舞鶴基地整備で防衛相
衆院予算委 堀川氏
![]() (写真)質問する堀川あきこ議員=2月28日、衆院予算委分科会 |
日本共産党の堀川あきこ議員は2月28日の衆院予算委員会分科会で、全国で進む自衛隊基地強化が住民の命と暮らしを脅かしていると批判しました。
堀川氏は「海上自衛隊舞鶴基地(京都府舞鶴市)は安保3文書に基づく敵基地攻撃能力の前線基地であり、そのバックヤードとして祝園(ほうその)弾薬庫(同精華町)も拡張されている」と指摘。「舞鶴の港湾整備は、イージス艦を上回る能力のイージス・システム搭載艦も寄港できるようにするものか」とただしました。
中谷元・防衛相は、「イージス艦以上の能力を持つ大型艦の寄港も可能」にする工事だと認めました。堀川氏は「敵基地攻撃能力の拠点化が一層進む」と批判しました。
堀川氏は、舞鶴基地の弾薬整備補給所に、日本政府が400発のトマホーク購入を契約している米国の軍需産業レイセオン社の技術者が出入りしていると告発。「舞鶴基地でトマホークの整備をすることはあるのか」と迫りました。中谷防衛相は「整備場所はまだ検討中だ」として否定しませんでした。
堀川氏は、祝園弾薬庫の増設計画では、町や隣接する京田辺市との協議や周辺住民への説明がないと指摘。弾薬の中身も地元の消防には知らされておらず、事故が起きたときの住民の命の保障も想定されていないと批判し、住民説明会の開催を求めました。
堀川氏は、陸自饗庭野(あいばの)演習場(滋賀県高島市)で多発する実弾演習での場外着弾事故について、狭い演習場での実弾演習に構造的問題があるとして、「唯一の再発防止策は実弾演習をやめることだ」と主張しました。
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