つながる つなげる

✨🌈I can fly with you🌈✨

内容証明13

2024-02-25 22:39:00 | シングルマザー
当時3人の子供たちは7歳、5歳、3歳。
働きながらの子育て真っ只中に、夫は不倫をし、当然離婚でしょ!と思いきや、周囲の反対もあって、再構築を選ばざるを得なくなりました。
(その数年後に離婚したので現在は"元夫"です)

不倫がバレて彼女とも別れたからと家に戻り、何もなかったかのように毎日過ごす元夫。

可愛い盛りの末っ娘は、パパ、パパとお話も上手になって、一所懸命言葉を紡いで…
娘との会話に元夫も「可愛いなぁ」と目を細めている。

「この可愛さを捨てようとしてたのよ」

「うん。。。」

なんなら、自分の娘よりも相手の娘を優先して可愛がってたのよ?

どうしてもペナルティが無いことが許せない私。

私が作ったご飯を当たり前のように食べてる事が腹立たしい。
元夫の洗濯物を干すことすらため息が漏れる。
だから元夫に対していつもイライラするし、結果いつも機嫌の悪い奥さんとして元夫の目にも映る。

そして、次第に、
「いつまで怒ってんの?」と呆れられる。

義父からお前の信心が足らんのや!!と一喝されて以来、元夫は仏壇の前で勤行をする時間が増えた。

私にはなんとも耳障り。

そして、
「毎日◯回唱えているのになぜ響かないのか?」と変わらない私を蔑む。

あの手この手で見当違いの策を講じてくる元夫。
そんな時、元夫がある啓発本を買ってきた。
「これ読んでみたら?」

差し出した本はこちら。


当時書店でベストセラーになっていて、読んだ人の9割が涙したというふれこみでした。

もちろんその話題は私も知っていましたが、当時の私にはとても手にする気に…なるはずないやろ。。。

あらすじはというと、、、(以下出版社の解説から抜粋です。)
息子がいじめにあっていることで悩んでいた主婦・栄子は、夫の知人でコンサルタントの矢口氏に相談したところ、『あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めて生きているからなんです』と告げられた…。

というストーリーから、鏡の法則とは…
・人生は、自分の心を映し出す鏡
・ゆるすことでやすらぎが手に入る
ゆるすための8つのステップ
・あなたの幸せな人生の実現のために

要は、自分に起こる事は自分の心の状態を映す鏡である、と。

この本を、赦しを乞う側の元夫が、私に推薦するって…

お前が言うな!!!でしょ?

人の痛みがわからない人。ついついそれを忘れて本気でイラついてしまうのが私の未熟さ所以です。

許せ許せと言われても、別れたと言って本当に連絡を取り合っていないのか…そんな証拠も無ければ信用もできない。

相手に慰謝料を請求する事は無駄であると、どの弁護士にも諭されました。
弁護士費用を払ってまでの価値は無い、あなたがより傷つくだけだ、と。
お金のない相手からは請求できない、と。

元夫との生活はボランティアだと思おう。
そう決めたけれど、彼女との愛の巣を解約してからというもの、彼女からのアクションはおさまったとは言えず、彼女が納得していないのは携帯の非通知の数から計り知る事ができました。

自分の機嫌は自分で取るしかない、そこへ行き着いた私は…

公衆電話から彼女が働いているであろう英会話スクールに電話をしました。

「子どもの英会話についてご紹介いただいたのですが、◯◯先生はいらっしゃいますか?」

元夫との出会いについて彼女が最初に私に告げた話なので私に嘘はありません。

「今日はまだ出勤してませんので折り返し…」

と言いかけた言葉を遮り、

「あ、いらっしゃらないなら結構です」

彼女の名前を口にすることすら嫌悪感が増して、強めに電話を切ってしまいました。

在籍している事は確認が取れた。

彼女が勤めていた英会話スクールのチラシを度々目にしていた私は、そこに記載されている謳い文句を引用して、

『"様々な事を学び、父兄との関係が広がる喜び"と書いてあるのですが、そこには、不倫も含まれているのでしょうか?』

と言った感じで、英会話スクールのセンター長宛に、一保護者として文書を送りつけました。
今でいうところの、コンプラ違反の外部からの通報、、になるでしょうか。

ただ事実を記載しただけです。
その結果、彼女がどういう処遇になるのかは私の関知する所ではありません。
サレ妻ハイに陥っていた時期ゆえの行動だったと今振り返ると…です。
勿論彼女だけが悪いわけではなく、元夫にも責任はあります。が、そちらは追い追い。

