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赤旗全国囲碁・将棋大会

2024年11月10日 18時18分31秒 | 一言

 第59回赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)が始まった9日、全国から予選を勝ち抜いてきた選手と招待選手の計112人が熱戦を繰り広げました。

最年少11歳 前回優勝者と激突

北海道・東北

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(写真)将棋の対局をする福島県代表の辺見寿満さん(左)と奈良県代表の西淳平さん=9日、党本部

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(写真)囲碁招待選手の硯川俊正さん(右)と宮城県代表の渋谷宗志さん=9日、党本部

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(写真)将棋招待選手の竹中歩美さん(右)と茨城県代表の大塚喜封さん=9日、党本部

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(写真)囲碁の香川県代表の江尻敏彰さん(左)と青森県代表の嶋脇雄一郎さん=9日、党本部

 北海道・東北地方から囲碁、将棋それぞれ8人が出場しました。決勝トーナメントには囲碁・将棋それぞれ3人が進出しました。

 大会最年少は囲碁の宮城県代表の渋谷宗志さん(11)。初戦の相手は前回大会の優勝者でした。「緊張したけど、しすぎないようにした。でも周りのおとなは強かった」と、好きな攻めができなかったと振り返りました。攻められても予想に反した手で相手を驚かせる場面もありましたが、結果は2連敗。「もっと強くなって、またこの大会に出たい」と話していました。

 将棋では北海道代表の北川廉さん(25)が初参加。奮闘しましたが、2連敗を喫しました。「恩師が2年前にこの大会に出場しました。だから勝利を持ち帰りたかった」と悔しそう。「精神力も技術力も足りなかった。次もこの場所に来られるようがんばりたい」と話していました。

 リーグ戦の結果は次の通り。(敬称略)

 【囲碁】伊東信義(北海道)2―0▽横川悠太(北海道)2―1▽嶋脇雄一郎(青森)0―2▽高橋新一郎(秋田)1―2▽松村光(岩手)2―1▽渋谷宗志(宮城)0―2▽大岸猛(山形)0―2▽宮腰典明(福島)0―2

 【将棋】北川廉(北海道)0―2▽湯上真司(北海道)2―1▽小泉祐(青森)1―2▽納谷瑛志(秋田)2―1▽藤谷明弘(岩手)2―1▽西田明斗(宮城)0―2▽増子雅俊(山形)0―2▽辺見寿満(福島)1―2

みんな個性的で強かった

首都圏

 首都圏8都県からは招待選手を含め、囲碁15人、将棋15人の計30人の代表選手が出場し、囲碁10人、将棋9人がリーグ戦を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出しました。

 囲碁では、神奈川県の竹内怜櫂さん(17)が初出場で予選突破。普段はネット対局で研さんを積む中、「広い会場でたたかいやすくてありがたい。序盤から余裕を持って打てた」と語りました。初出場で埼玉県の内田祐里さん(25)=招待=は3戦目まで粘るも敗退。「最後に誤算があり逆転されてしまって残念。みなさん個性的な棋風で強かった」と語りました。

 将棋では、埼玉県の古田龍生さん(27)が優勝経験者など強豪と熱戦繰り広げるも惜敗。「さすがに予選は抜けたかったが厳しかった」と悔しさをにじませ、「来年は予選突破といわず、もっと上を目指したい」と再起を誓いました。

 リーグ戦の結果は次の通り。(敬称略)

 【囲碁】斉藤文也(東京)2―0▽島田豪(東京)2―1▽福嶌秀渉(東京)2―0▽稲葉一宇(神奈川)2―0▽竹内怜櫂(神奈川)2―0▽野口正樹(埼玉)2―0▽横山蒼大(埼玉)1―2▽堀江哲(千葉)1―2▽松本実優(千葉)2―1▽長谷泉(茨城)2―0▽山本広斉(栃木)0―2▽竹内俊雄(群馬)0―2▽勝俣光司(山梨)2―0▽内田祐里(招待)1―2▽硯川俊正(招待)2―1

