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内外政策評論 TheOpinion on Global & Domestic Issues

このブログは、広い視野から内外諸問題を分析し、提言を試みます。
Policy Essayist

シリーズ過剰反応― SMAPメンバー草なぎ剛の逮捕、勾留

2009-04-24 | Weblog
シリーズ過剰反応― SMAPメンバー草なぎ剛の逮捕、勾留
 4月23日午前2時半過ぎ、人気グループSMAPのメンバー草なぎ剛が東京都内赤坂のコミュニテイ公園内で酔って全裸で大声を出すなどしていたことから、隣接するアパート住人の通報で、警察により「公然わいせつ」容疑で逮捕され、テレビ、新聞等で大きく報道されている。
 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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2009-04-24 | Weblog
シリーズ過剰反応― SMAPメンバー草なぎ剛の逮捕、勾留
 4月23日午前2時半過ぎ、人気グループSMAPのメンバー草なぎ剛が東京都内赤坂のコミュニテイ公園内で酔って全裸で大声を出すなどしていたことから、隣接するアパート住人の通報で、警察により「公然わいせつ」容疑で逮捕され、テレビ、新聞等で大きく報道されている。
 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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 4月23日午前2時半過ぎ、人気グループSMAPのメンバー草なぎ剛が東京都内赤坂のコミュニテイ公園内で酔って全裸で大声を出すなどしていたことから、隣接するアパート住人の通報で、警察により「公然わいせつ」容疑で逮捕され、テレビ、新聞等で大きく報道されている。
 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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 4月23日午前2時半過ぎ、人気グループSMAPのメンバー草なぎ剛が東京都内赤坂のコミュニテイ公園内で酔って全裸で大声を出すなどしていたことから、隣接するアパート住人の通報で、警察により「公然わいせつ」容疑で逮捕され、テレビ、新聞等で大きく報道されている。
 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
 家庭内暴力やストーカー行為、或いはネット暴力などについて警察が介入出来る範囲は広まっているが、「犯罪の取り締まり」という側面が中心になりがちであるので、警察の介入には限界があるようだ。「犯罪」に至らない程度や領域の問題については、適当な行政組織やボランテイア組織の強化・拡充が強く望まれる。
 先の民主党の小沢代表の公設秘書の「逮捕」や「家宅捜査」についても、西松建設側の資金の不適正処理は別として、受領者側については、政治資金規正法に基づく記載と公表は行われていたものであり、きちんと説明を求め、必要があれば是正を求めれば良いのではなかろうか。それが従来の対応であり、現時点では過剰な対応であったと見られても仕方がない側面もある。要するに、現行法ではあのような献金やパーテイ券の販売が可能ということなのである。行政当局による「解釈」、「運用」での過剰執行は法治国家としては好ましくなく、「ザル法」自体の改正を促すことが先決であろう。(09.04.)    (All Right Reserved.)
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 公共の場所で全裸になり、深夜大声を出していたこと自体は、失態であり、弁解の余地が無い。30過ぎである上、人気タレントとしての自覚にも欠ける。
 お酒も可なり入っていたようであるが、深夜、人気の無いコミュニテイ公園内での行為であり、人前で全裸となり誰かにわいせつな行為をするなど、他人に危害を与えるような意図も無く、1人で何らかの憂さを晴らしていたのであろう。結果として、深夜に大声を出して近隣住人に迷惑をかけたことにはなり、謝罪すべきであろう。
他方、人気タレントであろうとストレスが溜まり、発散させたい時もあろう。逆に、10代から超人気グル-プのメンバーであるからこそ、何時も人目に晒され、同人のキャラから「良い子」でいなくてはならないし、競争や人気を常に気にしなくてはならないので、ストレスも多いことであろう。
 だからと言って何でも許されるわけでは決してないが、運転している分けでもないのに酩酊して1人で騒いでいただけであれば、普通であれば懇々と説教して、翌朝には保護者に引き取らせ、本人の反省を促す程度の対応で十分なのであろう。警察もその程度の余裕と心の広さを持って欲しいものである。
ましてや薬物反応でも出ていれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで「家宅捜査」は、家庭という個人にとっては最後の拠り所やプライバシーの侵害であると共に、捜査権の乱用の色彩が強い。「捜査令状」があったはずであるが、何の理由か。裁判所はきちんと精査したのだろうか。こんなことでいちいち「家宅捜査」されていたのでは家庭でもプライバシーは維持出来なくなり、恐怖政治に陥る恐れがある。別の容疑があれば別であるが、酩酊して騒いでいただけで2晩以上の勾留についても過剰対応であろう。同人は既に行った行為以上の社会的罰を受けている。いずれにしても過剰反応、過剰捜査の色彩が強く、今回の事件では、国民生活の上で「捜査」のあり方がより重要な問題になりそうだ。
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