その数日後、自宅の固定電話の留守電に見覚えのある携帯番号が表示されていました。
恐らく、彼女の環境に何かしらの変化があったのでしょう。
携帯は着信拒否していたので、固定電話にかけてきたとみられます。

元夫が彼女と別れる際に、私や子供たちに一切関わるなと忠告したはずなのに。

実家に子供達を預けに行ってから、私は固定電話から着信履歴の番号に発信しました。

「もしもし?」 
聞き覚えのある彼女の声でした。

「……。お電話いただいたようですが?ご用件は何ですか?」
名乗る事はしません。

「電話?何のこと?かけてないけど何?」

「着信履歴からコールバックしています。かけてこられましたよね?番号残ってますよ?迷惑なんですけど。」

「迷惑はこっちよ!!手紙送ったでしょ?私傷ついたの、あんたのせいよ!仕事無くなったのあんたのせいよ!」

「あなたが私を騙しましたよね?夫と付き合っていながら英会話の斡旋の話してただけって嘘言いましたよね?」

「私の夢めちゃくちゃにしやがって!私はねぇ、娘たちアメリカに留学させるの夢なのよ!そのためにお金貯めなきゃなのよ!あんたのせいで…」

知ったこっちゃないわ。
これ以上この声聞きたくない。

「あのっ!! あなたも母親でしょ?娘さん大事でしょ?娘さん傷つけられたら許せないでしょ?夢叶えたかったらもっと娘さんに恥じない生き方した方がいいですよ。金輪際二度と家に電話したり、迷惑行為は辞めてください」

電話の向こうで何か言っていたようですが言い切って電話を切りました。

忘れたくてもこうやって耳に残るやり取りはいつまでも私の中で怒りと悔しさの塊となって、影を潜めることなく疼き続けました。

そんな中で迎えた七五三。
元夫と家族写真なんて撮りたくなかった。
でも子供達の晴れ姿は残したい。
私の顔はなんとも疲れていて笑顔も引きつっている。
これがずっと残るのですから写真を見る度に悔しさが込み上げる。

自宅に電話がかかってきた事で、彼女の悔しさや怒りを知ることになり、私が消化できない様に彼女もまた消化できずに恨み続けるかもしれない。
また電話がかかってくるかもしれない。
子供たちが電話を取ったらどうしよう。
家を知られてるかもしれない。
子供たちに危害を与えられたらどうしよう。

私は子供たちを守るため、そして、私の気持ちにケジメをつけるため、内容証明を送りつける事を決意しました。

続く。。。

見出し画像は今日の夜空。
雨止んだかな?と外を見てみると、やたら空が明るくて。
昨日が満月だったようですが、今宵も輝いていました。


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内容証明12

2024-02-23 12:35:00 | シングルマザー
シリーズ長くなってしまいました…。
最終回まであと少し。もうしばらくご辛抱くださいませ。


こころの風邪ってなんだろう。。。

元夫との同居を再開してからというもの、とにかく感情のコントロールが難しくなっていました。

落ち込んだり、気分が沈んだり…というより、元夫への怒りが収まらない。

私が子ども達に対して八つ当たりする事はないけれど、元夫がいるだけでイライラする。

原因は明らかなのに、除去できない。


これがこころの風邪というものなのだろうか。

仕事に行けば、スパッと切り替えられてとても楽に過ごせていました。
元夫が不在の日は私の気持ちが落ち着いているのか、子どもたちも穏やかで、ストレッサーは明らかなのに除去できない。

この怒りの感情をコントロールできないものか。

アンガーマネジメントなるものも、その後ポピュラーになってきますが、なんせ怒りの対象が常に身近にいて、なんなら毎日顔を合わせなきゃいけなくて、その場からも逃げられない。

となると、私の感情のコントロールを制御するには、私が変わらないといけない。。。


お薬に頼ればなんとかなるかしら?


