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仏左派連合 最大勢力 国民議会選挙

2024年07月09日 12時51分58秒 | 一言
極右内閣誕生を阻止


(写真)選挙勝利を市民と分かち合う新人民戦線の議員たち=7日、パリ(吉本博美撮影)

 【パリ=吉本博美】フランスの国民議会選挙(下院、定数577)の決選投票の投開票が7日に行われ、左派4党の共闘組織「新人民戦線」が182議席で議会最大勢力となりました。マクロン大統領の与党連合は第2位に沈み、アタル首相が辞意を表明しました。第1回投票(6月30日)で1位だった極右政党「国民連合」(RN)は第3位にとどまりました。投票率は約66%と1997年以降最高。マクロン与党に厳しい審判を下すとともに、極右内閣誕生の危機を阻止した歴史的選挙となりました。

 内務省の暫定結果によると、新人民戦線が182議席、与党連合が168議席、RNが143議席となりました。事前の世論調査では決選投票でもRNが最大勢力となる予想が出ていましたが、新人民戦線と与党連合が候補者一本化に踏み出し極右阻止の受け皿となりました。

 左派連合の中の第1党「服従しないフランス」のメランション代表は会見で、マクロン氏に対し、「国民の意思を尊重し、新人民戦線から首相を指名すべきだ」と指摘。今後与党として公共福祉の回復や賃金・年金の引き上げをはじめとする公約を実践していくと意気込みを語りました。直後の集会では選挙運動に奮闘した市民らに謝意を表明しました。

 国民連合のバルデラ党首は、「フランスは極左の手に落ちた」と新人民戦線と与党連合の選挙協力を批判しました。

 今回の選挙で下院は左派、中道、極右の3陣営がいずれも過半数に届きませんでした。連立政権の樹立に向けた交渉は難航が予想されます。


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