テス君の部屋

観光、旅先での風景や印象に残った事・日常の事などをできる限り写真を付けて気ままに書いていきたいと思っています。

仁和寺 ・二王門

2007年11月01日 | 寺院・仏閣
昨日(10月31日)、京都右京区御室にある「仁和寺」に出かけた。
本日の第一の目的は、京都国立博物館で開催されている「狩野永徳展」
鑑賞である。
午前の時間を利用して仁和寺・竜安寺の拝観を計画して出かけた。
阪急大宮駅で嵐電に乗換え御室仁和寺駅で下車。
駅北側に仁和寺の二王門(重文)が見える。
江戸時代に建てられ左右に金剛力士を安置することから二王門と呼ばれている。

現在、仁和寺は真言宗御室派の総本山であり、平成6年に世界遺産に登録された。

仁和寺・白書院の襖 2

2007年11月01日 | 寺院・仏閣
御所内の拝観を終え参道を進み中門を抜けると、右に五重塔、左に名勝・御室桜がある。
中門正面には、国宝・金堂が姿を見せる。
金堂の左手には、鐘楼・水掛不動尊・観音堂・御影堂がある。
右手には、経蔵などの重要文化財の建造物が立ち並ぶ。

仁和寺で時間を取りすぎたので予定の竜安寺は次の機会という事にし、
京都国立博物館に向かいます。

写真は、仁和寺・白書院の襖。


狩野永徳展

2007年11月01日 | 観賞
仁和寺を出て嵐電を利用し四条大宮にそこから阪急で四条河原町にでて
バスで京都国立博物館に向かいます。
博物館には2時少し前に着きました。
入場券を求めようとすると「ただいま待ち時間50分です。ご了解の上ご購入
ください」との案内がされていた。
TV等マスコミでも多く取り上げられ、先日の土曜日には2時間待ちの報道もあった
のである程度は覚悟していたが平日でも50分待ちとは少し驚いた。
昼食がまだだったので博物館南門横にあるカフェで昼食を食べる。
このカフェはガラス張りなので入館待ちの行列を眺めながら食事を終えて列に並ぶ。
この日は日差しも結構きつく日よけ用に傘が用意されていて、多くの女性とすこし
ばかりの男性が利用されていた。

写真は入館を待つ行列(画像が小さくて解り難いですが)。
行列はさらに建物の右側に沿ってつづき一番奥でUターンしているです。



狩野永徳展 2

2007年11月01日 | 観賞
四、五十分待ちやっと入場できました。
館内も勿論、人でいっぱいです。
作品を鑑賞するのにも大変です、作品の前の人が中々進まないのです。
係り員の方が「立ち止まらずに前にお進み下さい」と案内されますが
思うようにいきません。
まぁ、一時間あまり待ったのですから解らないでもないですがね。
今回の展示品に国宝の作品が五つ展示されています。
”洛中洛外図屏風”(狩野永徳筆)
”檜図屏風”(狩野永徳筆)
”花鳥図襖”(狩野永徳筆)
”琴棋書画図襖”(狩野永徳筆)
”竹虎図壁貼付”(狩野松栄筆)
中でもやはり「洛中洛外図屏風」は一番人盛りしていた(私がいた時間内で)。
そしてもうひとつ ”唐獅子図屏風”です。
スケールの大きさに圧倒されます。
必見の価値充分です。
天才と言われる人はさすがに凄いです。

なかでも私が一番感銘を受けたのは、「檜図屏風」です。
檜の荒々しい姿、形にしばらくの間見入ってました。
この作品は、永徳晩年の作品であり48歳で生涯をとじたのも
現代でいう過労死ではなかったかと言われているそうです。
私は、この絵に永徳自身の想いが込められているように思います。
若いころのエネルギッシュな自分を取り戻したい、あの頃の自分に
戻りたい気持ちを表現している様に感じました。

写真は、噴水越しの京都国立博物館