意を決して心療内科のドアを叩く事にしたのです。

ご近所さんの目も気になるので、隣の校区の通りから一本入ったところにある心療内科に行きました。
洋風の戸建てのような佇まいが、敷居を低く感じさせてくれ、暖かい雰囲気の待合室には、オルゴールミュージックが耳に心地良く、思わず緊張感もほぐれます。

予約必須にて待合室に患者さん同士が鉢合わせになる事もなく、キョロキョロ、ドキドキしながら診察を待ちます。

名前を呼ばれて診察室に入ると、先生の椅子と患者用の椅子とに少し距離があるのが印象的でした。

身体に直接触れる診察ではないのね、と客観視しつつ、一通り問診が終わると、

「怒りが収まらない時に、薬を飲んだらシュンっと鎮静化できるようなお薬をください!」

そう訴えました。

先生が処方してくれるお薬の説明をしてくれ、私は気になっていることを聞いてみました。

「先生、子供の送迎に車は必須なんですが、服用して運転しても大丈夫ですか?」

「運転制限はない軽いお薬ですから大丈夫ですよ。」

男性の先生は優しく微笑むと、次回の予約を確認されて、、、これからも通院する事になるのか…

そして、しばらく服用を続けてみると、、、

効かんやん!!

私のイメージは、キー!!となった時に冷却水のように怒りが収まる、もしくは、キー!!となるレベルが低くなる…そんな事を希望していましたが、飲んでも飲まなくても、あまり変わり映えしませんでした。

そして2回目の受診で、先生にその話をすると、

「あなたはお薬を服用というより、カウンセリングを受けてみたらどうだろう?
うちにはカウンセラーがいるので、帰りに予約取ってごらん」

そう勧められて、カウンセリングの予約をして帰りました。

服用ではなく、カウンセリング??
私のどこでそんな傾向を把握されたのだろう。。。

不思議に感じながら、迎えたカウンセリングの日。

女性の心理カウンセラーの方は、いろんなケースを見聞きしてきましたよという雰囲気を醸し出していて、安心感と共に、心を落ち着かせてくれる感じがしました。

なかなか人に言えない不倫のドロドロ話を一気に吐き出して、ただただ聞いてもらうだけの傾聴がこんなにも楽になるのだろうかと感動したのを覚えています。

スッキリ感と浄化された気分で次のカウンセリングを予約。

仕事と子育てと野球と忙しい合間をぬって、土曜日にカウンセリングを受ける。

数回続いたところで、カウンセラーの方がある提案をされました。

「夫婦問題に限らず、パートナーのどちらかがカウンセリングを受けている場合、それを支えるパートナーの方にもカウンセリングをお勧めしています。
一度ご主人も一緒に来られませんか?」

そんなガラじゃないっすよ。
そう思いましたが、元夫にも協力してもらわなければいけないのも事実。

元夫に相談してみると、意外とあっさり合意しました。

2人同席して一緒にカウンセリングを受けるのかと思っていましたが、それぞれ別々に、、とのこと。

私は雰囲気もわかっていたので、元夫が先に受ける事に。

20〜30分ほどして元夫が戻ってきました。
表情も明るく心なしか機嫌が良い。。。

「俺、こういうの初めてやけど、受けて良かった」

「ふぅん。。。そお。。。」

これまで散々元夫の悪行をカウンセラーの方にぶちまけてきたのに、よく対面できたなぐらいに思っていたら、そういうところに鈍感なタイプだったと思い出し、、、次は私の番です。

いつものようにドアを開け、椅子に座ると、テーブル越しに迎え入れてくれるカウンセラーの方が、にっこり微笑みました。

「ご主人、可愛らしい方じゃないですか〜!!」

いつもよりワントーン高い声で発した第一声。

あかん
騙されとる。。。

あれだけ説明していたのに、たった2、30分で元夫の言う事を信用しているどころか、ファンになっているではないか。

元夫が何を喋ったかは知りませんが、ほどなくして、私がカウンセリングに通う事はなくなりました。

お金を払って見ず知らずの方に話を聞いてもらうだけなら、親友に電話で夜な夜な愚痴を聞いてもらうのと変わらないな、と思ったのと、元夫の本性を見抜けないまま「推し」になってしまったのなら、私にとってアウェイかな、と。

