ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町高梨を往く-5<「払田」ほか>(その7、終)

2019年08月09日 | 旧仙北町を往く

<「払田」付近のS23年の航空写真>

●歩いた日:2019年7月9日(火)

●歩いた所  

 ・払 田:鳥ノ木、館前、森崎、早坂、下払田、下川原、宝龍  

 ・板見内:一ツ森  

 ・高 梨:穂田原、於園、上り場

●歩いたログ(足跡)(道のり6.1km)

(以上の地図:国土地理院)

 次にS23年の写真である。まずは北側の部分。

(S23年-1)

 まず目に付くのが、田んぼの区画がすでに10a区画に整備されており、道筋も現在とほとんど同じである。ただ、「穂田原」の集落の北東部、「矢島川」沿いの広い範囲は未整備で、ここは川の氾濫などによって荒れ地が広がっていたようだ。

 「真山」と「長森」をご覧いただきたい。「真山」の西側に突き出たところと北東側の斜面、「長森」の西側の部分に木が生えておらず、はげ山のような状態になっている。人手を加えなくとも木に覆われそうなもの(植林によると思われるが、S51年にはほとんど木に覆われている)だが、はげ山になっているのは木が伐採されたのだろうか。戦時中に神社境内の木を伐り出したという話は聞いたことがある。

 「払田分家」庭園には米倉庫などの建物が写る。庭園の木々がS51年より明らかに小ぶりなのが見て取れる。

 写真上部、現在「早坂橋」が架かるところ(黄色線)に道が通っていない。南から行くと道は川の手前で左折し、すぐ右折して橋を渡っている。この橋が「早坂橋」のすぐ下流に残っている橋のようだ。ところで、上部に写る「矢島川」の川筋は、右手の上流部と左手の下流部ははっきりとわかるが、黄色線のすぐ上流辺りがはっきりしない。二筋に分かれて流れていたようにも見える。

 「穂田原」の大きな木立も確認することができる。

 最後に、S23年の南側の部分。

(S23年-2)

 「上り場」の屋敷の西側を南北に走る道沿いに現在何軒かの家が建つが、当時はその家もなく、屋敷は田んぼの中に浮かぶ島のように見えたことだろう。

 「下払田」は道がまっすぐ改修されたほかはほとんど今の姿と同じで、「寳龍神社」の木立も確認できる。

(終わり)

●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:402.9km)

 累計の道のりが400kmを超えました。「仙北平野」がだいぶ赤線で覆われてきましたが、まだまだ空白の部分が多くあります。全部覆うには1000kmほどは歩く必要がありそうです。これからもチョビチョビと赤線を広げていきたいと思います。

 ところで最近は猛烈に暑さが続いており、「仙北平野」歩きに出かけておりません。次回は、思い切って暑い中を歩きにいくか、それとも以前歩いたところを掲載するか、まだ決めかねております。少し間が空くかもしれませんが、できるだけ早く掲載したいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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