ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市花館を往く-3(その6)

2021年01月16日 | 旧大曲市を往く

<「上大戸」の十字路>

●歩いた日:2020年12月11日(金)

●歩いた所

 ・高関上郷(四ツ屋):野際、二ツ屋

 ・花館:唐関、中台、萩台、葛野、富士見町、上佐渡、東裏地、下中野、上中野、下大戸、中大戸、上大戸

●歩いたログ(足跡)(道のり8.3km)


(以上の地図:国土地理院)

 (📷16から)さらに進むと「下大戸」の家並が途切れ、両側に田んぼが広がる道を行くとやがて「上大戸」になる。

📷17:「上大戸」の一角

 道奥が「下大戸」の集落で、そこから手前に進んで来たところ。

 この辺り、河岸段丘上の縁に道が通っており、道の右手(西側)は一段低くなっている。低いところはかつては「玉川」の氾濫原であったと考えられる。「下大戸」、「上大戸」はその段丘の上に形成された集落のようだ。

 中央に廃屋が見えるが、「玉川」の堤防が築かれ、この低地にも今は多くの民家や施設が建ち並び、地名も「大戸下川原」、あるいは「上大戸下川原」となっている。

 道沿いの斜面に杉の木の切り株が並んでいる。ここは少し前まで杉並木になっていたようだ。

 さらに東に行くと、やがて家々が建ち並ぶ「上大戸」集落の中心部になる。

📷18-1:「上大戸」の一角2

 奥から来たところ。道端の杉木立、垣根などは、昔懐かしいムラ?を思い起させる。

 道右側の木立の根元に小さな石塔が見える。ここから右手に昔の道跡と思われる狭い砂利道があった。昔の航空写真に写っているかな?、最後に確認してみたい。

 私の立っているところが、乗り合いタクシーの乗降所になっている。

📷18-2:乗り合いタクシーの案内板

 ここの路線は「松倉・四ツ屋線」となっており、全部の乗降所が記載されている。「鷹ノ巣」、「大川原」、「原野」、「水吞場」・・。この辺りを知る人には懐かしい地名があるかもしれない。

 また少し行くと、道左手奥にこんな光景が目に入る。

📷:「上大戸」の枝垂れ桜

 枝垂れ桜の大木である。樹齢はどれくらいになるだろうか。葉を落としているので枝ぶりがよくわかる。左側に枝が偏っているのは風の影響だろうか。薄いピンク色の花を着けた姿もひと際目立っていた。

 さらに進んで「上大戸」の東端の十字路に出る。

📷19:「上大戸」の一角3

 左手から十字路に出てきたところ。

 前述したように、自動販売機のあるところがお店屋さん。私が子供の頃からあって、「大戸の店屋っこ」と呼んでいた。「下大戸」と同じで酒店の看板がかかる。この辺り、飲んべぇが多いのでお酒を売る店が残っている?!。

 十字路脇に庚申塚などの石塔が立つ。ここも昔からの道筋に当たるのであろう。

(その7に続く)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (青葉太郎)
2021-01-19 11:29:30
地元を広く歩いていられるようですね。
地理院の詳細図(一万分の一?)ルートも書き込まれて、共に歩いているような気がいたします。
 そちらは降雪で日々大変なことと拝察いたします。
お元気でお過ごしください。
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Unknown (kisei)
2021-01-19 17:09:25
青葉太郎さん、コメントありがとうございました。数日雪が止んだと思ったら、昨夜から猛吹雪です。こんな大雪では春まで仙北平野歩きには出かけられません。季節の話題などがしばらく続くと思いますが、気が向いたらお読みください。地図はパソコンで拡大したりしてますが、原版は2万5千分図です。
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