そういう訳で、こころの風邪…だったのかももはやわかりませんが…自分の機嫌は自分で取らないといけないな、という事がわかったカウンセリングの巻でした。

自分の機嫌は自分で。

私の中でどうしても消化できない悔しい思い。

消化させる術を絞り込んでいました。

続く。


昨夜久々に同期会。
お勧めのBarに連れて行ってもらい、ちょっと大人な時間の使い方。
見出し画像は「365」をベースに頂くジントニック。
この「365」の背景もなかなか素敵な物語です。
いつものワイワイガヤガヤ飲み放題!とは違って、しっとり、丁寧に、気品ある空間に身を置く事も時には必要だなと感じさせてくれるひと時でした。

週末はまた寒くなるようですね。
体調管理に気をつけましょう
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内容証明11

2024-02-20 19:55:00 | シングルマザー
夫婦の仲がこじれても、再構築を選んだ時、それはお互いの歩み寄りありきとなります。
そして信頼関係。
相手への思いやり等々。

私たち…どれもないやん。
再構築とか無理でしょ。

不倫からの別居で、同居を再開する条件を出したにも関わらず、一つも守られる事なく、元夫の実家を追い出された元夫。
そんな状況でいきなり再び同居生活が始まると、、、

いよいよストレスが溜まりまくります。

5月の連休は彼女と過ごし、
長男の小学校の運動会にも顔を出さなかった。
なのに沖縄にはのこのこついて来て、
沖縄土産持参で彼女とのアパートに向かう元夫。

家賃を払えなくなり、どうしようもなくなってドロップアウト。

子ども達のお年玉も児童手当も子ども名義で貯めていた貯金を綺麗に使い果たし、、、

信頼を取り戻す為の条件すら守るつもりもない…

それでも夫婦続けなければいけませんか?

なぜにやりたい放題、裏切り放題した2人は何のペナルティもなく、元の生活に戻れるのか。

何もしていない私は、離婚したいという思いすら叶えられず、今日も日が上り、日が沈む、、あと何年、あと何日と心のカレンダーに✖️をつけていく日々。

何のペナルティも無いなんて。

不倫は心の殺人と呼ぶことがあります。

想像力の欠如。

自分が同じ目に遭わないと理解出来ないのでしょう。

だから
同じ目に合わせてやりたい。

でも自分が同じ事をすれば相手を責める事が出来なくなる以前に、人として落ちぶれるだけ。

毎日がしんどくてしんどくて、何とか仕返ししてやりたい、そんな負の気持ちを持ち続ける自分にもほとほと嫌気がさしていました。

こんなはずじゃなかったのに。。。

そんな中でも3人の子供たちの存在と成長が唯一の救いで、ちょうど長男が野球をやりたいと言い出した頃でした。

たまたま近所に少年野球チームの監督さんがいらっしゃって、長男と歳が近い監督のお子さんもメンバーだった事から、一緒に野球やろう!と声をかけてもらっていました。

体験入部を経て、グッズやユニフォームも購入し、さぁ行こう!!と車に乗るまでは順調なのですが、グランドに着くと嫌だ嫌だとテコでも動きません。

やりたいんでしょ?
皆待ってるよ?
ほら!もう始まるよ?

どう促しても一向に車から出ようとしないのです。

まだ小学2年生。早生まれで身体も小さいし、無理させたくは無いし、、、
とりあえず午前中だけお願いします、という"慣らし"野球から始めました。

そんな時に、元夫が帰ってきたのです。
久しぶりに父親らしい事をしたかったのか、長男の野球の日にグランドまで俺が連れて行くと張り切っています。。。

元夫も少年野球経験者で、大人になってからも地元のソフトボールチームに所属していたので、野球はそこそこ出来るレベルだと自負していた元夫は、自分もプレイできそうな格好でいそいそと車に乗り込みます。

グランドに着くと、案の定長男、車の中に籠城。
根気よく話せば自分から車を降りてグランドに行くから…と言おうとした瞬間、

「お前が行きたいって言ったんやろーが!やりたいって言ったんやろーがって!!」

自分の思い描いていた野球少年像と似ても似つかない長男の様子にいきなり激昂し、長男を車から引きずり下ろして

「はよ行けや!」と放り出しました。

「もう!やめてよ!」

皆の前で私と元夫との言い合いです。

奇しくもその日は近くの陸上競技場でリーグ内のチーム対抗運動会が開催される日でした。
グランドに一旦集まって皆で便乗して行くため、長男待ちの状態にて、遠くから皆の視線を感じます。

皆に迷惑をかける我が息子が腹立たしく映るのか、モラ夫はどんどんヒートアップしていき、結局皆には先に行ってもらい、私たちは後から追いかける形で会場へ向かいました。

やっと自分から行けるようになったのに。
今まで帰ってこなかったくせに掻き乱さないでよ!

