ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧六郷町六郷を往く-6(その7、終)

2019年01月29日 | 旧六郷町を往く

●歩いた日:2018年12月2日(日)

●歩いた所

 ・六郷:往還南、小安門、大町、上町、米町、馬場、新町、赤城、白山、荒町

●歩いたログ(足跡)(道のり6.3km)

(以上の地図:国土地理院)

 

 次にS43年の写真。

 「六郷バイパス」は開通していない。バイパスを黄色線でなぞってみた。なお、「側清水」の左側の黄色線は、付け替えられた現在の道筋である。

 「六郷小学校」の校舎の北側、正面入口東脇にプールと思われる二つの四角形が写っている。当時すでに整備されていたのであろう。グランドの周りに、桜であろうか、木が隙間なく立ち並んでいる。私たちが小学生の頃は、桜が開花する時期に行われる運動会は、親はもとより爺さん婆さんも出かけて行って子供に声援を送り、昼時は持参した重箱を広げて皆で食べる地域を挙げてのイベントであったことを思い出す。

 ところで、画面右下にきれいに区画整理された田んぼがのぞいているが、左側の一面の田んぼは不整形で未整理の状態である。その田んぼ中を曲がりくねった道が通っている。昔の道はみんなこんなだったろうと思うと同時に、今は皆の記憶も薄れてしまったこんな道を目にすることができるのは、古い航空写真をながめる楽しみの一つである。

 なお、今もほとんど残っているが、右下隅に広い杉林が写る。S43年というと私は高校3年生。汽車通学していたが、何かの都合でたまにバスに乗ると、「六郷」を通過する時にこの杉林が車窓から見えていたことを、今もこの付近を車で通る度に鮮明に思い出す。

 最後にS23年の写真。

 

 S43年とほとんど同じである。左下一帯に広がる田んぼ中の道もS43年の写真と同じ道筋をたどることができる。

 左上隅、「側清水」付近から街の方に向かう「羽州街道」の道沿いに、木がぽつぽつ立っているのが見える。昔あった並木の名残であろうか。

 「六郷小学校」の校舎はS43年と全く同じである。グランドをよく見ると、「郷」の字の下に黒い点があり、木のようである。何かいわれがあってグランドの中に残された木であろうか。

 なお、現在商工会が入っている旧役場の位置は、木立に囲まれて建物が建っているように見えるが、何があった場所であろうか。また、「ニテコ清水」の南側の道沿いに四角に区画された場所(?のところ)ある。現在ここには「大島会館」が建ち、公園のように整備されて避難場所になっているが、元は何があった場所だろう。役場の場所とあわせて、知っている人がいれば教えていただきたい。

(終わり)

●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:366.7km)

 次回は「旧千畑村千屋」の記事を掲載する予定です。このブログで初めて「千屋」に足を踏み入れます。


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