学力を上げるほうに関心が行くようになると、
難しくても身になる勉強を少しだけ頑張る用意が(わずかに)できます。
たとえば英語の穴埋め問題を
穴埋めした一文を全部書いて答える
→ 間違ってると困るからすぐ採点 ・すぐ正しい文を書き直す
中学入試用の算数の論理問題を
考えて解く(人に聞かれても説明できるようにする。解説の丸暗記は無意味だからしない)
→ できなかったら数日後に再挑戦
→ 解けるまで考えて解く
こういった練習は
できるだけ初等教育の段階でやっておいたほうがいい。
長じて複雑な話に取り組む時に
並行して論理を学習していると
自分を勘定に入れる余裕がなくなり、
身にしみて何か思う余裕がなくなります。
その代わり演習量は少なくていい。
指導の際は確認テストで進捗を測り、
宿題の量は問わないようにしています。
自分で課題を見つけて勉強法を変えてくる生徒については、
・採点の頻度を上げる
・丸写しする量は減らす
・実践に近い問題を増やす
という観点から
付け足し式に改善点を指示しています。