車の中でも言い合いが絶えないまま会場に着くと、ドアを開けた瞬間、長男が一目散に逃げ出したのです。

「えっ!!待って!待ちなさいー!!」

と、叫んではみたものの、下の2人をおいて追いかける事もできず、元夫にはまかせられず…

とりあえずチームのテントに向かい、事情を説明して、、
「すみません、長男逃げ出して行方不明なので探してきます。下2人見てもらえますか?」とチームの保護者の方に託して元夫と手分けして探します。

陸上競技場の近くには大きな川が流れていて、その支流があちこちに。。。

土地勘のない場所で2年生の男の子が1人で彷徨っている。。。
要らぬ不安がよぎります。
元夫への恨みも募ります。
だから帰って来ないでって言ったのに。。。

手の空いている保護者の方も動員し、ちょっとした騒動になりつつありました。

そこへ、遠くに6年生におんぶされて歩いてきている長男をとらえました。

「もう!! どこ行ってたのよ!」

急いで駆け寄ると、
「サッカー場の方を歩いてたら同じユニフォームの子が泣いて歩いてたから一緒に帰ってきました」
とても芯のあるしっかりした6年生のお兄ちゃんは、怒らないであげてくださいと言わんばかりに説明してくれました。

「怪我したの?」
長男の顔を覗き込む私。

「怪我は無さそうです」

「もう!自分で歩きなさいよ。
お兄ちゃん、見つけてくれてありがとう!」

何度もお礼を言って、長男を抱きしめて、ごめんねごめんねと謝る私。

きっとお父さんとお母さんの不仲をダイレクトに受け止めなきゃいけなくて、逃げ出したくなったんだろうな、と。

ちゃんと子どもの目にも仲良い夫婦にならなきゃな、と反省し、その日は家族でチームの応援をして楽しみました。

その日以来、長男の車内籠城もなくなり、元夫は野球がそこそこできる保護者としてチームのコーチに駆り出されるようになりました。

私としては、土日に家にいられるのもストレス。でもどこに行ってるのか?と詮索するのもストレス。ならばグランドで汗を流してもらっている方がまだマシ。

そんな風に少しずつ時間は過ぎていきました。

しかし、私の心は晴れないまま。 
どうやら心のカゼをひいてしまったようです。

続く。。。


当時はうつ病というイメージから与える印象を考慮して、ようやく"〇〇メンタルクリニッ"や、"◯◯心療内科"という医院が増えてきて、誰でも風邪をひくように、心のカゼも誰にでも起こりうる事ですよ、そんなフレーズをよく耳にするようになっていました。

見出し画像はスタバの桜シリーズ。
もう春ですね


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続:武勇伝

2024-02-19 12:30:00 | 日記
先週は福岡の実家へ帰省していました。
先日の母の武勇伝を詳しく聞こうと、実家に着くや否や、どういう状況だったの?と興味津々に尋ねると、、、

「それがさぁ〜!!」

聞くところによると、武勇伝が更に増えていました。

実家の地域にはいろんな活動グループが存在していて、軽い体操やヨガをして健康を維持しましょうという「いきいきサロン」や、

一人暮らしの方を定期的に訪問して、困り事は無いですか?等世間話をしながらコミュニケーションで健康維持をサポートする「見守り隊」等。

その中でも、母は見守り隊のメンバーの1人です。

"いきいき"のサークルメンバーと、見守り隊からケアを受ける方は、被っている事が多く、情報共有の側面からも、よく連携を取っているそうで…

今週の"いきいき"にぜひ顔出してください!"いきいき"のメンバーの方から誘われた母は、少しだけ立ち寄ることにしました。

会場に入ると、先日の武勇伝 で立ち会ったAさんが、母の前に現れて、先日はどうも、、と深々と頭を下げられたとのこと。

「あらぁ!すっかりお元気になられたようで!!。良かったですね〜」

Aさんが"いきいき"に参加出来るようになった事を確認できて母も安堵した様子です。

体操が始まると、皆さんハツラツと動かれていて、体力的にしんどい方も椅子に座りながら楽しく参加されています。
母もゲストの身ではありながら、その輪に混じって身体を動かしていると…

「どうしたんですか!!」
母が大きな声をあげました。

その先にはAさんが椅子の上でぐったりもたれかかっているではありませんか!!

