<「南町北広田」の風景>
●歩いた日:2019年3月9日(土)
●歩いた所
・上深井:矢矧殿、谷地中、松葉野、耳取、老形
・境 田:下八百刈
・佐 野:下佐野、中村、倉合
・南 町:北広田、千刈田
●歩いたログ(足跡)(道のり5.3km)
(以上の地図:国土地理院)
「中村」の「日吉神社」境内の一角に板碑の存在を示す石柱が立つ。
(「日吉神社」の板碑)
板碑と云えば、以前ブログに掲載した、「六郷」の「台蓮寺」境内にある巨大(高さ121cm)な板碑を思いだすが、ここ板碑はブロックで囲まれた中にある高さ30㎝程の2個の石である。右端の石の説明書きによると、板碑は「大日如来碑」、「釈迦如来碑」である。「台蓮寺」の板碑は「阿弥陀仏」が刻まれていた。板碑は鎌倉・室町時代に死者の追善などのために建立されたもの。そんな時代にこの辺りはどんなたたずまいを見せていたのか想像もつかないが、相当古い歴史を持つ土地柄だということだろう。
境内を出て、家々の屋敷境をたどるようにカギ型になっている道を西に進み、突き当たった角を右手に折れて北に向かう。やがて、田んぼ中の一軒家脇の十字路に至る。そこを左に曲がって西に延びるまっすぐな道を進む。畦畔だけは黒く地肌を見せているものの、一面真っ白な田んぼの中に点在する家々を眺めながらしばらく行くと、また道脇に家があり、十字路になっている。そこで振り返ってカメラを向ける。
📷007:「下佐野」から東方を望む
道奥左手にある大きな家のところに右方向から来て、左折して手前に歩いてきたところ。田んぼ中の道なのに簡易ながら舗装されている。点在する家々の生活道路にもなっているからだろう。
写真左手に丸く枝を広げた大木が聳え、その脇に赤い屋根の大きな建物がのぞかれる。民家にして大きすぎるようにも思われるので、近くを歩いた折に確かめてみたい。その大きな建物の左手にもりっぱな家が見える。その奥は「六郷」の街である。
「東山」の雲も先ほどより高くなり、稜線がくっきりとしてきた。
さらに西に進む。右手前方にこの辺では珍しく数件の家が集まった集落が見える。
📷008:「北広田」の集落
大きな家が建ち並んでいる。家が点在する散居の中で、ここにだけ家が集まっているのは、ここが少し小高くなっていて住むのに適しているからだろうか。それにしてもどの家も大きい。競って大きな家を建てたようにも見える。
ログ地図に印があるように、右端の木立は神社のようだ。平場の集落と木立に囲まれた神社、心なごむ農村風景である。
さらに西に進むと道は南北に走る道に突き当たる。そこを右に折れて北に向かい「北広田」の家々の中を通り過ぎる。広々とした屋敷に大きな家と小屋などがゆったりと建ち並ぶ。さらに北に進み、十字路を今度は左折して西に向かう。少し行ったところで行く手にカメラを向ける。
📷009:「千刈田」を望む
道の突き当りの家々は「千刈田」である。その家並が左手に延びて「飯詰駅」の方に続いている。 道の左側に小さく人が写り、向こうへ歩いて行く。おばあさんがいい天気に誘われて散歩に出てきたようだ。すぐ先にある道を左に曲がった。 道は突き当りの家を迂回し、大きな水路を越えて「六郷」と「角間川」を結ぶ県道に出る。
(その6に続く)
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