今月、「愛知県碧南市夫婦強盗殺人事件」の裁判員裁判が始まるそうですが、
同裁判員の方に私からお伝えしたいことがあります。
同事件犯人の堀慶末だけは、他の被告と比べて「全く違う種族=別の生物」と捉えてから、市井を反映した判決を下して頂けるようお願いいたします。
堀慶末については「闇サイト殺人事件」などをネットで検索すれば、この男たち三人組が犯した残虐非道な事件について、多くの庶民による凄まじい怒りのコメント記事が次々と閲覧できます。
ですので、私があえてこのブログ上において、同事件の全貌を掲載することは省略します。
あなたがた裁判員はこれまで、凶悪殺人事件を犯した被告の死刑判決を下すことに躊躇した方が多く、たとえ凶悪殺人犯といえどもその生命を抹殺するような判決を自ら下すのには、凄まじい心の葛藤があり悩みぬいたという内容のコメントを発信してきました。
昨年のことですが、ある女性の裁判員の方が被害者の遺体の写真を見せられてPTSDを発症し精神的苦痛を与えられたなどという理由で、国に対し損害賠償まで請求するといった事態に発展したケースもあります。
「ふざけるな」と、私は言いたい。
じゃあ、恐怖と絶望の果てに、残虐極まる手口で無残に殺されてしまった被害者の人権はどうしてくれるのだ、と。
犯人の死刑は気の毒だが、ある日突然、何の落ち度もないのにもかかわらず無残に殺されてしまった被害者は気の毒でないのか、と。
この野郎たちによって、磯谷利恵さんは顔や頭部を30回以上もハンマーで叩き潰された挙句、とどめにロープで首を絞めて殺されたのだ。しかも、利恵さんの脈が止まるのを確認するまでロープを閉め続けたという。それでも、被害者よりも犯人たちを死刑にするのが気の毒だというのだろうか。
堀慶末たちは「被害者を殺すのはゴキブリを殺すのと同じ『仕事感覚』だ」と供述していました……こんな奴らはもはや人間ではありません。
だいたい、死刑と無期懲役刑の判決では、「天国と地獄」の違いがあります。
無期懲役刑受刑者などは、人権を尊重される法律により、生命と人権を保障されて「至極快適なビジネスホテル」なみの待遇で収容されているのです。
あなた方は裁判の前に拙著「闇サイト殺人事件の遺言」を是非、購読されるようお願いいたします。(アマゾンなどで中古本が格安で購入できます)
さらに、日本には「恩赦」という制度があることをご存じでしょうか。
天皇陛下など皇族の冠婚葬祭に際し、犯罪者にとっては非常に誠にありがたい制度であり、例えば、恩赦が実施されると、「死刑囚は無期懲役刑に」、「無期懲役刑受刑者は有期刑懲役受刑者」と減刑されてしまうのです。
堀慶末などの無期懲役刑受刑者らは「有期刑懲役受刑者」として減刑されるのですから当然、仮釈放などで10年前後も経過すれば社会復帰できることになります。
だから、もしあなた方裁判員は、堀慶末などの死刑判決をためらい、無期懲役刑の判決を下すのであれば、将来、国の「彼ら殺人犯は矯正しました」という言葉を信用して、恩赦などで仮釈放になった堀慶末の「身元引受人」になってほしいのです。
ですから、「愛知県碧南市夫婦強盗殺人事件」の裁判員裁判で堀慶末の無期懲役刑判決を下すのであれば、あなた方はそれだけの責任を持ってください。
*棒線
【1998年6月29日、愛知県碧南市のパチンコ店責任者の夫婦が何者かに殺害され、金品が奪われた事件。
愛知県警は2012年8月3日、夫婦を殺害し、金品を奪った疑いがあるとして、闇サイト殺人事件で無期懲役が確定した堀慶末(37歳)受刑者、別の罪で服役中の男(36歳)、建築作業員の43歳男ら3人を強盗殺人容疑で逮捕した。
さらに、名古屋地検は2006年に名古屋市守山区の民家で一人暮らしの女性(76歳)が襲われ金庫などが奪われた事件について、2013年2月6日、堀慶末受刑者を強盗殺人未遂などの罪で、36歳の男らを強盗致傷などの罪で追起訴した】