ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

①のんびりうかがう 群馬 湯宿温泉 2007

 

ひとりでぶらりと湯治でも

旅だったのは、群馬県の「湯宿温泉」

古くから湯治客に愛された温泉地

四か所の共同湯があり、住民の生活に浸透しています。

 

昔の湯治場の雰囲気が残り

旧街道に石畳が敷き詰められ、街路灯がともり

のどかな雰囲気を醸し出しています

 

1300年も前に弘須法師が岩穴にこもり

大乗妙典を読経すると温泉が湧いたという伝説があります

 


上野駅から電車を乗り継ぎ「後閑駅(ごかん)」で下車します。


バスに乗り換え、旧街道があった「たくみ里」に降り立ちます。


ここは、旧三国街道の「須川宿」が残っています。


当時の須川宿の近くには「湯宿」の温泉場があったため

宿泊客を呼び込む苦労もあったそうです。


現在の須川宿は "匠の里" として町並みが整備され

水路も復元され、いろいろな匠のお店が並んでいます。


杉の木に囲まれた祠(ほこら)が、苔の石参道の奥に佇んでいます。


みちばたには、この時期やさしい色のコスモスや赤いリンゴの実がなっています。


レンタサイクル借りて、散歩します。


当時の「庚申塔」や「二十三夜塔」の石塚が建っています。

※「二十三夜塔」
月を信仰の対象として「講中」といわれる仲間が集まり
飲食をし、お経などを唱えて月を拝み、悪霊を追い払うという月待行事を行い、
その記念や供養のあかしとして建てられたもので、月待塔(つきまちとう)ともいいます。


湧き水が流れ落ちるたらいには、冷えたリンゴにキュウリ、ひとついただきましょ。


昔は子供たちで賑やかだった校舎は、廃校となり非常用の滑り台が残っています。


校舎の壁に連接した建物の跡が残っています。


ここのコスモスは、いい色に咲いています。


行くたびに飲んだ、たくみの里の「のむヨ~グルト」


見つけました豆腐の揚げた香りの「福寿茶屋」

素の状態で食べると濃厚な大豆の味が口に中に広がります。

醤油を"ちょい"とたらすと熱々で美味しいこと。


整備された街道には、多くの人が詰めかけいます。


いろんな「たくみの家」が建っています。

マッチ絵・七宝焼・鈴・ガラス・人形と石画・藍染・キャンドル・竹細工

陶芸・わら細工・蕎麦打ちこんにゃく・くるみ・和紙・ドライフラワー

蚕繭絹・木工・いちご・急須・革細工・おしばな・おめん

 

ぶらりと温泉に入り"陶芸"や"蕎麦打ち"を楽しみます。


坂道を下って、「湯宿温泉」へ向かいます。

途中、「大滝屋旅館」直営の「五郎兵衛やかた」でお昼をとります。


昔は、養蚕農家、移築改築してこの場所に建っています。


先祖の名前を頂き、うどん屋さんになりました。



当時はあった「湯の華 温泉玉子」。今はあるでしょうか?


温泉玉子でビ~ルをグビッ!


一番人気の「五郎兵衛うどん定食」、固形燃料で温めます。 

雑穀飯・みそおでん・刺身こんにゃく・冷奴・小鉢がセットの定食です。


赤谷川を渡ると、目の前に湯宿温泉が見えてきました。


バス停の前を通り過ぎて


三国街道(17号線)の頭上には、道路用鉄橋が架かっています。


こんなに洒落た『湯けむりの塔』が立っています。


風情ある小さな小さな温泉街だけど

"これが旅情と趣きをさそいます"

温泉の豊富な群馬県内においては

その知名度は極めて低いけれど。

つごう4度も足を運ぶことになります。


初代沼田城主の真田信之が湯治に訪れたり、道祖神が並びます。

前には湧き水がコンコンと流れ落ちます。


温泉街をそぞろ歩きます。

行く先々の温泉街、なぜか決まって「小高い山」がそびえています。


「群馬 沢渡温泉」にもあったような


最初の共同湯が見えてきました「竹の湯」

ここの湯は入れませんでしたが 

4つの共同浴場「窪湯」「竹の湯」「松の湯」「小滝の湯」が残されています。


「窪の湯」の横にある「ふれあい横丁俳歌投稿ポスト」


石畳のあいまには、村民が綺麗な花を植えています。


この石畳が、「湯宿温泉」の静かな雰囲気を醸し出しています。


横道を見ると、どこに行けるのかと誘われる小径です。


石畳のあいまには、ひと休みするベンチがほどこされ

湯上りを楽しめるように作られています。


敷き詰められたまっつぐ伸びる石畳、ここはそぞろ歩きにはいいところです。


大きな蔵が建ち並び、当時の街道を忍ばせます。



年期物の案内板は、字が薄くて見えません。

 


「たくみの里」マップを見られる方は ←こちらをクリック

 

湯宿温泉の情景は、まだまだ続きます。2007.10.6-7

①いちの湯 湯宿温泉 2007.10.6-7

②にの湯 湯宿温泉 2007.10.6-7

③湯宿温泉ひとり旅 2009.5.6-7

 

 

「趣味歳時記〔真土谷(まつちや)ベース〕」は、こちらをクリック❣️❣️

◯「初版 ひとり ときどき ふたり散歩」は、こちらをクリック❣️❣️

 

下記リンクは、「ピクスタ(写真販売)」こちらをクリック!

写
真素材 PIXTA

最近の「🚋ひとり旅」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事