ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市四ツ屋を往く-4(その3)

2018年04月05日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:2016年3月30日(水)

●歩いた所

 ・松 倉:大川原

 ・四ツ屋:機織、小又

●歩いたログ(足跡)(道のり5.7km

(以上の地図:国土地理院)

 「大川原」の集落の中の道をさらに引き返すと、左手に細い道があるのでそちらに折れ、家々の間を通り抜けて再び「勝田橋」から通じる広い道に出る。北に進むとやがて「県道67号」との交差点に至る。

📷006:「大川原」の交差点

 左右に走る道が県道で、交差点の脇に見事な屋敷林が家を囲んでいる。中央やや左の木は枝を横に伸ばしており、前掲写真の木と同じ木と思われるが、幹の太さ、高さを見るとかなりの樹齢を重ねた木である。

 子供の頃、友達と連れ立ってここのすぐ後ろにある山に家から歩いてスキーに来たが、その時は写真奥に続いている道を通って行った。そんな懐かしさもあってその道に向かう。

 すぐ大きな用水路である「松倉堰」に出る。そこにかかる橋の上でカメラを取り出す。

📷007:「松倉」の山

 スキーに行った時は、ここを(田んぼが区画整理されて当時の道そのままではないだろうが)歩いて行ったはずだと思って、ついカメラを向けた。中央のこんもりした山(丘?)の向こう側で遊んだ。スキーを担いで1時間以上も歩いてよく来たと思う。山の一部が砂利採取などのため表土を剥がれたり削り取られたりして土が露出している。もとに緑の姿に早く戻してほしいと思う。

 スキーをした辺りは、その後牛の放牧場になり、さらに放牧場にロープ塔が設置されて子供用のスキー場になったこともあるが、だいぶ前にスキー場は廃止された。

 橋から引き返すと、「松倉堰」と並行してあぜ道が続いているので、その道をしばらく進み、家が立ち並んでいる手前で振り返る。

📷008:「小又」のあぜ道

 奥から手前に歩いてきたところで、この辺りは「小又」である。道のすぐ右手を「松倉堰」が走る。

 道奥左手に桜の木が並んでおり、さらにその奥に大きな建物がある。かつての「松倉小学校」の校舎で、廃校になった今は高齢者福祉施設として活用されているようである。

 「松倉」の子供たちは、ここの小学校を卒業すると川を越えて「四ツ屋中学校」に通ってきた。かなり距離があるので、とりわけ冬の通学はさぞかし大変だったろうと思う。

(その4に続く)


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