すぐに駆け寄ると、意識朦朧とされていて返事もありません。

恐らく会場の空気が一気に熱気をおびて、窓も閉め切っていたので気分を悪くされたのではないかと思った母は、

「窓を開けてください!」と叫びます。

ただ、今回と前回と大きく違うところが一つ。
"いきいきサロン"には看護師さんが専属で就くことになっていたので、

「ストレッチャー持ってきてください!!」
看護師さんの的確な指示のもと、看護師さんと母がAさんをストレッチャーに乗せ、救急車の到着を待っています。

母いわく、

「男の人も何人も参加してたのよ?でもこう言う時はやはり女の方がどっしり構えてるのよねー」

無事に救急隊員に引き渡し、また大役をこなした母。

聞くところによると、そのAさん、脳梗塞の罹患歴があり、杖をついての日々ゆえに、毎回椅子に座って参加されていたそうで、流石に2回も続けて救急車搬送案件になってしまったので、Aさんに限っては、参加される場合は「ご家族の方の付き添いをお願いします」の条件付きになったのだとか。

このAさん、普段は弟さんと2人暮らし。弟さんも高齢です。これも老々介護ですかね。

余談ですが、夕方の保育園勤務の出勤時に、毎回同じ場所で同じ光景に出会します。
腰の曲がった杖をついた小柄なおばあちゃんが、少し広い駐車場の前で送迎バスを待っているのです。

おおよそ毎回時間通りに来る送迎バスからは、大柄な男の人が降りてきます。
恐らく職業訓練センターのバスと思われ、おばあちゃんの息子さんかな?と思しき大柄の男性は、バスから降りるとおばあちゃんには見向きもせずスタスタと1人自宅の方へ歩き出し、バスが再び出発すると、残されたおばあちゃんは、バスに一礼をし、杖をつきながらゆっくりとしたおぼつかない足取りで姿が見えなくなった男性の後を追うように帰っていきます。

身体は不自由なさそうだけど、送迎が必須な方に対し、歩くのもやっとな方が保護者として付き添わなければならない現実。
これも8050問題を垣間見る光景です。

介護の分野も、保育の分野も、人手があるに越した事はないのですが、いかんせん、労働に対する対価が見合ってないと常々感じてしまいます。

この事はまた別の機会に書くとして、今回は、またまた、たまたま、居合わせただけの母が、またまた同じAさんの人命救助に立ち会う事になりました、という武勇伝後書きの話でした。

「お母さんすっかりレジェンドばい」とは自慢気な父の弁。

写真は久々の実家の朝食。
両親の間では食べた果物の数でたまに揉めたり、ジャンケンで勝ち取ったりと賑やかな食卓のようです。



そして見出し画像は今回帰省した際に美味しいお刺身が食べたくて、糸島までひとっ走り。
ファーマーズマーケット「志摩の四季」内で食す海鮮丼。

安くて新鮮で、福岡のお刺身はやはり絶品です。
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内容証明10

2024-02-10 11:07:00 | シングルマザー
夫婦喧嘩の時に、ヒートアップしてそこらじゅうの物を投げつけたり、食器を割ったりという光景や描写がありますが、実際そんな事する?と思ってました。

が、、、

"夫婦喧嘩ハイ"の領域に入ると、クッション投げつけたり、洗濯物投げつけたりは"あり"です。全然ありです。
まぁ、仮に相手に当たったとしても痛くはないですからね。

まだ別居する前、洗い物をしているところに元夫が帰宅しました。早速口論となり、どんどん怒りを抑えられなくなり、とうとう手元のお皿を床にバーン!と投げつけてしまいました。

