更新サボってしまいました。。。
木曜日。
標記コンサートへ行って来ました。
以前、井上陽水考を書いたとき、
リスペクトしている歌手、僕にとって別格の歌手が
3人いると書いた気が。
一人が井上陽水、一人が尾崎豊、
もう一人を伏せておいたのですが、
そう、玉置浩二です。
玉置浩二のプロフィールは書きませんが、
大まかに言うと、安全地帯でデビューし、
大ヒットを連発。その後ソロ活動に転じヒットを続ける。
ソロ活動を継続しつつ、安全地帯の復活などもあったり。
その歌唱力から、根強いファンが多く、
また、俳優としても独特の存在感を持っている。
僕と玉置浩二の出会いは、中学校にさかのぼる。
給食のときの校内放送があって、
そこで「いい歌だな」と思う曲があった。
それが、安全地帯の「I LOVE YOUからはじめよう」だった。
これで安全地帯を知り、玉置浩二を知った。
しかし、その頃の安全地帯は、ピークからは若干過ぎていて、
僕がベストテン番組とかを見始めてまもなく、活動を休止する。
その後、ソロ活動に転じてから、僕はCD(というか当時カセット)を
よく買っていた。「キ・ツ・イ」とか「氷点」、「I'm Dandy」など
(分かる人いるかな。。。分かんねーだろうな。。。)。
自身の俳優活動も盛んで、その主題歌を歌っていた感じ。
その後、大学生の時、「田園」が大ヒット。
その頃、新潟テルサにライブを見に行った。
実はそれ以来のライブで、
10年くらい振りだった。
客層は明らかに、僕を含めover 30がほとんど。
曲が始まる。
告白します。
実は、私、ほとんどCD持ってません(爆)。
リスペクトしてるくせに何だよという感じかもだが。。。
でも、それを含めてだが、
始まったて数曲はアップテンポのナンバー。
僕は当然知らない。というか、客席の多くがそうだったかも。
玉置さんのアルバムの歌って、結構独特で、
いわゆる玉置節なんだけど、
何と言うか、ポピュラリティーを持ちづらい曲が多いのです。
その辺が、玉置浩二の根強い人気に反して、
CDのセールスがあまり伸びない原因かもしれない。
おまけに今日の客は腰が重い。
僕も立ち損ねてしまう。
その後、バラードに転じる。
知っている曲が並ぶ。
中でも期待していた名曲「メロディー」。聴けてよかった。
そして、安全地帯時代の曲を歌う。
やはり、多くの聴衆がここに期待しているのが反応で分かる。
おそらく、玉置さん自身は、もうそういうことへの葛藤の時代は
通り越しているのだろうけど。
特に良かったのは「悲しみにさよなら」。
「あの頃へ」も良かった。
安全地帯時代の玉置さんは、バリバリの都会派で、
メイクも濃くて、「作っていた」感があった。
その後、ソロを続けていく中、
今住んでいるかは分からないが、軽井沢に移り住んだとのこと。
都会の生活を捨てて、田舎に移った。
そういう現在の玉置浩二が歌う安全地帯の曲は、
また違った色合いを持っていた。
終盤はまたアップテンポなナンバーで。
次第に立つ客も増える。
僕も業を煮やして、立つ。
それにしても、ほとんどMCをしないのは
昔と変わっていない。
とても独特で面白い人なんだけど、
ライブは歌って歌って歌い続ける人。
アンコールでは、「田園」も歌い、
これがやっぱり一番盛り上がった。
その後一度引っ込むが、
最後にキーボードのみで1曲歌って終わった。
なんと言うか、やっぱり歌唱力は凄い。
そして、彼の包み込むような温かい歌声。
そして彼の笑顔。
これで多くのファンは虜になる。
客席が、安全地帯の頃の玉置浩二を求めているのも
何となく分かった。
歌手にとっては新しい歌を聴いて買って欲しいのが本音。
でも、そこにちゃんと折り合いをつけて、
今なお精力的にライブを行っている。
かれのとても自然な今の姿。
機会があったら是非聴きに行って下さい。