やまだです。
「とりあえずビール!」
夏になると、いつにもましてビールが飲みたくなりますね!
キンキンに冷えてやがる!と思わず口をついて出てしまいます。
今年はビアガーデンやオクトーバーフェストなど行けたらいいなと思っています。
今回はそんなお酒の話です。
お酒を飲むと、顔が赤くなる人・ならない人がいますよね。
赤くならない=お酒強い
赤くなる=お酒弱い
こんなイメージがあります。
本当にそうなのでしょうか?
アルコールを飲むことによって、顔が赤くなることを”フラッシング反応”と呼びます。
これはアルコールが分解されると発生する物質「アセトアルデヒト」によってもたらされるようです。
お酒を飲むと、陽気になったり、眠くなったり、頭痛や吐き気を引き起こすのも全てこの物質による作用です。
アセトアルデヒトの分解が遅い人は、顔が赤くなりやすい、つまりお酒が弱いということです。
通常、摂取されたアルコールが肝臓内でアセトアルデヒトに分解され、さらに酢酸に分解されます。
このとき、アセトアルデヒトを分解するのが「アセトアルデヒト脱水素酵素」という酵素です。
この酵素は1型、2型、3型と3兄弟みたいな構成になっており、その中の2型、次男が主にアセトアルデヒトの分解をバリバリやってくれるそうなのですが、お酒に弱い人は、次男の働きが弱いそうです。
長男と三男も分解はするけど、次男の平常な働きよりかは劣るため、顔が赤くなったり、二日酔いになったりするとのことです。
次男がバリバリ働いている人は、肝臓内にアセトアルデヒトが蓄積されることなく酢酸へと分解されるため、フラッシング反応が起きないそうです。
お酒もっと飲みたいから、次男の働きをより活発にできないの?って思いますよね。
残念ながら、3兄弟の働きは、遺伝によって決まっており一生お付き合いしていくものなんだとか!!!
そ、そんなあ〜〜〜〜。
お酒を飲むと赤くなる人は、その人の父もしくは母も赤くなるということです。
例えば、父も母も強い!自分も全然酔わない!人は、100%お酒に酔わない遺伝子が組み込まれているはずです。(活性型)
父は強いけど、母は弱いという人は、顔が赤くなる遺伝子になっているそうです。(ヘテロ欠損型)
父も母もお酒全然だめ、飲めないという人は、ちょっと飲んだだけでも具合悪くなるレベルで弱いそうです。(ホモ欠損型)
心当たりありませんか?
もちろん、お酒が飲めても好きじゃない人もいると思うので、強いからといって飲まないのはおかしいということではありません。
逆も然りで、弱くてもお酒好きな人もいますしね。
そういう遺伝子なんだ〜と思ってもらえたら。
そういえば、前は赤くなったけど、今は赤くならなくなった、という人もいると思います。
そういう人は単純に、身体がアセトアルデヒトに慣れただけで、遺伝子が組み変わったということではありません。
なんせ一生お付き合いしていくものなので。
体質としてはお酒に弱いので、十分注意して飲酒をするようにしましょう。
わたし自身、お酒を飲む機会が増えてきているので、節度を守って飲酒ライフを送っていきます!
参考: