ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市四ツ屋を往くー2(その6、終)

2017年12月25日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:20171128日(火)

●歩いた所

・高関上郷(四ツ屋):田中、桜田、上野、諸又、卯時田、大村、野瀬、杉本、中貫

・四ツ屋(四ツ屋) :諸又

・旧大曲市花館     :杉本、福田町

 ※「杉本」は「高関上郷」と「花館」に、「諸又」は「高関上郷」と「四ツ屋」にあり、それぞれ隣接している。

●歩いたログ(足跡)(道のり:7.1km

(以上の地図:国土地理院)

 最後にまた航空写真をご覧いただく。S51年とS23年の「卯時田」、「田中」付近の写真である。まずはS51年。

 今回歩いた道筋は、下端中央から北に延びている、曲がりくねった細い道である。旧街道にいったん出て家が密集している中をさらに北に進んで再び旧街道に出たところである。写真を見ると、この道が旧街道が整備される以前の古い道であることが伺われる。

 この道の写真下端のところが📷009を撮った地点である。水色の線は、S23年の航空写真と見比べながら改修前の「窪関川」の流路をたどったもの。改修された川で田んぼが分断されたので、橋が必要なことがわかる。

 道を歩いて目を引いた竹林の場所を示してみた。「仙北平野」では竹は家の屋敷内に植えられているものしか見たことがないので、この竹林も屋敷に植えられたものだろうか。両側から竹林に連なる木立の線は、かつての「窪関川」の蛇行の痕跡を残しているものと思われる。

 また、スタート直後に田んぼの中にあった墓地の位置を示してみた。この辺りの田んぼはまだ整備されておらず、昔の道筋が写っている。その道端に墓地があったことがわかる。

 写真上の方に「北大曲」の駅舎が小さく写る。地図でもわかるように、駅の北西側一帯は現在数十戸の家が建ち並ぶ住宅街になっている。「北大曲駅」が設置されたのはS40年のようであるが、10年余り経たS51年の写真では、新しい住宅と思われる建物は1件だけである。

 旧街道のAとB地点に留意したうえでS23年の写真をご覧いただきたい。

 この写真で一番目に付くのは、「角館街道」がAとBの区間がまだ整備されていないことである。昔の道は南から行くとBで左の折れ、「田中」の集落の中を曲がりくねって通っている。

 「窪関川」が大きく蛇行している。この川筋とS51年の写真をよく比較して見るとS51年に水色で示した上の方(上流)の田んぼの中に、蛇行の跡が浮き出ていることがわかる。

(終わり)

 ●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:255.3km)

 次回は、「旧大曲市花館・旧神岡町神宮寺」の記事です。


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