New Arrival !!
当方ストックより希少なジャパニーズ・シングル・モルトをオン・リスト!!
The Fuji Gotemba 18yo 43% Distillery Bottle
2023年、国内大手キリンより、ついに定番のシングル・モルト富士がリリースされました。
現在、最も身近な国産モルト・ウイスキーとして楽しんでいる方も多かろうかと思います。
そもそも、キリンの富士御殿場蒸留所は、サントリーの白州蒸留所と同じ1973年に操業した蒸留所で、キリンビール(日本)、JEシーグラム(米国)、シーバスブラザーズ社(英国)の3社合弁にて、キリン・シーグラム御殿場工場として完成しました。
翌年にはロバート・ブラウンが発売されているが、一般的ウイスキーの知識があればどういった原酒を用いたのか想像に難くないかと思う。
1989年には現在のワールド・ブレンドの先駆けであるテンディスティラリーズ発売。
国内ウイスキー生産者がこっそりやってた他国の原酒のブレンドを堂々と売りにした訳です。
1994年、ようやく御殿場蒸溜所ピュア・モルト・ウイスキーが発売されるが、その頃の自称国産ウイスキーの需要はかなり落ち込んでいたと思います。
その後、一瞬話題になった高級ウイスキーであったエバモアは1999年より2004年までリリース。
そして2002年、合弁解消にてキリンディスティラリー株式会社となり、2004年、ようやく今回ご紹介する「The Fuji Gotemba18年」がリリースされることになります。
当時、シングル・モルトが世界的な伸びを見せていたのは明らかだったのですが、朝ドラ「マッサン」が2014年ということを加味すると、国内においてはまだまだブーム前夜といった感じがお分かり頂けるかと思う。
The Fuji Gotemba 18年 裏ラベルより・・、
The Fuji Gotemba [シングルモルト18年] は、富士御殿場蒸留所で、手間を惜しまずに造り上げられたシングルモルトウイスキーです。「クリーン&エステリー(華やかでフルーティな香りとまろやかな口当たり)」な香味を実現するため、霊峰富士の伏流水、吟味されたピート麦芽、厳選し純粋培養した酵母等を使用して、ハートオブハーツ蒸留法、小樽熟成など独自の方法で丁寧に造りました。
クリーンなテイストを実現しながら、洋ナシやパイナップルを思わせるトップノート、プルーンや干しリンゴを彷彿とさせる甘い香り、クッキーやバタースコッチにも似た芳しい香りが複雑に調和して、奥深い香味のウイスキーに仕上がっています。
Chief blender K. Hayakawa
・・・、との事。
エステル香ってのは加減によってまちまちの印象を与えるので、時間経過やタイミング、無論、飲む人よって良し悪しが分かれる。
ボトリングより20年経過してますが、開くには少し時間が必要で、グラスに注いだ直後は溶剤系のケミカル感を感じます。
割合早くリンゴ系やバニラ、シナモンといった好ましい香りに気付きますが、近年の感覚からすると、持続するような甘さは少なく、若干尻すぼみみたいな印象。スッキリと切れが良いのでクリーンと言えばクリーンなのか?w
ま、若干野暮ったい、漬物の様な・・、乾物食品の様な・・、カナブンの様な・・w、香りも含むが「クリーン&エステリー」に偽り無し。
とりあえず、時間経過で野暮ったさも収まり、更にググっと良くなり解説の様な事も感じますので、「こんなもんか・・」と、さらっと飲んじゃうと本当の良さに気付かないかも知れません。
個人的には繊細過ぎるので、まんまの味わいなら50度位は欲しかったかな・・。
ちなみに定番シングル・モルト富士も入荷しているので比べて見るのも一興かと存じます。
ご興味があれば、ご来店、オーダー、宜しくお願い致します!ではでは!!
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