ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙南村野荒町・金沢を往く⑦

2023年06月10日 | 旧仙南村を往く

<「篭林」、「町ノ内」を望む>

●歩いた日:2023年5月3日(水)

●歩いた所

 ・野荒町:伊豆林、前谷地、篭林、篭林後、町ノ内

 ・境 田:篭林

 ・金 沢:下野際、中野際、上野際、南明田地、碇、狐森、中谷地、味噌森、高畑、寺田

●歩いたログ(足跡)(道のり7.9km)


 

(以上の地図:国土地理院)

 (📷016から)また西に向かう。「味噌森」から「高畑」に入る。「国道13号」にかかる橋の袂で左折し、国道を南に少し進む。

📸017:「町ノ内」を望む

 左端、車が写る辺りが「出川」にかかる橋。川の向こう(北側)の家並は「町ノ内」の家々。

 右手には前掲写真にも写る、右手の杉林は森のようにも見える。

 ここで国道を横断して、田んぼ中の舗装道路をまた西に向かう。少し進んだところで南東方向を望む。

📸018:「高畑」の風景

 国道の西側に広がる、写真の家々は「高畑」。私が立っているところとその前に広がる田んぼは「寺田」。「金沢」の中心部には寺が多いので、それらの寺の一つが所有する田んぼであったのだろうか。

 この辺りから、道はまた川と接するようにして西に延びている。その道をしばらく行くとまた橋がある。「寺田橋」で、その上から川の上流方向を望む。

📸019:「篭林」、「町ノ内」を望む

 左端の白い建物は「野荒町」地区の集落排水(下水)処理施設である。その後方の家々は「篭林」、中央から右手の木立の中の家々は「町ノ内」である。

 川の法面が二カ所、コンクリートで固められている。何のため??。

 ここから西の川沿いの道は再び砂利のあぜ道。そのあぜ道が大きくカーブしているところがある。

📸020:「寺田」の一角

 写る橋は「寺田橋」。川の右(南)側の道は、橋から手(西)前にまっすぐ延び、その後いったん大きくカーブしてまたもとに戻っている。

 カーブしているところの対岸の道はまっすぐになっているので、ここだけ川原が広くなっている。南側の道をまっすぐにすると、その分田んぼの面積が増えることになるが、なぜ、そうしなかったのだろうか。昔の航空写真ではどうなっているのだろうか。

 川沿いをさらに西に進む。川沿いの点景を一枚。

 歩いていると、道脇に青い小さな花が咲いている。図鑑を読むと、「パッチリと明るい瞳を見開いたようなルリ色の花は、女性の美しい眼のようである」とある一方で、その名は、実が犬のふぐりに似ていることから「オオイヌノフグリ」という、とある。「ふぐり」は男性の持ち物?である。この対照には笑ってしまう。

 「タンポポ」との組み合わせもいい。

 もう一枚。

 なかなか精悍な顔つきをした大型の鳥である。鳥にはとんと疎いので、これも図鑑をひもとくと・・・・。「トビ(鳶、トンビ)」のようだ。「トビ」というと、「くるりと輪を描いて、ピーヒョロ」と鳴く姿はよく目にしたことはあるが、枝にとまっている姿は目にしたことはあるだろうが記憶にはない。今更ながらこんな色のこんな姿をした鳥だったかと思ってしまう。なるほど、嘴はまさしく「鳶口」だ。

 「トビ」の近くを、テリトリーを侵されたと思っているのか、二羽の「カラス」が威嚇するように鳴きながら飛び回っている。まもなく、「トビ」は追われるように飛び去った。

(⑧に続く)


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