ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町高梨を往くー3(その1)

2017年05月28日 | 旧仙北町を往く

●歩いた日:20161228日(水)

●歩いた所: 沼田・川前・水里・田茂木・金堀・米打橋

●歩いた位置

●歩いたログ(道のり:7.2km

(以上の地図:国土地理院)

 今回は三度目の「旧仙北町高梨」です。

 最近は田んぼの作業に追われ、しばらく「仙北平野歩き」に出かけておりませんので、今の季節にそぐわないかも知れませんが、昨年の12月下旬に歩いた記事を掲載いたします。

 「高梨」のうちでも、明治の合併以前の「高梨村」の範囲です。以前「高梨」地域を歩いた時に見た地図に、「丸子川」と県道の間に細い道が東西に延びているのを見つけ、気になっておりましたので、その道を歩いてみようと出かけたものです。

 年の瀬が押し詰まった時節でしたが、朝から素晴らしい天気で、いったん降った雪もだいぶ消えております。

 それでは本文に入ります。

 どこに車を止めようかと少しウロウロするが、結局、「田茂木」の一角、田んぼ中のあぜ道に車を置いてスタート。

 車から降りると、かなり高齢の男の人が、天気が良いので散歩に出て来たのであろう、ゆっくりと歩いている。まずは、「沼田」に向かうことにして、その人を追いかけるように田んぼ中の道を南に、そして西に進む。西に進んで間もなく、振り返って東の方を見ると、雪に輝く山々が望まれるので、カメラに収める。

📷001:雪の「駒ヶ岳」と「東山」

 左に「駒ヶ岳」、右に「和賀岳」、両方の山の頂上付近は、強い北西風に吹き流されているような雲がかかり、寒々とした感じである。

 また、山のすぐ上空には青空がのぞかれるが、その上は霧のせいであろうか、青紫がかった幻想的な色をしている。

 そういえば、この日は、天気は良かったが気温が低くて、歩いているうち顔が冷たく感じたことを思い出す。

 写真右側の白い四角の建物は「旧仙北町役場」、現市役所支所である。 散歩の人を追い越して、「沼田」に入る。

 十字路のたもとに建つ、新しい介護施設の間を通り抜けて「沼田」の集落に入ると、いかにも古い道らしく、右左に緩くカーブしているので、カメラを向ける。

📷002:「沼田」の道

 この写真にも、青空の下に、まだ漂っている霧のようなものが写っている。しばらく暖かい日が続いていたので、春先の雪解け時期の景色にも見える。

 集落の中を通り抜けて県道を西に進み、「丸子川」に架かる「川前橋」の上でカメラを取り出す。

📷003:「川前橋」からの眺め

 「丸子川」に架かる大曲バイパスの橋の向こうに「西山」が写る。「丸子川」はこのすぐ下流で「窪関川」をあわせ、大曲市街の真ん中を流れ下って「雄物川」と合流して終わる。

 ここで、この橋の向こう側の「川前」を以前に歩いた時、川岸に「菅江真澄の道」の標柱が建っていたことを思い出し、改めてそれを見に行く。


 標柱には、「大曲の本郷に出るに麿子川の舟渡りせり」とある。

 橋を引返し、堤防の上を少し歩いてまた県道に戻る。

 地図で見つけた、県道と「丸子川」の間の、途中途切れているところもある細い道をできるだけたどることにし、少し進んで左に折れる。

(その2に続く)


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