●歩いた日:2016年6月24日(金)
●歩いた所
・横 堀(旧仙北町):沖田、川戸賀、星宮
・清 水(旧中仙町):丙泉、乙沖田、北大吹、南大吹、南谷地
・鑓見内(旧中仙町):前田、板屋
・四ツ屋(旧大曲市):谷地、前田、切上、東田
●歩いたログ(足跡)(道のり9.2km)
(以上の地図:国土地理院)
「川戸賀」からに南に進むと「星宮」である。やや大きな水路を越えた道の左脇に小さな社があり、鳥居のそばに白い標柱が立つ。
📷005:「菅江真澄の道 星宮」
白い標柱は、これまで何度も出会った「菅江真澄の道」の標柱である。「星宮」とはなんともロマンチックな地名である。標柱に書かれている「真澄」の文には、「この地古くはいといと広き荒野にして、その中に星の落ちたりしかば村民、星ノ宮とて祀りたりし処といえり」とある。「地名への・・」によると、「鑓見内」にも「星の宮」の小村があるという。
ところで、写真を撮った場所の道右手前方に、屋敷林が鬱蒼と茂る広大な敷地に、洋館風の古い大きな家がある。だいぶ傷んでおり今は人が住んでいるようには見えないが、管理している人のものらしい車が止まっている。妻と車で近くを通った時にこの家の話をしたところ、妻がどこかから話を聞いてきて、昔お医者さんがいた家だという。そういわれると、洋館っぽいところは医院に見えなくもない。
「星宮」の家々が連なる道を南に進み、家並が尽きたところで引き返し、左折して西に向かうまっすぐな道を進む。十字路を右折して以前にも歩いた(「旧大曲市四ツ屋・旧仙北町横堀を往く」)道を今度は北に向かう。少し行ったところで東にカメラを向ける。
📷006:「星宮」の風景
中央やや左に大きな屋敷林が写るが、そこが前述した洋館風の古い家が建つところである。こうして見ても広大な屋敷であることがわかる。
その向こう側を通る道を左から右に進み、ぐるっと回ってこの場所に来たところ。写真の家々も立っているところも「星宮」で、「星宮」はかなり大きな集落である。
さらに北に進み、家並が途切れたところにある大きな水路沿いのあぜ道を西に向かう。すると南北に走る広い道に出たところに農業数落排水(下水)の処理施設がある。以前歩いた時はここから南に向かったが今回は北に向かう。左前方に家々が連なっているので、すぐ左折してそちらに向かう。「南谷地」、「南大吹」と進み、「窪関川」にかかる「与助橋」のたもとで振り返ってカメラを取り出す。
📷007:「南大吹」の道
奥から手前に歩いて来たところ。道と「窪関川」に挟まれた一画に「下沖ノ郷霊園」と刻まれた石柱が建つ共同墓地がある。写真のように東屋がありその奥には緑の広場も備え、整備されてまだ日が浅い墓地である。最後に昔の航空写真でご覧いただくが、「窪関川」はこの辺りでもかつては大きく蛇行しており、その改修によって新たに生み出された敷地に共同墓地を整備したものと思われる。
ところで余談になるが、「大吹」は「旧中仙町清水」に属するが、私が通った「四ツ屋中学校」には「大吹」から通ってくる生徒がいた。「清水」であれば、先に「旧中仙町清水を往く-2」で訪れた「上大蔵」の中学校の学区である、距離的には「四ツ屋中学校」が近いのでこちらに通ったものだろう。それでも歩いて通うには結構遠かったはずである。
(その4に続く)
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