 【将棋】小林悟(東京)2―0▽関矢寛之(東京)2―0▽宮本悠聖(東京)2―1▽銭本裕生(神奈川)2―0▽藤原志朗(神奈川)1―2▽野依孝生(埼玉)2―1▽古田龍生(埼玉)1―2▽浅田拓史(千葉)2―0▽武田俊平(千葉)2―1▽大塚喜封(茨城)1―2▽小林智晴(栃木)2―0▽山口勇(群馬)2―1▽竹内広也(山梨)1―2▽竹中歩美0―2(招待)▽原司(招待)1―2

 囲碁の埼玉県の代表は林隆羽さんから野口正樹さんに交代しました。

「強豪ぞろい」熱戦つづく

東海・北陸信越

 東海・北陸信越地方からは囲碁9人、将棋9人の計18人が出場し、囲碁は4人、将棋は6人が決勝トーナメントに進出しました。

 将棋では、三重県の伊藤裕紀さん(23)が1回戦の勝利後に、「少しだけミスをしましたが、なんとか想定した将棋を指せました」と語りました。長野県の林奎史郎さん(21)は、初戦は競り負け。「序盤は『これでいける』と思ったのですが、相手に受け止められてしまいました」と語りました。

 「本当に強豪ぞろいですね」。囲碁では愛知県から参加した森川舜弐さん(28)は2連勝。1回戦後に「時間がなくて厳しい対局でした。一手を読み間違えれば負けてしまうような終盤戦でした」と語りました。石川県から参加した向井雅一さん(27)は、1勝1敗。「常に難しいですね。1回でも勝利できてうれしかったです」と感想を話しました。

 リーグ戦の結果は次の通り。(敬称略)

 【囲碁】堀内金秀(長野)0―2▽奥田裕紀(新潟)2―1▽中曽根理樹(静岡)2―1▽森川舜弐(愛知)2―0▽南川雄哉(岐阜)1―2▽濱口光琳(三重)0―2▽向井雅一(石川)2―1▽源明彦(富山)1―2▽三村優太(福井)1―2

 【将棋】▽林奎史郎(長野)1―2▽齋藤福実(新潟)2―0▽石垣毅(静岡)2―0▽稲葉聡(愛知)2―1▽柴崎元(岐阜)2―0▽伊藤裕紀(三重)2―0▽竹内宏次(石川)0―2▽中平寧(富山)2―0▽本好祐生(福井)0―2

ダイナミックに動いた

近畿

 近畿からは、囲碁7人、将棋7人の計14人が出場しました。囲碁は5人、将棋は5人が決勝トーナメントに進出ました。

 将棋では、大阪府の瀬戸隆さん(36)は1回戦勝利後に「ダイナミックに駒が動いた将棋で、難しい対局でした」と語りました。奈良県の西淳平さん(33)は2回戦までで、1勝1敗。「序盤から中盤に甘い手を指してしまった」と分析します。

 囲碁では、奈良県から参加した昨年準優勝の赤木志鴻さん(26)が2連勝。「2回戦の対戦相手は、昨年の優勝者。リベンジを果たせました。優勝に向けて気を引き締めたい」と話しました。大阪府の西川貴敏さん(33)は、1回戦勝利後に「なんとか勝利しました」と言いました。京都府から参加した山口新之介さん(22)は「途中には勝てそうな局面もありましたが、残念ながら勝てませんでした」と述べました。

 リーグ戦の結果は次の通り。(敬称略)

 【囲碁】西川貴敏(大阪)2―0▽山下寛(大阪)2―0▽水精次元(兵庫)2―0▽山口新之介(京都)0―2▽杉村颯真(滋賀)1―2▽赤木志鴻(奈良)2―0▽木村直登(和歌山)2―1

 【将棋】瀬戸隆(大阪)1―2▽福間健太(大阪)2―1▽天野啓吾(兵庫)2―1▽生川康太朗(京都)2―0▽荒木隆(滋賀)2―1▽西淳平(奈良)1―2▽楠本一斗(和歌山)2―1

実力受け止め再起を誓う

中国・四国

 中国・四国地方からは囲碁9人、将棋9人の18人の代表選手が出場。囲碁3人、将棋4人が勝ち抜き、決勝トーナメントに進出しました。

 囲碁では徳島県の臼杵裕也さん(31)が予選敗退し「全国大会で初の全敗。ショックです」と肩を落としました。大会を通じて親交を深めた優勝経験者の対局に見入り、「化け物みたいに強い人だ。そういう人とつながれるのも大会のよさです。来年は県3連覇を果たして、ここに戻ってきます」と語りました。

