新潟にとっての永遠の課題です。
スタイルを出した上で結果を残せている時というのは
だいたいそういう選手がチームにいると思います。
攻撃のマネジメントがもう少し出来れば、
もうちょっと上に行けるんではと思うんですけどね。
良い意味で印象的だったのはナビスコの予選の浦和戦ですね。
5-0は爽快でした。残留をかけた松本山雅戦も良かったけど、
浦和に勝ったことが印象に残ってます。
今季は、恐らく主力選手の残留と補強にお金を使い、
その分少数精鋭にしたと見ています。
しかし結果が出なかったので、その反動がちょっと心配です。
選手の誰が、という
新潟にとって一番嫌なシーズンが始まりました(苦笑)。
レンタルで出している選手が結構いて、活躍している人もいるし
誰を戻して、誰を出して鍛えて、
どういうチーム編成になるか興味深いですが、
監督の意向もあるのでまず監督ですよね。
いろいろ噂が上がってます。
曹さんは断られたっぽいですし、
城福さんははなから無理だと思ってました(苦笑)
地方クラブは、スタイルとかカラーが大事なので
それを継承出来る人を期待したいです。
個人的には、今年レノファ山口をJ2に上げた
上野監督とか良いなと思っているんですけど
(引き抜く感じになるけど)。
実際、新潟と縁のある方だし、活躍していた小塚も戻して
(かなり期待しています)
というのは意外と現実的ではと思っています。
魅力的なサッカーをしていたので、なったら面白いかと。
サポーターは、チームを信じて応援するしかないので、
来シーズンに向けて期待して待ちたいと思います。
もちろん待つだけでなく、サポートもしたいと思います。
最後にですけど、
柳下監督おつかれさまでした。
他力もあったとはいえ残留出来たこととか、
新潟がポゼッションも出来るようになったこととか、
いろいろありましたけど、新しいことも色々あって
興味深い3年半でした。
行かれる次のチームも注目したいと思っています。