ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧千畑町千屋を往く-1(その1)

2019年02月04日 | 旧千畑町を往く

●歩いた日:2018年12月21日(金)

●歩いた所

 ・本堂城回:城方小屋、百目木、道尻、館間、北館、田町

 ・土崎  :厨川谷地、北小屋、厨川

 ・払田(旧仙北町高梨)   :念仏谷地、大谷地

 ・板見内(旧仙北町横堀):百目木、千刈田

●歩いた位置

●歩いたログ(足跡)(道のり6.3km)

(以上の地図:国土地理院)

 「角間川」、「六郷」としばらく街歩きが続きましが、今回は本来?のムラ(平野)歩きです。場所は、地図を見ていただくとわかるように、「旧仙北町」にある「払田の柵跡」の東側です。この辺りは「旧仙北町」と「旧千畑町」(現在は「大仙市」と「美郷町」)の境付近に当たりますが、主に歩いたところが「旧千畑町千屋」になりますので、冒頭のタイトルにしました。

 ところで、今回歩いた「千屋」地域の大字名が「本堂城回」で、この地名は戦国時代にあった「本堂」氏の居城、「本堂城」に由来するものです。「本堂」氏は、関ヶ原の戦いの後、「佐竹」氏の入部にともない交代寄合(一万石以下の準?大名のこと)として「常陸国新治郡志筑」8,500石に転封となり、その地で明治時代になるまで続いたようです。転封で「本堂城」は廃城となりましたが、今回はその城跡にも立ち寄ってみました。

 それでは本文に入ります。

 「旧仙北町高梨」(一部は「旧千畑村千屋」にまたがる)にある「払田の柵跡」については、以前雪の時期に歩くスキーで歩き回りブルグにも掲載した。その柵跡の「外柵南門」(その向かいには県の「埋蔵文化財センター」がある)の前を通り過ぎて少し東側に行くと、県道がゆるやかにカーブしている。カーブの修正工事をした名残だろうか、道沿いの川(「払田川」の看板が立っていた)縁に細長い退避場のようなところがあるので、そこに車を止めてスタート。ログ地図にも「P」を印したところに町村界の線が引かれているように、ここが「大仙市」(「旧仙北町」)と「美郷町」(「旧千畑町」)の境で、道端にそのことを示す案内板もある。

 

 県道から西を望んだ写真で、道奥正面に「姫神山」が写る。車を止めた道右手奥には「美郷町」の案内板が、そして道左手には、写真のように、ここから西側が「大仙市」の「旧仙北町」であることを示す案内板が立つ。

 西に少し進んで「旧仙北町」に入り、写真に右端中段に写る橋に向かう。その橋の上からまた西を望む。

📷001:「念仏谷地」付近

 

 川は「払田川」、川沿いの道は県道。川両脇手前の家々は「念仏谷地」、左手奥は「牛嶋」である。

 「念仏谷地」は何やらありがたい地名にも思えるが、「地名への・・」によると「念仏」は「ネブ(舐める)」で、崖、湿地、泥地の場所に由来する、あるいは、土壌中にメタンガスが発生し足を踏み入れるとぶつぶつ泡をたてることに由来するとあり、土地条件がよくなかったことが想像される。

(その2に続く)


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