 将棋では大会準優勝も経験している山口県の田中佳久さん(35)が予選2連敗し「後半に抜き返すのが自分のスタイルだが、AI(人工知能)の活用が広まって中盤以降も相手の隙が見えなくなってきた」と分析しました。「これがいまの実力だけど、まだまだひと暴れしてやりたい」と再起を誓っています。

 リーグ戦の結果は次の通り。(敬称略)

 【囲碁】藤井直己(岡山)0―2▽福岡健二(広島)1―2▽小野慎吾(山口)2―0▽門脇宏幸(鳥取)2―1▽吉井秀浩(島根)1―2▽江尻敏彰(香川)2―1▽西崎浩一(愛媛)0―2▽臼杵裕也(徳島)0―2▽徳富建二(高知)1―2

 【将棋】植田吉則(岡山)1―2▽山本和遼(広島)2―0▽田中佳久(山口)0―2▽森田宏敏(鳥取)0―2▽井上来渡(島根)2―0▽石綿慈雨(香川)2―1▽宇野好輝(愛媛)1―2▽生藤健介(徳島)2―0▽澤村現真(高知)0―2

若手のパッション「新鮮」

九州・沖縄

 九州・沖縄地方から囲碁8人、将棋8人の計16人の代表選手が出場し、囲碁3人、将棋1人がリーグ戦を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出しました。

 囲碁では、長崎県の江越進一郎さん(50)が初出場。2連敗だったものの、「素晴らしい会場でレベルの高い対戦ができてうれしい」と語り、再出場に意欲を見せました。時間の使い方など心理戦を重視しているという宮崎県の奈須春樹さん(25)は「特に中高生はパッションで向かってくる。なかなかできない体験で新鮮だった」と振り返りました。

 将棋で初出場した佐賀県の三好英敏さん(53)は、「相手の息づかいで考えを読むのが楽しい。感想戦でのアドバイスを次に生かしたい」。熊本県の木村拓哉さん(35)は「意外と戦えた。ここ2、3年で取り組んでいる棋風が、なんとなくわかってきた」と手応えを語りました。

 リーグ戦の結果は次の通り。(敬称略)

 【囲碁】岡俊寿(福岡)2―1▽樋口駿(佐賀)0―2▽江越進一郎(長崎)0―2▽宮本将伍(熊本)2―1▽小島十二(大分)1―2▽奈須春樹(宮崎)2―1▽寝占健一郎(鹿児島)1―2▽金城伸彦(沖縄)1―2

 【将棋】永德大吉(福岡)1―2▽三好英敏(佐賀)0―2▽溝田総史(長崎)0―2▽木村拓哉(熊本)0―2▽早咲誠和(大分)0―2▽國廣友基(宮崎)0―2▽草留翔平(鹿児島)1―2▽知花賢(沖縄)2―1

10代の初出場・女性選手が健闘

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(写真)囲碁の埼玉県代表の横山蒼大さん(左)と熊本県代表の宮本将伍さん=9日、党本部

 9日に始まった第59回赤旗全国囲碁・将棋大会は初出場の10代と、女性選手が健闘し、熱戦を繰り広げました。

 囲碁では初戦で、熊本県の宮本将伍さん(17)が埼玉県の横山蒼大さん(15)にわずか半目差で敗戦。「積極的にいこう」と意識し、その後は連勝してリーグ戦を突破しました。「レベルが高く、いつもギリギリでした」

 千葉県の松本実優さん(25)も、1敗後の連勝でリーグ戦を突破。「音楽で気持ちを切り替えられました。将棋と一緒の会場は新鮮で、良い雰囲気ですね」と話しました。

 将棋では広島県の山本和遼さん(16)が2連勝でリーグ戦を突破。地区大会の初戦で強豪を破ってから波に乗りました。「他の大会で負けが続いていたので、うれしい。忙しい中での準備に感謝します」とにっこり笑いました。

 招待選手の竹中歩美さん(23)は惜しくもリーグ戦突破はなりませんでした。「予選を抜けられたらラッキーと思い緊張せず臨みました。結果は連敗でしたが、いろいろ教えてもらい勉強になりました」と話し、審判長の屋敷伸之九段との指導対局にも挑戦しました。

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