ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙南村金沢・旧六郷町六郷東根を往く③

2023年07月06日 | 旧仙南村を往く

<最上流部の「出川」>

●歩いた日:2023年5月31日(水)

●歩いた所

・金沢  :狐森、乗上、南明田地、上野際、碇

・六郷東根:四天地、一ツ屋、北田中、南明田地、碇

  ※ 南明田地、碇は、金沢、六郷東根双方に(隣り合って)ある。

●歩いたログ(足跡)(道のり5.4km)


(以上の地図:国土地理院)

 同じ場所(📸005の地点)から南西に目を向ける。

(「狐森」方面を望む)

 中央の木立は、車を置いた「上野際会館」がある「狐森」。右端に写る集落は「中野際」。奥に「飯詰山」。

 この写真でも、田んぼがかなりの傾斜地にあることがわかる。

 左手、雲の下に「鳥海山」がうっすらと見える。

 さらに北に進む。左手から合流する道を過ぎると、再び東に流路を変えた「出川」にかかる橋がある。

(最上流部の「出川」)

 山あいの森林の中を流れ下る、最上流部の「出川」である。

 ログ地図を見ても、源流の沢がそんなに大きくないようなので、これ位の幅、深さで間に合うのであろう。

 橋から下流方向を望む。

(最上流部の「出川」2)

 田んぼと同様、一気に流れ下るようなかなり急な傾斜になっている。

 そして、田んぼに比べて川底がだいぶ低く、川の水を直接利用するのは困難なことがわかる。稲作のためには、別途山中から水を引いて来ているのだろう。

 さて、この橋は「四天地橋」である。橋から少し北に進むと右手に入る道があり、その道沿いが橋の名称の由来となった「四天地」の集落である。

📸006:「四天地」の一角

 「みずほの里ロード」よりもさらに高い、山の中腹のようなところに家が建ち並ぶ。住むにはこうした南西向きの斜面が快適かもしれない。

 右上の建物は「四天地部落会館」。奥に太陽光発電のパネルが見える。

 奥の、道がカーブしている辺りまで行くと、おじ(い?)さんが小屋の前で何やら作業をしている。話かけてみる。

 「やあー、ここはいい眺めだなぁ~」と私。「んだ!。いい場所だ。それもあってここには昔から人が住んでいたんだ。そんで、寺が四つあったので四天地と云うらしいんだ!!」とおじさん。

 「そこの発電パネルはここの人が建てたの?」と私。「いや、長野県の会社が建てたんだ」とおじさん。「そこは元は畑だったんだが(だったの)?」。「畑というより牧草地だったな」。

 会話の後、パネルが建ち並ぶところまで行ってみる。

(「四天地」の一角2)

 フェンスを巡らして中には入れないようにしている。鍵がかかっている入口脇に設置者の看板が立つ。それによると、先ほどのおじさんの話とは違って、設置者は「岐阜県」にある会社である。

 設置されたパネルの上の方に、ログ地図にも示されている神社がある(赤い屋根が少しだけのぞいている)。お参りするには大変のようだが、なぜそこに神社を建てたのだろう。

(④に続く)


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