ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市四ツ屋を往く-4(その4)

2018年04月07日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:2016年3月30日(水)

●歩いた所

 ・松 倉:大川原

 ・四ツ屋:機織、小又

●歩いたログ(足跡)(道のり5.7km

(以上の地図:国土地理院)

 県道北側を通るあぜ道は、舗装された細い道路に突き当たって終わる。突き当りを右に曲がるとすぐ左手に、杉木立の影を映して清水のような池がひっそりとたたずむ。少し行くと道は県道に出る。今回はこの辺で帰ることにするが、この次に「松倉」地区の北側の地域を歩く時、ログ(足跡)をつなげやすくするため、いったん、県道を帰る方向とは反対方向へ進む。

 少し行くと、「玉川」の堤防が県道と接するように並行して走っている。堤防の脇に台形状に土が盛られたところがあるのでそこに登ってみる。近くに「水防倉庫」の看板がかかる小さな小屋もあるので、この盛土は水害を防ぐための土嚢を作るためのものであろうか。

 盛土から引き返し、先ほど県道に出てきた道との角まで戻ると、その脇にもう一本道があるのでそこに足を踏み入れる。その道に面して何軒かの家があることから推測すると、県道ができる前はこの道がメインの道であったと思われる。昔の航空写真で確かめてみたい。やがて一軒の家に突き当たってこの道は途切れているので、田んぼ中のあぜ道を通って県道に出る。

 県道を西に進み、旧「松倉小学校」の校舎を活用した「ふれあいの郷まつくら」の前を通り過ぎて、「勝田橋」から通じる道との交差点に至る。左折してすぐのところでカメラを取り出す。

📷009:「小又」の風景

 点在する杉木立に沿って県道が通っており、右手から左に歩いてきたところ。

 写真を見ると右奥の木立や家がたつところがだいぶ高くなっており、手前、道脇の田んぼは低地になっていることがわかる。冒頭の方でも書いたが、「小又」の大字が「四ツ屋」であることから、かつての「玉川」は「小又」の後方の山際から手前の田んぼの辺りを流れていたと想像される。

 「玉川橋」に向かってさらに進むと、右手に「大川原」の集落に入る道が分かれている。

📷010:「大川原」の昔の道

 ログ地図でわかるように、この道は道なりに左にカーブして進むと、「大川原」の集落の端を通ってすぐまた「勝田橋」に向かう道と合流する。道右側の家屋敷は高台になっており、左側は低地で今も湿地状態になっていることから、段丘の縁を通る古い道であることがわかる。

 道両脇の木立などから昔の面影が色濃く感じられる。試しにこの写真を白黒にして眺めてみる。

 一見、数十年前の写真のように見える。が、道が舗装され、軽トラなどが写っているので、すぐ見破られそうである。でもこんな道に出会えることも歩く楽しみの一つである。

 この後、橋を渡り返して車を止めてある場所に戻る

(その5に続く)


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