ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧太田町長信田を往く―4④

2024年01月11日 | 旧太田町を往く

<「樋口」の田んぼの白鳥>

●歩いた日:2023年12月25日(月)

●歩いた所

・斉内(長信田): 橇目、豊後町、南開、小曽野、杉元、胡桃台、諏訪田、樋口、段ノ腰、宝竜、長者森、河原田、高田、下斉内、天神堂、中田、北開、鶴ヶ窪、狐塚

・国見(横 沢): 川端、大釣木、新橋、小釣木、砂溜

●歩いたログ(足跡)(道のり8.3km)


 (以上の地図:国土地理院)

 ここ(📸005の位置)で県道を離れ、田んぼ中の道を東に進むと大きな水路がある。

📸006:「胡桃台」付近の「田沢疎水」

 「田沢疎水」の幹線用水路には、これまで何度出会ったことだろう。この用水路の西側には、前回に続いて今回も立ち寄った「仙北平野1号」幹線用水路、そして、「東山」のすぐ麓には「第二田沢開拓」幹線用水路が開削されている。

 秋以降は用水路への取水は止められており、写真のように水路にも雪が積もっている。

 水路左奥に見える「真昼岳」をアップする。

(「胡桃台」から望む「真昼岳」)

 逆光で山肌が暗くなっているが、下に漂う雲が日射しを受けて白く輝き、好対照をなしている。

 山頂にポツンと建つ山小屋をご覧いただけるだろうか。麓から山小屋を見つけると、何となくうれしくなるのはなぜだろう。

 水路にかかる橋を渡ってさらに東に少し行くと、右手の田んぼから白鳥の鳴き声が聞こえる。

(「樋口」の田んぼの白鳥)

 この辺りの田んぼだけに白鳥が舞い降りて餌をついばんでいる。よく見ると、雪が線状に融けているところ(左下)があり、この田んぼは雪が少なく餌をとりやすい(穴が見える)ようだ。

 なぜ雪が少ないのか。道沿いの水路には水が流れており、その水が流れてきた草にせき止められて田んぼにあふれ出して、田んぼの雪を融かしているせいのようだ。

 そういえば、冬、田んぼに水を張り(「冬水(フユミズ)田んぼ」と云っているようだ)、渡り鳥などの餌場にするとともに、鳥の糞を堆肥代わりにして有機栽培を行う、ということを聞いたことがある。

 さらに東に行くと十字路がある。そこで振り返る。

📸007:「胡桃台」、「杉元」方面を望む

 奥から来たところ。見える家々は道右側が「胡桃台」、左側が「杉元」。左端奥に「西山」。

 道の左脇に少し黒くなっているところが見える。水があふれ出して雪が融けているところである。

 小さくてよく判別できないが、黒いところの左奥に白鳥の姿が写る。

(⑤に続く)


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