ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙南村飯詰を往く-1(その6)

2019年04月18日 | 旧仙南村を往く

<「飯詰駅」駅前通り-北方向>

 

●歩いた日:2019年3月9日(土)

●歩いた所

 ・上深井:矢矧殿、谷地中、松葉野、耳取、老形

 ・境 田:下八百刈

 ・佐 野:下佐野、中村、倉合

 ・南 町:北広田、千刈田

●歩いたログ(足跡)(道のり5.3km)

(以上の地図:国土地理院)

 「六郷」と「角間川」を結ぶ県道に出たところで左に折れて「飯詰駅」方面に向かう。少し進んで振り返る。

📷010:「千刈田」の風景

 右端に小さく写るゴミ集積所のところからこの県道に出て、手前に歩いて来た。 長い直線道路の先が「六郷」の街である。その街と川港であった「角間川」をつなぐ道は、相当早い時期にこのようにまっすぐに整備されたのであろう。

 さらに駅方面に進む。「老形」の家々が集まる辺りで道は右に少しカーブし、またまっすぐに延びている。しばらく進んで、「奥羽本線」の踏切とその手前の十字路が見えてきたところで振り返る。

📷011:「老形」の風景

 奥から手前に歩いて来たところ。写る家並は「老形」である。前述した「北広田」のように、ここも昔から家々が集まって集落を形成したようなたたずまいである。ここも小高く住みやすい場所だったのだろうか。

 道路標識のポール奥の白い山は「真昼岳」である。

 やや変則的な十字路を左に折れると、そこは「飯詰駅」に至る通りである。郵便局の前を過ぎ、駅前広場のところで振り返ってカメラを向ける。

(「飯詰駅」駅前の通り2)

 奥の青い案内標識が前述した十字路。赤いポストが見えているところが郵便局で、その前を通り過ぎて手前に歩いてきたところ。この辺りの地名は「谷地中」、「矢矧殿」のようだ。

  本文の先の方で掲げた「駅前の通り1」は駅前から南東方向に延びる通りで、この写真は北方向を望んだもの。南東側に比べて、こちらの通りには商店風の建物が多いと感じるが、そのほとんどは店を閉めている。 左手前の白い軽自動車のすぐ右にあるのが冒頭に掲げた「美郷町」の案内マップである。

 ここで持参している地図を見ると、駅のすぐ東側に神社のマークがあるので、そこに寄ってみたいと思い、神社への入口を探すが見つからない。昼も近いので寄らずにそのまま家に向かう。

 後日、その神社を訪れるため再度「飯詰駅」まで出かける。改めて神社への道を探すと、郵便局の脇に奥へ入っていく道がある。その道をたどると神社の脇に至る。正面に回ってカメラを向ける。

(「矢矧殿」の「矢矧神社」)

 木立に囲まれて社殿、奥に本殿が建つ。参道は神社の東側にあり、西側の駅方面からは入りにくかったようだ。社殿の額を見上げると「矢矧(ヤハギ)神社」とある。ここの地名も「矢矧殿」だが、「矢矧」とは調べると「矢を作ること、矢師」とある。この地は「矢づくり、矢師」と関連があるのだろうか。なお、この神社の祭神は「天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)」で、何やら戦に関りがありそうな感じがしてくる。

(その7に続く)


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