四年ぶりに御神輿(おみこし)がねり歩きます。
三基の神輿が、右に左にうねりながら進みます。
ここの神輿の担ぎ方法は、「二天棒」、笛の合図で左右に大きく振ります。
下になるときは、相撲のシコを踏むときのように沈みこみます。
そこから一気に持ち上げて神輿を反対側に振ります。
※「二天棒」都会の神輿は棒は4本、二天棒は、田舎の細いあぜ道が通りやすく、以前は田園地帯だったことがうかがわれます。
先頭には こども神輿 背をかがめ 食いしばり 上下します。
中ほどに 女衆の神輿 担ぎ手の 腰の落としに 声が出ます。
神輿の下は かがめたり 立ち上がったり これは若くないと こなせません。
しめは 男衆の神輿 威勢は一番 重い神輿が うねります。
「さくらトラム」の線路前で引き継ぎ、町屋にはいります。
のぼりには、「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいしそんなり)」と書かれています。
※蘇民将来という伝説の人物がおられ、蘇民将来説話と呼ばれる逸話が各地に現れます。スサノオノミコト、牛頭天王のしそんなりの意味でしょうか。
通りは、通行止めになり、道の中央を闊歩できます。
涙を流し担ぐ人もいて、満面の笑みに掛け声も高鳴ります。
遠くから掛け声が聞こえてきました。大神輿がうねりながら近づいてきます。
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