ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧中仙町清水・旧太田町横沢を往く②

2023年09月02日 | 旧中仙町を往く

<「金鐙」の風景>

●歩いた日:2023年7月31日(月)

●歩いた所

 ・黒 鐙(清水):上黒土、金鐙

 ・国 見(横沢):下仲島、豊成、新山、大動防、八幡前

 ・東長野(豊川):新山

●歩いたログ(足跡)(道のり7.3km)


(以上の地図:国土地理院)

 この(📸001に写る)水路を越えると「金鐙」(カナブミ or カナアブミ)で、さらに東に行くと十字路がある。

📸002:「金鐙」の一角

 左端の木立が車を止めた「八幡神社」。そこから写真の道に出て、手前に来たところ。

 従って、道奥の家々は「上黒土」、手前の家は「金鐙」。

 十字路脇(北西側)に大きな木立が茂っている。

📸002:「金鐙」の一角2

 かなり樹齢を重ねた木立が、一面に田んぼが広がる中にぽつんと立っている。

 今は整備された道の十字路となっているが、あたかも昔の辻に立つ木立のような風情である。後で昔の航空写真で確認してみよう。

 十字路を突っ切ってさらに東に向かうと、また十字路がある。そこを右折して南に少し行くと、大きな水路のほとりに出る。

📸003:昔の村境?の辺り

 調べると、立っているところは昔の「清水村黒鐙(旧中仙町)」と「横沢村国見(旧太田町)」のちょうど境に当たる場所のようだ。

 そんな場所に、屋根をかけて守られているのは、真っ赤に塗られた面と小さな石碑である。「鹿島様」と同様、これも「道祖神」の一種である。昔の村境と思われるこの場所に祀られている道祖神は、外から悪疫や悪霊が入ってくるのを防ぐ神様である。

 水路沿いに東へ少し行く。水路にかかる橋のたもとから北を望む。

📸004:「金鐙」の風景

 橋のたもとで北に折れた水路の奥は、杉などの高い木立が鬱蒼と茂る、「金鐙」の中心集落のようだ。

 水路と並行して走る道を北に向かう。左手に墓地を見てさらに進むと、杉木立の中に大きな家や小屋が見え隠れする。

 水路が右折して道から離れるところから少し行くと小さな十字路がある。その十字路を左に折れると、右手に集落会館がある。入口上の看板に「金鐙多目的研修センター」とある。その前を過ぎてさらに少し進んだところで振り返る。

📸005:「金鐙」の一角3

 道奥の赤い屋根が「多目的研修センター」。

 ログ地図でもわかるように、S字型にカーブし両側に家が建つこの道が昔の道筋と思われる。これも昔の航空写真で確認したい。

(③に続く)


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