雨が降り続ける、僅かな晴れ間の日に「荒川区観光ボランティアガイドと行く「ものづくりツアー」に参加します。
集合まで時間があるので、京成町屋駅近くにある創業昭和26年の「平山珈琲(閉店)」に寄ります。
酸味が少なく苦味成分が強いコーヒー「マンデリン」を注文します。
お店の横には路面電車がゴットンゴットンと走っています。
ご主人から都電荒川線の延伸計画のお話しを伺えました。
2020東京オリンピックの開催にまに合わせ「三ノ輪橋から浅草方面、早稲田から高田馬場方面」に延伸する計画があるそうです。?」
集まった方は老若男女の7名、
荒川区の、江戸からの伝統技術を持つ職人(荒川マイスター)を訪ねます。
今日は、「木版画摺り」と「生地製カードケース」を体験します。
まずは、「木版画摺 松崎大包堂」に向かいます。江戸木版画摺り師の工房です。
驚いたことに、「のし紙」の完成品があります。
聞くと、あの有名な日本の封筒、便箋の発祥の店、
日本橋の老舗和紙店「榛原(はいばら)」で販売しているそうです。
自宅の近くに凄腕の職人さんがいるんですね。
一人ずつチャレンジします。 版木にヤマト糊を垂らし、
溶き棒で絵の具を取り、ブラシに馴染ませます。
版木に満遍なくブラシで色を付け、手早く進めます。
両手の人差し指と中指で和紙を挟み、
「鍵見当」と「引きつけ見当」に位置を合わせ和紙を置き、
バレンに力を込めこ摺ります。
完成しましたが、やはりズレとバレン使いが難しいですね〜。
以前、版画年賀状に凝って7色摺りの経験があったからでしようか。
摺り師の方から『やってましたか ! 上手いですね』と。お褒めの言葉。
後継者になろうか迷います。
※「見当を付ける」「見当違い」「見当外れ」という言葉は、
この版画用語からきています。
師匠にお礼を言いもう一軒の「モノづくり体験・見学スポット」
「衣装着人形 竹中雛人形製作所」に向かいます。
明治時代からの創業で、雛人形や武者人形の衣装着人形を作っています。
女将さんに「竹中」という名前、
まさか「竹中半兵衛の末裔ですか?」と聞いたところ 、
驚く間も無く「そうですよ」と謙虚に答えます。
羽柴秀吉の参謀や軍師を勤めた歴史的なお方が末裔とは。
凄いお店です。 女将さんに、「西陣織のカードケース」を習います。
西陣織の端布の中から、
金らん花づくしの模様に橙色を合わせ、二枚の布を選びます。
使用する道具は、厚紙、ボンド、アイロン、クリップ、千枚通しのこれだけです。
布がたるまないようにピンと張り、カドを押さえ千枚通しで端を揃えます。
僅かな道具でこんなに綺麗な物が出来ました。
いい色合いのカードケースが出来ました、
女将さんに伺うと外国出張のお土産に大量の注文があるそうです。
御主人と女将さんにお礼をいい、集合場所に戻ります。
2時間半のモノづくり散歩、貴重な体験をさせてもらいました。
持ち帰るとつれあいは、美容院のカード入れに使ってくれるそうです。
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