もうどうにでもなれ、、そんなヤケクソな思いからくる衝動です。

一度その一線を越えると、

あ、割っちゃった。以外と簡単にできちゃった、という妙な爽快感が生まれ、それから何度か怒りに任せてお皿を割った事があります。

blogでは昔を振り返っての記載なので、私の言動はおとなしめ⁈の描写で、随分落ち着いてるように感じるかもしれませんが、私もそんなできた人間ではございません。

汚い言葉には汚い言葉で。
ドスの効いた乱暴な態度には同じような態度で応戦します

私、、こんな性格じゃなかったのにな。。。
割れたお皿を片付けながらなんとも情け無く、涙は出るし、思い通りにならないしで、物に当たってもいい事なんかひとつもありません。
何が悲しいって、やはりその"後片付け"ですよね。虚しさしかないやつ。

私がお皿を割ったのを見て、俺もやっていいと思ったのか、元夫もいい加減にしろ!!とお皿をバーン!!

「ちょっとー!何やってるのよ!バカじゃない⁈」

「お前もやったくせに何がバカや!!」

「あんたの割ったお皿いくらかわかってんの??私が割ったのは百均のお皿よ!」

そうです。
私は興奮してお皿を割った時でも、咄嗟に百均のお皿を手に取っていました。

しかし、、元夫が割ったお皿は小皿なのに1枚1500円の私のお気に入り。そして5枚セット物。

あ、そっか。5枚セット物も今後は4枚有れば良いのか、、なんて。

結局片付けが面倒で、それから物に当たることは無くなりました

元夫がアパートを解約した事で、彼女の逆鱗に触れ、元夫の携帯は私が没収、連絡もつかないとなれば、、、

私に矛先が向かいます。
度々携帯コールされるようになり、
どんな酷い目にあったかを私に訴えてきます。

知らんがな。

あまりにもしつこいので着信拒否にして、非通知も出ないようにしていました。
こんな事で私が携帯番号を変えなきゃいけないとかそれこそなんでやねん。

さて、元夫が義実家に居候となり、家に帰ってくる事もないという安心感から、随分と心が落ち着いてきました。

元夫の不倫が発覚して以来、メンタル面では、精神不安というより、この怒りを鎮める方法はないものか、特に女性特有のPMSの症状が以前にも増して酷くなっていました。


婦人科検診に行った際に、PMSについて相談し、漢方や安定剤を処方してもらったりもしましたが、なんせ原因が明らかなので、元夫と会わない事が1番の安定剤として効果をもたらしたことは言うまでもありません。


なのに、なのに、なのにぃーーー


元夫、1ヶ月足らずで帰ってきたのです。


え?私が出した条件は?
1個もクリアできてませんけど?

聞けば突然息子との同居が始まり、生活リズムが乱されて、義両親のストレスがたまり、出て行けと言われた、と。

「条件クリアした上で同居するか考えるって言ったよね?」

「じゃぁ俺はどこへ行けばいいんや!」

それこそ、知らんがな。


子ども達は久々にお父さん帰ってきた!とテンション高めで歓迎しています。

この、私さえ我慢すればの状況が、この先私を苦しめていきます。

致し方なく、元夫との再構築をスタートさせなければならなくなったものの、ずっと見張っておくことはできません。

というか、もう、興味がないのです。

振り向いて欲しいとか、愛されたいとか、
人としての部分で何か一つでも魅力があれば、少しは気持ちも持続出来たかもしれませんが、きっとこの先も同じ事の繰り返しになることは、容易に想像ができ、
人生のパートナーとして、もう元夫には何も求めていませんでした。

子供が小さいからという理由で離婚を認めてもらえなかった衝撃。
という事は、子供がある程度大きくなれば離婚できるのか?

それならば、それまでボランティアだと思おう。
形だけ装って、体裁だけ整えて、側から見たら夫婦であり家族だとしても、元夫への対応はボランティア。

末っ子がせめて高校卒業するまで、、、
あと15年ほど…
15年我慢すれば…

続く。。。


実際15年もかけずに離婚したので、人生とは本当にわからないものです。
その時の話も途中までしかアップできていないので、またこのシリーズが終わったら、ちょっとずつ更新していこうと思います。



この連休は、福岡へ帰省します。
お正月は弾丸過ぎて両親ともゆっくり話せなかったのもあり、のんびり過ごそうと思ってましたが、福岡の同僚と会ったり、ママ友と会ったり、また予定を詰め込んでしまいました

ひとまず母の武勇伝を讃えてこようと思います

見出し画像は今朝の新大阪。
春節インバウンドの方も多く見受けられました。
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