●歩いた日:2016年4月1日(金)
●歩いた所:大川原、関口、金葛、下袋、長者屋敷、砂崎、金葛砂崎、機織、布晒
●歩いた足跡(ログ)(道のり:8.1km)
(以上の地図:国土地理院)
歩いていると、一面の田んぼの中に見事な木立があり、神社が見える。そこに寄り道するため、直線道路を左に折れ東に向かう。しばらく行って、また南に向かって少し進んだところで、神社にカメラを向ける。
📷006:木立の中の「稲荷神社」
少し引返し、写真に写る道を進んで、鳥居から境内に入って名前を確かめると「稲荷神社」とある。「稲荷」は五穀を司る神を祀るという。一面田んぼのこの場所は、その神様に最もふさわしい感じがする。
方々を歩いていると、木立が枯れたり切り倒されたりして、神社だけがぽつんと建っている光景によく出会うが、やっぱり神社は木々に囲まれているのが自然である。
「下袋」に向かってさらに南に進む。この辺の字名は「長者屋敷」と言うらしい。「地名への・・・」によると、有力者の屋敷、あるいは富裕を願う瑞祥地名に由来するとある。
やがて「下袋」に入り、集落北側の道をたどる。
📷007:「下袋」を望む
「下袋」の由来は、「玉川」の曲流によってできた袋状の地形であるという。ログの地図には「下袋」だけが記入されているが、ほかの地図を当たってみると、字名としては、先ほどの「長者屋敷」のほか、「砂崎」(スザキ)があり、いずれも「四ツ屋」に属する。
「玉川」によって「四ツ屋」と隔てられ、同じく「四ツ屋」に属する「松倉」とも接しておらず、飛び地のようになっている。
写真に写る真っすぐの道路は、新しく付け替えられた道で、古い道はハウスの左奥(東側)、地図に曲がりくねった黒線で示されている道のようである。
奥に「姫神山」と「神宮寺岳」が顔をのぞかせ、春先の穏やかな風景である。
集落から遠ざかってもう一度振り返る。
📷008:「下袋」を望む2
こうしてみると「下袋」はかなり大きな集落である。
余談だが、先日、今年の稲作付計画申し込みのために「JA花館支店」へ行ったら、支店では「下袋」分の書類も準備してあった。JAでは「花館支店」の管轄になっている。「小学校」はどこへ行くのであろうか。距離的には「神宮寺小学校」が一番近い。
田んぼ中を「松倉」方面に向かう。道沿いの田んぼは、段丘の上と下に位置するように高いところと低いところがある。
途中の字名を調べると「金葛砂崎」とある。「砂崎」は「四ツ屋」だが、こちらの「砂崎」は「金葛」が冠になっているように「神宮寺」に属する。「地名へのいざない」を読むと、このほかに「金葛砂崎川原」、「金葛古川端」、「金葛古川出口」、「金葛古川敷」などがあるという。「玉川」は、現在、「金葛」の集落からかなり離れたところを流れているが、これらの地名は全部川沿いにあったことを連想させる。
(その4に続く)
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