●歩いた日:2017年11月28日(火)
●歩いた所
・高関上郷(四ツ屋):田中、桜田、上野、諸又、卯時田、大村、野瀬、杉本、中貫
・四ツ屋(四ツ屋) :諸又
・旧大曲市花館 :杉本、福田町
※「杉本」は「高関上郷」と「花館」に、「諸又」は「高関上郷」と「四ツ屋」にあり、それぞれ隣接している。
●歩いたログ(足跡)(道のり:7.1km)
(以上の地図:国土地理院)
家のそばの田んぼに、番(ツガイ)だろうか、二羽のまっ白な鳥がいる。
私が近づいて行くと、一羽が大きな羽根を広げて飛び立ち、遠くに飛び去るのかと思ったら、家の屋根に降りた。もう一羽はそのままである。
右下隅と木立の間の屋根上に鳥が写る。まっ白なので最初は「白鳥」かと思ったが、群れていないし形も違うようで、「サギ(鷺)」の一種と思われるが、まったく自信がない。
それにしても、まっ白な大きな鳥が屋根の上に止まったこの家には、何か良いことがありそうな気がしてくる。
家並みを抜けると道端に古い祠がある。
📷008:「野瀬」の道端の風景
近づいてみると、塞がれているが祠の正面は道の反対側になっている。何か方位に関係があってそちらを向いているのであろうか。それとも、昔は道が正面の方を通っていたのだろうか。
祠の向こう側の広葉樹(桜?)はかなりの老木である。木立と古い祠、昔を偲ばせる点景である。
「窪関川」の堤防の奥に「和賀岳」が望まれる。
緩くカーブする道をさらに進んで東にカメラを向ける。
📷009:「大村」の一角から東を望む
写真中段に堤防が見え、「窪関川」が左から右に流れている。その奥に「真昼岳」の頂が白く輝く。
堤防の左端に地図にはない橋が写る。一般の車が通りそうもないここに橋があるのは意外な気がするが、昔の航空写真の見てその理由を知る。
すなわち、改修される前の「窪関川」は、写真左端の橋付近から手前右下の方に流れており、その向こう側(東側)の田んぼは当然ながら昔は地続きだったのである。従って、ここの田んぼは川向うの「花園」(「旧仙北町戸地谷」、右手奥の木立のある集落)の人たちが作っており、この田んぼに通うために架けられた橋であることがわかる。
また進んで行くと、右手前方の田んぼの向こうに見事な竹林があり、目を引く。道はやがて旧街道に出る。
📷010:「大村」の旧街道
右端のポール脇の道から旧街道に出て来たところ。その道の延長のように左手奥に細い道が伸びているので、この後そちらに向かう。
旧街道の両側は「大村」、細い道の左側が「卯時田」である。「地名への・・」によると、「卯時田」は境界の場所を意味し、ここに昔の「高関小学校」があったとある。「高関上郷」の中心集落であったらしい。
一方「大村」は、小さくとも「太田」と同じように願望の美称地名とあり、面白い。
(その5に続く)
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